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サイクリスト

シマノセールスと地域のショップがサポート<2>女性ライダー5人が悩みに悩んで100㎞チャレンジ用バイクを決定 決め手になったのは? 

by 澤野健太 / Kenta SAWANO
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 日本各地に住むロードバイク未経験の女性5人が、10月に滋賀県で開催の100km走破するイベント「高島ロングライド100」を目指す企画の第2弾は、それぞれの地元の専門店でロードバイクを選ぶまでをお届けします。5人が訪れたのは大型店から地元に根差したお店など様々なタイプのお店でしたが、共通するのは、難しい自転車用語を使わず、「ビギナー女性にもやさしい」ことでした。いろいろな希望を持ってお店に入った5人は、どんな自転車やグッズを選んだのでしょうか?

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あやにーさんは納車されたスペシャライズドRUBY SL4と笑顔で並ぶ Photo: Ayanie

あやにーさん×名古屋・ニコー製作所

 名古屋在住のブロガー・あやにーさんが訪れたのは名古屋市北区にある昭和23年創業の老舗「ニコー製作所」。広大な店内に常時250~350台の自転車が陳列されています。モデルのような長身でイケメン店長の吉田幸司さんが“エスコート”。まずは「好きな色とか、こんな色に乗ったら楽しいな、とかありますか」と自転車を見せるよりも、乗りたいイメージを聞いていきます。あやにーさんは「黒より、ピンクとか白とか鮮やかな元気が出る色がいいですね」と答えました。

明るい店内で店長の吉田幸司さんから説明を受ける Photo: Kenta SAWANO

 次に素材についての説明が続きます。吉田さんは「8万円から20万円くらいのものがお店には揃っています。20万円くらいのものはカーボンといって、最新の飛行機に使われている軽い素材で、価格が低いものはアルミ製が多いです。カーボンは地面の衝撃を吸収しやすいですが、高価なのと、割れたりすることも。破損しにくいのはアルミですが、長距離を走って疲れないカーボンもおススメですね」と丁寧に説明してくれました。
 
 さらに吉田さんはお店にならぶ自転車のブランドヒストリーを紹介。その中であやにーさんが選んだのが「スペシャライズドRUBY SL4」でした。「最初の希望とは違った色ですが、しっかり希望のピンクが入っていたので決めました」と深く悩まずに直感的に決めていました。

カタログとにらめっこするあやにーさん Photo: Kenta SAWANO
手のくぼみにしっかりクッションがあるグローブもぴったり Photo: Kenta SAWANO 
理想のポジションはやや苦しそうです。。 Photo: Kenta SAWANO
2人並んでハンドルの握り方を勉強中 Photo: Kenta SAWANO

 自転車選びが終わると、自転車を乗り手に合わせる準備をします。ニコー製作所ではシマノの「bikefitting.com」というシステムを使い、理想のポジションを探ります。体型を測定した後、選んだ自転車のメーカー名、モデル名を入力すると理想的なポジション(姿勢)をコンピューターが算出。それを測定専用の自転車でしっかり再現。あやにーさんは最初「きついかも~」と、再現したポジションに苦しそうでしたが、それを参考に少しずつ自分にあったものにすることで、丁度よいポジションができあがりました。

白いヘルメットもいいけど。。 Photo: Kenta SAWANO  
「黒も締まっていいですね」と笑顔のあやにーさん Photo: Kenta SAWANO 

 最後はその位置を、購入予定の自転車(同タイプのもの)でさらに再現します。自転車が決定すると、ヘルメットやグローブも色々と物色しイメージを固めていきます。

 最初は「元気が出るピンクが好み」と言っていましたが、バイクを直感で黒ベースのものを選ぶと、ヘルメットも白より黒のものが締まって見えることに気付いたよう。「黒もいいかも」と実際にいろいろ見ながら、自分が乗ってるイメージを膨らませた結果、最初の希望とは違った雰囲気でまとまってきました。
 
