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つれてってイタリア~ノ<伊豆大島御神火ライド・グルメ編>サイクリングのお供に! イタリア人も感動のリゾット風たい焼きなど伊豆大島グルメを紹介

by マルコ・ファヴァロ / Marco FAVARO
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 前回は“サイクリングアイランド”伊豆大島の、魅力たっぷりのサイクリングコースを紹介しましたが、今回は伊豆大島のグルメを紹介したいと思います。海に囲まれたこの島では、いうまでもなく新鮮な魚介類も豊富ですが、その他のグルメもたくさんあります。9月10日に開かれるサイクリングイベント「伊豆大島御神火ライド2017」で訪れる際には、ぜひ地元グルメを堪能してください。

<コース編>走りやすくて景色の変化も楽しめる伊豆大島

大きなチーズの羽がついた「島京梵天」の玄米リゾットたい焼き。イタリア人のマルコ・ファヴァロさんも感動のお味 Photo: Naoi HIRASAWA

地元の方との会話も旅の楽しさ

伊豆大島の名物の「べっこう」。丼や寿司で食べられる Photo: Naoi HIRASAWA

 海に囲まれたこの島ですが、いうまでもなく魚介類が魅力。刺身を唐辛子醤油につけた「べっこう」は代表的な郷土料理です。伊豆大島はサイクリングが人気になる以前から、フィッシングスポットとしてとても有名でした。元町港に着くと、歩いて3分以内に釣り一式を借りることのできる店がたくさんありますし、地元のスーパーへ行くと、朝に釣り上げたばかりの新鮮な魚介類が店頭に並んでいます。

 個人的に伊豆大島のもう一つの魅力は、コンビニがないことです。日本のコンビニは便利で、売られている弁当や食品の質が高く嬉しい限りですが、伊豆大島ではコンビニではないお店や飲食店に寄らないと、食事ができません。ここに、旅のもう一つの喜びがあります。地元の方との何気ない会話です。普段、私たちは旅行をしても、なかなか地元の方と接する機会が少ないかもしれませんが、こうやって会話するのは実に楽しいことで、旅が倍以上楽しくなります。コンビニがないことが、意外な形でプラスになっています。

 そんな伊豆大島ですが、紹介したい場所が多すぎて、困っています。今回、伊豆大島から3つの地域をピックアップして、マルコのおすすめスポットを紹介します。このリストに入っていない場所は本当にごめんなさい。

元町港編

 元町は伊豆大島の一番大きな集落であり、多くの飲食店、定食屋さんや食料品店が集まっています。どこで食べてもおいしいのですが、ここであえて2つの店舗を紹介します。

■トリトン

 元町港から歩いて2分のところに豆腐屋さんのような佇まいのお店があります。ですが中に入るとアイスクリーム屋さんで、30種類ほどのイタリアンジェラートが楽しめます。サイクリング後の最高のご褒美です。

色々な種類を楽しめる「トリトン」のジェラート Photo: Naoi HIRASAWA

 伊豆大島の牛乳をベースに作られた定番のイチゴ、バニラ、チョコレートのほか、地元の野菜やフルーツを使った味もラインアップ。明日葉、海苔、あずきなどがあり、店主と話しながら好きな味が楽しめます。地元でも人気の店です。

ジェラートは大島牛乳を使用。明日葉など地元の食材も取り入れている (伊豆大島ナビ提供)
ジェラートは約30種類 Photo: Naoi HIRASAWA

■べにや

コンビニがなくてもスーパーの惣菜が便利 Photo: Naoi HIRASAWA

 地元の食生活がわかるスーパーです。19時に閉店する点で島の生活がいかにも健全であることがわかります(笑)!鮮魚コーナーでは、近海で採れた魚などが買えるほか、総菜も豊富。汗をかいた後、ジャージ姿で飲食店に入ることがためらわれる人は、ぜひお惣菜コーナーで地元の野菜やコロッケ、大きなハンバーガーを買ってください。魚介類が豊富な反動か、肉料理も意外においしいです。

