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ツール・ド・フランス2017 第6ステージキッテルが伸びのあるスプリントで今大会2勝目 総合上位は変動なし

by 平井久美子 / Kumiko HIRAI
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 ツール・ド・フランス第6ステージが7月6日、ヴズールからトロワまでの216kmで争われ、マルセル・キッテル(ドイツ、クイックステップフロアーズ)が集団スプリント争いを制し今大会2勝目を挙げた。総合上位に変動はなく、マイヨジョーヌはクリストファー・フルーム(イギリス、チーム スカイ)がキープ。新城幸也(バーレーン・メリダ)は131位でゴールしている。

スプリント争いを制したキッテル Photo : Yuzuru SUNADA

スプリンターにチャンス 単調な平坦ステージ

 第6ステージは、前日の厳しい山岳コースから打って変わって、平坦基調のコース。カテゴリー山岳は4級2つのみで、ゴールスプリント争いが予想された。また、スプリンターを擁するチームのアシストや位置取りにも注目が集まった。

 レース序盤に抜け出したのは、ヴェガールステイク・ラエンゲン(ノルウェー、UAE・チームエミレーツ)、ペリグ・ケムヌール(フランス、ディレクトエネルジー)、フレデリック・バカールト(ベルギー、ワンティ・グループゴベール)の3人。メイン集団はこの逃げを容認し、早々に逃げが決まる。フルーム擁するチーム スカイの位置は、メイン集団の先頭付近。チーム全員で安全に走っていた。

マイヨジョーヌをキープしたクリストファー・フルーム Photo: Yuzuru SUNADA

 大きな動きがないまま進むレース。途中、集団からローラン・ピション(フランス、フォルトゥネオ・ヴィタルコンセプト)が抜け出し逃げ集団に追いつこうと試みるも、捉えることはできなかった。メイン集団は、エフデジ、クイックステップフロアーズ、カチューシャ・アルペシン、ロット・ソウダルがリードし、大きな動きが出ることはなく、静かな時間帯が続いた。

 残り約17km地点、逃げ集団とメイン集団のタイム差が1分を切る。先頭3人が吸収されるのは時間の問題となった。ここまでロットNL・ユンボ、カチューシャ・アルペシン、エフデジといったチームがリードしてきたメイン集団だったが、残り約5km、広くなった道幅を利用して、クイックステップフロアーズが出てくる。その後、残り3kmを切ったところでとうとう逃げ集団を吸収、各チームゴールに向けた位置取り争いが激化した。

キッテルが後方からスプリント

 ゴールまで約1km、前方にはナセル・ブアニ(フランス、コフィディス)、アレクサンドル・クリストフ(ノルウェー、カチューシャ・アルペシン)、アンドレ・グライペル(ドイツ、ロット・ソウダル)、キッテルといった強力スプリンターがひしめき合う。

仲間と勝利を喜ぶキッテル Photo: Yuzuru SUNADA

 そして、ゴールまであとわずかというところ、チームメイトのアシストを受けたアルノー・デマール(フランス、エフデジ)やグライペルらがスプリントを開始した。その中で勝利を掴んだのは、キッテル。約400m地点では7番手あたりにいたが、伸びのあるスプリントで見事に他の選手をかわした。キッテルは第2ステージ以来の今大会2勝目で、ゴール後には仲間と勝利を喜びあった。

キッテルは嬉しい今大会2勝目 Photo : Yuzuru SUNADA

第6ステージ結果
1 マルセル・キッテル(ドイツ、クイックステップフロアーズ) 5時間5分34秒
2 アルノー・デマール(フランス、エフデジ) +0秒
3 アンドレ・グライペル(ドイツ、ロット・ソウダル) +0秒
4 アレクサンドル・クリストフ(ノルウェー、カチューシャ・アルペシン) +0秒
5 ナセル・ブアニ(フランス、コフィディス) +0秒
6 ディラン・フルーネウェーヘン(オランダ、ロットNL・ユンボ) +0秒
7 マイケル・マシューズ(オーストラリア、チーム サンウェブ) +0秒
8 ダニエル・マクレー(イギリス、フォルトゥネオ・ヴィタルコンセプト) +0秒
9 リュディガー・ゼーリッヒ(ドイツ、ボーラ・ハンスグローエ) +0秒
10 ジョン・デゲンコルブ(ドイツ、トレック・セガフレード) +0秒
131 新城幸也(日本、バーレーン・メリダ) +52秒

個人総合(マイヨジョーヌ)
1 クリストファー・フルーム(イギリス、チーム スカイ) 23時間44分33秒
2 ゲラント・トーマス(イギリス、チーム スカイ) +12秒
3 ファビオ・アル(イタリア、アスタナ プロチーム) +14秒
4 ダニエル・マーティン(アイルランド、クイックステップフロアーズ) +25秒
5 リッチー・ポート(オーストラリア、BMCレーシングチーム) +39秒
6 サイモン・イェーツ(イギリス、オリカ・スコット) +43秒
7 ロマン・バルデ(フランス、アージェーデュゼール ラモンディアール) +47秒
8 アルベルト・コンタドール(スペイン、トレック・セガフレード) +52秒
9 ナイロ・キンタナ(コロンビア、モビスター チーム) +54秒
10 ラファル・マイカ(ポーランド、ボーラ・ハンスグローエ) +1分1秒
105 新城幸也(日本、バーレーン・メリダ) +14分56秒

ポイント賞(マイヨヴェール)
1 アルノー・デマール(フランス、エフデジ) 170 pts
2 マルセル・キッテル(ドイツ、クイックステップフロアーズ) 143 pts
3 マイケル・マシューズ(オーストラリア、チーム サンウェブ) 96 pts

山岳賞(マイヨアポワ)
1 ファビオ・アル(イタリア、アスタナ プロチーム) 10 pts
2 ダニエル・マーティン(アイルランド、クイックステップフロアーズ) 8 pts
3 クリストファー・フルーム(イギリス、チーム スカイ) 6 pts

新人賞(マイヨブラン)
1 サイモン・イェーツ(イギリス、オリカ・スコット) 23時間45分16秒
2 ピエール・ラトゥール(フランス、アージェーデュゼール ラモンディアール) +24秒
3 ルイス・マインティーズ(南アフリカ、UAE・チームエミレーツ) +41秒

チーム総合
1 チーム スカイ 71時間14分41秒
2 BMCレーシングチーム +1分59秒
3 アージェーデュゼール ラモンディアール +3分21秒

敢闘賞
ヴェガールステイク・ラエンゲン(ノルウェー、UAE・チームエミレーツ)

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