 10日後に待ちに待った愛車を受け取ったあやにーさんは、ロードバイクと同じ色のブラックのヘルメットをチョイス。シックに攻めて来ました。

インスタグラムayanie.gram
フェイスブックAyaka Kato
ブログAyanie Journal

ニコー製作所

住所:〒462-0059 愛知県名古屋市北区駒止1-116 ワタキ商工株式会社ニコー製作所販売部
電話番号:052-981-0170
アクセス:地下鉄黒川駅から徒歩8分、名古屋市役所から北へ1.8km
営業時間:10:00~19:00
定休⽇:水曜⽇(祝日・祭日除く)
駐⾞場:24台

日下さん×なるしまフレンド神宮店

なるしまフレンド神宮店店長の藤野智一さんに100km完走の手ほどきをお願いした日下紗代子さん Photo: Kenta SAWANO

 東京の老舗「なるしまフレンド神宮店」を訪れたのは日下紗代子さん。こちらも東京に2店舗、実業団チームも持つ有名なプロショップ。「そんな立派なお店に私が行っていいのか」と恐る恐る、足を踏み入れます。

 迎えてくれたのは「バルセロナオリンピック日本代表」という肩書を持つ店長の藤野智一さん。やや厳しそうなたたずまいに、最初は緊張気味の日下さんでしたが、「ようこそいらっしゃいました。最近はうちで初めて購入されるお客様も多いんですよ。少しずつ距離を乗れるようになってステップアップしていきましょう」と穏やかに話しかけられると、どんどん質問して打ち解けていきました。

たくさんのペダルを前に「どれにしようかな」 Photo: Kenta SAWANO
店長の藤野さんからポジションのレクチャーを受けます Photo: Kenta SAWANO

 藤野さんが推してくれた数台の候補の中から、日下さんはまず「シンプルでどんな服装でも合わせやすい自転車がいいです」と真っ黒と真っ白のバイクに目を止めました。

エレベーターに自転車を載せるときの立て方を習います Photo: Kenta SAWANO

 次に日下さんが自転車選びで重要視したのは、「家の中に入れやすいか、エレベーターに乗せやすいか」というポイント。持ち上げて重さを確かめるのはもちろん、前輪を持ち上げて立ててみたり、家に入れる動作を確かめてみました。「やっぱり軽いこっちの方がいいかも」選んだのは、シンプルな白いカーボンバイク。「グロスメタリック」という色のスペシャライズドのRUBY COMP(2016モデル)でした。

 あやにーさん同様、なるしまフレンドで行っている綿密なフィッティング「BGフィット」を行い、ポジションもピッタリの自転車が出来上がり、あとは周辺のグッズ選び。ヘルメット、グローブなどのアクセサリー類、ベルやライトなどのグッズ類に何時間も悩んでいるうちに「なんだかあれこれ悩むのが楽しくなってきました」。お昼から始まった初めてのバイク選びはお店を出るときには暗くなっていました。1週間後に届いた真っ白のバイクを受け取った日下さんは「かっこいいです。大事に乗って100㎞目指します」と満足そうに藤野さんと握手しました。

インスタグラムsayokokusaka
フェイスブックSayoko Kusaka

なるしまフレンド神宮店の藤野さんからバイクを受け取り笑顔の日下さん Photo: Kenta SAWANO

なるしまフレンド神宮店

住所:〒150-0001 東京都渋谷区神宮前3-35-2
電話番号:03-3405-9614
アクセス:東京メトロ銀座線外苑前駅から徒歩約7分、JR千駄ヶ谷駅、原宿駅、東京メトロ副都心線北参道駅、千代田線明治神宮前駅、都営地下鉄大江戸線国立競技場駅の各駅から徒歩約15分
営業時間:12:00~19:30
定休⽇:水、木曜日
駐⾞場:なし(近くの路上パーキング等を利用のこと)

南美さん×岡山・BICYCLE PRO SHOP なかやま

ロードバイクやマウンテンバイクが並ぶ「BICYCLE PRO SHOP なかやま」の店内 Photo: Kenta SAWANO

 岡山市の小学生ライダー・南美さんもお父さんの伸二さんと老舗ショップを訪れました。岡山市の「BICYCLE PRO SHOP なかやま」は「岡山電気軌道」の路面電車がお店の前を走る素敵なロケーション。お父さんが同ショップでお世話になっているので、何回もお店には来たことがありますが、自分の自転車をオーダーに行くのは初めてとのこと。今までより興味津々で店内を散策します。