元町のスーパー「べにや」 Photo: Naoi HIRASAWA
大島産の「床ブシ」 Photo: Naoi HIRASAWA

波浮港編

 波浮(はぶ)港は島の東南端にあり、寂れているようにも見えますが、周辺には多くの人が住んでいるので、舌を唸らせる店も多数あります。雰囲気が神奈川・江の島の裏側のように静かでかなり好きです。

■鵜飼商店

 波浮港の奥にあるお店でなかなか見つかりません。コロッケが定番で、注文後に揚げてくれます。価格も安く、揚げたてはサクサクしています。店内で食べられませんので海を見ながら食べるのも楽しいひと時です。自転車でないと、アクセスが不便ですので、自転車で来てよかったと思わせる店です。ライダーは揚げ物を敬遠しがちですが、油は貴重なエネルギー源ですので、適度の量を採ってほしいものです。

アツアツのコロッケは絶品 Photo: Naoi HIRASAWA
波浮港の「鵜飼商店」 Photo: Naoi HIRASAWA
鵜飼商店では、注文してから揚げてもらえる Photo: Naoi HIRASAWA

■島京梵天(とうきょうぼんてん)

生地に名産の明日葉を練りこんだ、冷たいたい焼き。 Photo: Naoi HIRASAWA

 感動をするお店といっても過言ではありません。波浮港の上にそびえる丘に古い街並みの集落があり、その一角には昭和の心地いい雰囲気を漂わせるたい焼き屋さんがあります。オーナーが島に魅了され、外から移り住んだ若い夫婦です。古民家を自らリフォームし、店舗になりました。雰囲気もいいですが、その味に驚きました。定番の甘いたい焼きのほか、珍しい玄米リゾット味もあります。イタリア人の血が騒ぎ、これに挑戦したところ、見事なものでした。地元に愛されている店だけあって、伊豆大島の話がたくさん聞けます。1時間いても足りないぐらいです。

古民家を改装した「島京梵天」 Photo: Naoi HIRASAWA
「島京梵天」の(左から)河村智之さん、まゆみさん夫妻からオススメを聞くマルコさん Photo: Naoi HIRASAWA

空港編

 島の北西に位置する空港の近くに、いくつかの飲食店があります。景色が美しい海沿いの道「サンセットパームライン」が近くにありますので、何気なく栄えています。

■ぶらっとハウス

ぶらっとハウスには新鮮な野菜や果物などが並ぶ (伊豆大島ナビ提供)

 農産物直売所であり、道の駅のような存在です。島を一周する時に、ぜひ寄ってほしい定番の場所です。近年、伊豆大島でパッションフルーツを作るようになり、袋詰めで買えるようになりました。そしてここでも、地元の牛乳を使ったアイスクリームを楽しめます。暑い日に海を見ながら食べるアイスは心が和みます。

農産物直売所の「ぶらっとハウス」 (伊豆大島ナビ提供)
ぶらっとハウスのアイスクリーム (伊豆大島ナビ提供)

■樹璃庵(じゅりあん)

ボリューム満点な「樹璃庵」の蕎麦とかき揚げ ©rinproject

 お腹いっぱい食べたいときに、これ!丸太小屋のような温かい雰囲気の蕎麦屋さんですが、お蕎麦と一緒に食べてほしいのが、巨大なかき揚げです。お手頃でボリューム満点!!伊豆大島を離れる前にお腹をいっぱいにして船に乗ると、心地いい眠気に襲われます。

◇         ◇

 さて、伊豆大島はまだまだ発見すべき場所がたくさんあります。ゆっくり走って、ゆっくり食べて島の雰囲気を楽しむのもいいです。もちろん、「伊豆大島御神火ライド2017」のお申し込みを忘れないでほしいです。紹介したなかから、エイドステーションで登場するグルメがあるかもしれません。

マルコ・ファヴァロMarco FAVARO(マルコ・ファヴァロ)

東京都在住のサイクリスト。イタリア外務省のサポートの下、イタリアの言語や文化を世界に普及するダンテ・アリギエーリ協会や一般社団法人国際自転車交流協会の理事を務め、サイクルウエアブランド「カペルミュール」のモデルや、欧州プロチームの来日時は通訳も行う。日本国内でのサイクリングイベントも企画している。ウェブサイト「チクリスタインジャッポーネ

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グルメ サイクリング 伊豆大島御神火ライド

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