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バイクインプレッション2017「ORBEA AVANT HYDRO H50」 新型シマノ・ソラを装備したアルミフレームの入門機

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 スペインの総合バイクブランド、「ORBEA」(オルベア)は1840年に創業。スペイン・バスク地方で武器や鋼管の製造からスタートし、1920年からは自転車の製造にも着手。現在では子ども用のバイクから、プロレーサーが駆けるハイエンドモデルまで多彩に揃う。今回試乗したのは、エントリーグレードのアルミバイク、「アヴァン ハイドロ H50」だ。このソラ完成車のほか、コンポーネントの異なるパッケージが4つある。アヴァンハイドロ完成車は、オルカOMP完成車、オルカOME完成車と共に3000台限定の特典として、購入者にルディプロジェクトのヘルメット「ラッシュ」(ワンサイズ)が付与される。

「ORBEA AVANT HYDRO H50」(オルベア アヴァン ハイドロ H50)Photo: Masami SATOU

ORBEA AVANT HYDRO H50(オルベア アヴァン ハイドロ H50)
価格:120,000円(ソラ完成車、税抜)
サイズ:47、49、51、53、55
カラー:ホワイト-ブラック-ブルー、ブラック-ピンク-ブルー、ブラック-オレンジ
問い合わせ先:ポディウム http://www.podium.co.jp

スペック

フレーム:アルミ
フォーク:アヴァン カーボンフォーク
変速機:シマノ・ソラ(F)&(R)
ギヤ:シマノ・ソラ 50×34T、11-32T(9s)
ホイール:オルベア・R1800
重量:9.70kg(Sサイズ完成車実測値)

緩やかに外側へカーブするシートステーとチェーンステー Photo: Masami SATOU
アヴァンのスローピングフレームの特徴は、トップチューブの曲げ Photo: Masami SATOU
新型のソラをフル装備する。クランクの4アームは上位モデルに通じるルックスだ Photo: Masami SATOU

インプレッション BY 松尾修作・米山一輝

米山 ロングライドモデル、アヴァンのアルミフレーム版。価格も乗り味も、入門用ロードバイクのゾーンに上手くはまるモデルになっていると思う。

米山一輝 サイクリスト編集部のエースライダー。数多くのトップ選手を輩出した東京の名門クラブチームで15年の選手経歴を持つ元レーサーで、現在は国内レースを取材で転戦中。身長175cm Photo: Masami SATOU

松尾 シマノのソラは、クランクが4アームになって、かっこよくなっていました! それにSTIのワイヤーも飛び出していないので、上位グレートにかなり近づけたルックスですね。

米山 うん。パーツはソラのフルコンポ。この「アヴァンハイドロ」にはその他にもシマノ・105、ティアグラ、そしてクラリスを採用したフラットバーロードの設定もある。ターゲット層をかなり広く取っている。

松尾 フレームは名前の通り、ハイドロフォーミングされたアルミの形状にこだわりが見受けられますね。乗ってみるとフレームの素性がいいことがよくわかり、105完成車まで用意されていることにも納得です。オルベアらしくバランスは整っており、誰が乗ってもコントロールを難しく感じることはないでしょう。

米山 アルミ素材ながらカーボン同様のフレームデザインを再現していて、スローピングフレームの中でも個性が光る。乗り味はまさにロングライド、エンデュランス系という感じで、乗り心地よく、直進安定性もあって、走りやすかったな。

松尾 安定感もあるし、スタビリティも優れているので、エモーショナルな性能を求める人にはバランスが良すぎる退屈さがあるかも。でも、推進力があり、後ろから押し出されるトラクションを感じられます。チューブの扁平が効いているのでしょうか。推進力を感じる設計は、個人的には好きなフィーリングです。

米山 うん。スピード域が低いという感じでもないので、レースのような速く走るシーンでも使っていけそう。変速段数や重量、操作の軽さといった点は及ばないものの、この価格帯でもこの精悍さを手に入れられるのは嬉しいね。

松尾修作 Cyclistの編集部員。元プロロードレーサーでヨーロッパをはじめ、アジアツアーやJプロツアーのレースを転戦した。脚質はオールラウンダーで、剛性が高いバイクよりはしなやかでも伸びのあるバイクを好む。身長175cm Photo: Masami SATOU

松尾 車重が有利に働くヒルクライムでは重さが気になりますが、下りの安定感はまずまずで、ソラのブレーキも結構効きますね! 乗り心地も、細かい振動は打ち消してくれている印象で好印象です。

米山 重量は20万円以上のロードバイクと比べたら重たい部類だけど、バランスは取れているので、乗ってる時はあまり重さは気にならなかったよ。

松尾 アッセンブルするパーツで値段を抑えていますので、ホイールやタイヤをアップグレードしてフレームの隠れた性能を引き出したいですね。

米山 徐々にステップアップする楽しみがあるよね。今なら完成車を購入すると新品のヘルメットがもらえるので、そういった意味でも最初の1台にオススメ。ヘルメットも今回被ってみたけど、スポーツ用として十分使えるものだったので、“おまけ”だけど安心して活用できると思う。

(編集 齋藤むつみ)

Photo: Masami SATOU

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