はじめての空気入れに挑戦 Photo: Kenta SAWANO
ボトルケージ、タイヤの色まで青いカラーリングで統一 Photo: Kenta SAWANO  
父の伸二さんに試乗した感想を話す南美さん Photo: Kenta SAWANO 

 南美さんは他の4人のライダーと違って、自転車を駆動させる変速機、クランク、ブレーキなどのセットをお父さんが使わなくなったものを譲り受けたので、フレームとホイール、タイヤなどの購入となりました。「青が大好きなんです」とこの日も青いTシャツで訪問した南美さんは国産メーカー・アンカーの「RL9ウーマン」の青いカラーリングをセレクト。ボトルを取り付ける「ボトルケージ」やタイヤもサイドまで青を取り入れたものをとりつけてもらうこだわりぶりでした。

納車した南美さんは家族と「BICYCLE PRO SHOP なかやま」のスタッフに囲まれ笑顔 Photo: Kenta SAWANO

 小学生ながら店員さんの取り付け風景をまじまじと見つめた南美さんは、はじめてロードバイクのタイヤの空気入れにも挑戦。最初は恐々と空気を抜く作業をしていましたが、店員の高杉真一郎さんに習って、全身の力を込めてフロアポンプを押しているうちにしっかり空気が入っていきます。「大変だったけど楽しくなってきました。100㎞に挑戦して出かけたときも一人で入れられるようになりたいです」と意欲的でした。

インスタグラムnamimi3910

BICYCLE PRO SHOP なかやま

住所:〒700-0831 岡山県岡山市北区京橋町8‐3
電話番号:086-222-5262
アクセス:JR岡山駅正面の路面電車で東山行きに乗車。「西大寺町」で降り、電車を追いかけるように歩くこと1分、進行方向右手。
営業時間:火曜~土曜日 9:00~19:00、日・祝日 13:00~19:00
定休⽇:月曜⽇
駐⾞場:1台

堀田さん×ワイズロード池袋本店

堀田智子さんはお世話になるワイズロード池袋本館の流石副店長と握手 Photo: Kenta SAWANO 

 都内在住の主婦ブロガー・堀田智子さんが訪れたのは都心にある大型店「ワイズロード池袋本館」。3階に自転車とパーツ類、1階が「ウェア館」と2フロアで全てが揃う充実の品ぞろえです。日曜日にはスポーツ自転車を持っていない人でも参加できる「サイクリング体験会」(サンデーライド)も行われる初心者や未経験者にも優しいお店です。

 1階の「ウェア館」はウェアやヘルメット、シューズなどたくさんのアクセサリー類が並び、自転車が無いのが印象的です。3階に上ると所狭しとスポーツサイクルと壁面にびっしり並んだ部品やグッズなどが並びます。

ヘルメットは1個目にかぶったものと「運命の出会い」 Photo: Kenta SAWANO
黒系のウェアをセレクト Photo: Kenta SAWANO

 最近は一般自転車にも乗らないという堀田さん。ダイエットを目指し、どこでも自転車で出かけやすくするために「とにかく乗りやすいロードバイクが欲しいです」とお願いし、店長の流石佳さんが選んだのは小さめのアルミとカーボンバイク。2台を乗り比べた堀田さんは「こちらのほうが断然しっくりきて、乗った時の安心感が違いました」とアメリカンブランド「キャノンデール」のシナプスというカーボンバイクに即決しました。

普段知らない胴の長さの測定も乗りやすい自転車にするための重要なポイント Photo: Kenta SAWANO 
入念にサドルの高さを決めていきます Photo: Kenta SAWANO

 堀田さんはウェアやグッズ選びにも時間をかけません。1階に下り約100個揃うヘルメットの中から第一印象でいきなり選びだし、ウェアも他のライダーが避けがちなバイクウェアも2パターンを試着し即決。いつかは挑戦する固定式の「ビンディングペダル」も購入しました。2フロアで約4時間かけて品定めした堀田さんは今回のメンバー唯一、必要なグッズを全てそろえる〝大人買い〟の貫録を見せました。

