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ツール・ド・フランス2017 第7ステージキッテルが1週目でツール3勝の快挙 僅差のスプリント争いを制す

by 平井久美子 / Kumiko HIRAI
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 7月7日、ツール・ド・フランス第7ステージがトワロからニュイ=サン=ジョルジュの213.5kmで争われ、マルセル・キッテル(ドイツ、クイックステップフロアーズ)が、ゴールスプリント争いを制して勝利を掴んだ。キッテルは、第1週目で今大会3勝目を挙げる快挙を成し遂げた。総合トップ10に変動はなく、マイヨジョーヌはクリストファー・フルーム(イギリス、チーム スカイ)がキープ。新城幸也(バーレーン・メリダ)はトップとタイム差なしの42位でゴールしている。

昨日に続きゴールスプリント争いを制したキッテル Photo : Yuzuru SUNADA

前日同様、早々に逃げが決定

 第7ステージは、昨日に続く平坦基調。中盤はアップダウンがあり、4級山岳も登場するが、終盤は再び平坦になる。明日からは山岳2連戦。スプリンターにとっては、第1週最後のチャンスとなるステージと言える。

 レース序盤、いち早くにアタックを仕掛けたのは、マキシム・ブエ(フランス、フォルトゥネオ・ヴィタルコンセプト)。そこに、マヌエーレ・モーリ(イタリア、UAE・チームエミレーツ)、ヨアン・ジェーヌ(フランス、ディレクトエネルジー)、ディラン・ファンバーレ(オランダ、キャノンデール・ドラパック)が反応する。メイン集団はこの4人を容認、早々に逃げが決まった。

早い段階で決まった逃げ集団 Photo : Yuzuru SUNADA

 チーム スカイやアスタナ プロチームらがリードするメイン集団は、ゆったり走行。第6ステージと同じような展開になった。一定のタイム差を保ったままレースは進むが、平坦区間に入る残り50km地点、メイン集団では、トレック・セガフレード、クイックステップフロアーズ、BMCレーシングチーム、ロット・ソウダル、ボーラ・ハンスグローエといった有力チームが、早くもゴールに向けた位置取り争いを始めていた。

僅かの差でキッテルが勝利

 残り10kmを切る頃、メイン集団との差は30秒を切り吸収は時間の問題に。7km地点では、直前に脱落したジェーヌを除くブエ、モーリ、ファンバーレの3人が敢闘賞を狙いそれぞれアタック、最後には、一緒に逃げた仲間を称え合う姿も見られた。

 その後、メイン集団が予定通りと言わんばかりに、先頭3人を吸収。ゴールに向けた位置取り争いは激化する。残り約5kmを切ると、カチューシャ・アルペシン、ディレクトエネルジー、オリカ・スコットが、2km前後では、カチューシャ・アルペシンやエフデジ、チーム サンウェブ、ディメンションデータも上がってくる。そして、1kmを切ったところで、これまで先頭から少し後ろにいたクイックステップフロアーズが待ってましたと言わんばかりに、一気に先頭に躍り出る。

横一列のスプリント争い Photo : Yuzuru SUNADA

 ゴールまで数百メートル、チームメイトのアシストを受けたキッテルは、エドヴァルド・ボアッソンハーゲン(ノルウェー、ディメンションデータ)の後ろに。アレクサンドル・クリストフ(ノルウェー、カチューシャ・アルペシン)、マイケル・マシューズ(オーストラリア、チーム サンウェブ)は、その左に位置し、それぞれスプリントをスタートする。誰が勝ってもおかしくない横一線のスプリント勝負を制したのは、キッテル。ボアッソンハーゲンを差しきって勝利を手にした。キッテルは、今大会早くも3勝を挙げる快挙を成し遂げた。

 翌日からはいよいよ山岳2連戦。マイヨジョーヌ争いが激化することが予想される。

今大会3勝目の快挙 喜びを噛み締める Photo : Yuzuru SUNADA

第7ステージ結果
1 マルセル・キッテル(ドイツ、クイックステップフロアーズ) 5時間3分18秒
2 エドヴァルド・ボアッソンハーゲン(ノルウェー、ディメンションデータ) +0秒
3 マイケル・マシューズ(オーストラリア、チーム サンウェブ) +0秒
4 アレクサンドル・クリストフ(ノルウェー、カチューシャ・アルペシン) +0秒
5 ジョン・デゲンコルブ(ドイツ、トレック・セガフレード) +0秒
6 ディラン・フルーネウェーヘン(オランダ、ロットNL・ユンボ) +0秒
7 リュディガー・ゼーリッヒ(ドイツ、ボーラ・ハンスグローエ) +0秒
8 ナセル・ブアニ(フランス、コフィディス) +0秒
9 アンドレ・グライペル(ドイツ、ロット・ソウダル) +0秒
10 ダニエル・マクレー(イギリス、フォルトゥネオ・ヴィタルコンセプト) +0秒
42 新城幸也(日本、バーレーン・メリダ) +0秒

個人総合(マイヨジョーヌ)
1 クリストファー・フルーム(イギリス、チーム スカイ) 28時間47分51秒
2 ゲラント・トーマス(イギリス、チーム スカイ) +12秒
3 ファビオ・アル(イタリア、アスタナ プロチーム) +14秒
4 ダニエル・マーティン(アイルランド、クイックステップフロアーズ) +25秒
5 リッチー・ポート(オーストラリア、BMCレーシングチーム) +39秒
6 サイモン・イェーツ(イギリス、オリカ・スコット) +43秒
7 ロマン・バルデ(フランス、アージェーデュゼール ラモンディアール) +47秒
8 アルベルト・コンタドール(スペイン、トレック・セガフレード) +52秒
9 ナイロ・キンタナ(コロンビア、モビスター チーム) +54秒
10 ラファル・マイカ(ポーランド、ボーラ・ハンスグローエ) +1分1秒
97 新城幸也(日本、バーレーン・メリダ) +14分56秒

ポイント賞(マイヨヴェール)
1 マルセル・キッテル(ドイツ、クイックステップフロアーズ) 197 pts
2 アルノー・デマール(フランス、エフデジ) 182 pts
3 マイケル・マシューズ(オーストラリア、チーム サンウェブ) 123 pts

山岳賞(マイヨアポワ)
1 ファビオ・アル(イタリア、アスタナ プロチーム) 10 pts
2 ダニエル・マーティン(アイルランド、クイックステップフロアーズ) 8 pts
3 クリストファー・フルーム(イギリス、チーム スカイ) 6 pts

新人賞(マイヨブラン)
1 サイモン・イェーツ(イギリス、オリカ・スコット) 28時間48分34秒
2 ピエール・ラトゥール(フランス、アージェーデュゼール ラモンディアール) +24秒
3 ルイス・マインティーズ(南アフリカ、UAE・チームエミレーツ) +41秒

チーム総合
1 チーム スカイ 86時間24分35秒
2 BMCレーシングチーム +1分59秒
3 アージェーデュゼール ラモンディアール +3分21秒

敢闘賞
ディラン・ファンバーレ(オランダ、キャノンデール・ドラパック)

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