決断の早い堀田智子さんは、バイクからウェア、アクセサリー類まで一気に“大人買い” Photo: Kenta SAWANO

インスタグラムtomokohorita
フェイスブック堀田智子(Chiwamama)
ブログちわわのまま

ワイズロード池袋本館

住所:東京都豊島区東池袋1-27-8 原ビル3F
電話番号:03-5992-4690
アクセス:池袋駅から徒歩7分
営業時間:火~金/12:00~20:00、土日祝/11:00~20:00
定休⽇:月曜(祝日は除く)
駐⾞場:なし

山本ジュンコさん×滋賀・ストラーダバイシクルズ

5月にオープンしたばかりのストラーダバイシクルズ彦根店 Photo: HIsashi INOUE

 京都府の山本ジュンコさんが訪れたのは滋賀県のストラーダバイシクル草津本店と5月にオープンしたばかりの彦根店。いずれもウッディ―で広々とした店内はカフェのようで、普段着が似合うシンプルでオシャレな空間です。

 ジュンコさんにとって初めての自転車専門店でしたが、草津本店の120坪の店内をぐるりと回ると「まずは大きなお店で驚きました。お客さまが入れ替わり立ち替わり、しかも年配の方が多くて、自転車はいくつになっても楽しめるものだと感じました」とお店の世界観にも魅かれました。

カタログとにらめっこするジュンコさん Photo: HIsashi INOUE
スポーツサイクル用ウェアにも興味津々? Photo: HIsashi INOUE

 自転車選びについて「スペックはよく分からないので、見た目が1番かなと思います。やっぱり色はこだわりたいところ」と話すジュンコさんでしたが、代表取締役の井上寿さんと松岡宏行さんはまず「スポーツサイクルに乗ってどんな遊び方をしたいか」に重点を置いてカウンセリングしていきます。
 
 「100㎞を楽しく走り切りたい」というジュンコさんの希望にお店が勧めたのは、ブランドとして女性向けのバイクを数多く販売しているトレック。上位モデルを含め同ブランドの世界観を説明し、ジュンコさんの希望の乗り方に合わせ「ISOSPEED」という独自の振動吸収機構を搭載した女性モデル、SILQUEに決定しました。

はじめてのヘルメットにも挑戦 Photo: HIsashi INOUE 
固定式のビンディングシューズも試着してみます Photo: HIsashi INOUE

 1週間後にバイクを受け取ったジュンコさんは「かっこいい。パーツがそれぞれ繊細で美しいです」と満足そうに愛車を見つめました。乗り方や整備方法も学んだジュンコさんは、「早く遠出するのが楽しみです。その反面、メンテナンスが大変そう。めんどくさがりの私にできるか不安です」と100km挑戦に向けて、新たな問題点にも挑んでいきます。

ストラーダバイシクルズで憧れのロードバイクを納車したジュンコさん Photo: HIsashi INOUE

インスタグラムj_k_o.cycle_
フェイスブックJunko Yamamoto

ストラーダバイシクルズ草津本店

住所:〒525-0059 滋賀県草津市野路8丁目5番29号
電話番号:077-566-8300
アクセス:JR東海道線(琵琶湖線)「南草津駅」から徒歩約15分、名神高速道路「草津田上IC」から車で約5分、京滋バイパス「瀬田東インターチェンジ」から約5分
営業時間:11:30~20:00(納車および当日修理の最終受付は19:00)
定休日:不定休(レース・イベント開催日臨時休業)
駐車場:22台

ストラーダバイシクルズ彦根店

住所:〒522-0071 滋賀県彦根市元町1番62号
電話番号:0749-30-1230
アクセス:JR琵琶湖線(東海道本線)彦根駅より徒歩約9分、名神高速道路「彦根I.C」より車で約7分
営業時間:11:00~19:30
定休日:不定休(レース・イベント開催日臨時休業)
駐車場:12台

→<3>100kmへ特訓開始

 

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