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コンタドールやマシューズもフルーム、ポート、サガン ツール・ド・フランスの“主役”たちの出場が決定

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 7月1日にドイツのデュッセルドルフで開幕するツール・ド・フランスに向け、複数のUCIワールドチームが出場選手を発表した。個人総合で2連覇中のクリストファー・フルーム(イギリス、チーム スカイ)、対抗馬と見られるリッチー・ポート(オーストラリア、BMCレーシングチーム)、ポイント賞のマイヨヴェール6連覇がかかるペテル・サガン(スロバキア、ボーラ・ハンスグローエ)ら“主役級”の選手の出場が次々に決まっている。

ボーラ・ハンスグローエ

 ペテル・サガンとラファル・マイカ(ポーランド)がチームの中心。サガンは平坦ステージのゴールスプリントや中級山岳ステージ、中間スプリントなどでポイントを重ねる得意のスタイルで、マイヨヴェールの有力候補に挙げられる。昨年はスプリントや逃げ切りでステージ優勝を挙げており、豊富な勝ちパターンも魅力だ。グランツール初参戦となる兄のユライ・サガンとの共闘も注目。山岳賞を2度獲得しているマイカは、総合エースとして本格的に上位進出を狙う。

マイヨヴェール6連覇がかかるペテル・サガン =ツール・ド・スイス第5ステージ、2017年6月14日 Photo: Yuzuru SUNADA

■ボーラ・ハンスグローエ
マチェイ・ボドナル(ポーランド)
エマヌエル・ブッフマン(ドイツ)
マークス・ブルグハート(ドイツ
ラファル・マイカ(ポーランド)
ジェイ・マッカーシー(オーストラリア)
パウェル・ポリャンスキー(ポーランド)
ユライ・サガン(スロバキア)
ペテル・サガン(スロバキア)
リュディガー・ゼーリッヒ(ドイツ)

BMCレーシングチーム

 フルームの強力なライバルになると見られるポートは、“ツール前哨戦”クリテリウム・デュ・ドーフィネでも好調ぶりをアピール。昨年、総合争いの有力候補に挙げられながら、第2ステージでタイムを失い総合5位という成績で終わっており、今年はさらに大きな期待がかかる。2016年リオデジャネイロ五輪の王者で、今シーズンはパリ~ルーベなど“春のクラシック”で勝利を量産したグレッグ・ヴァンアーヴェルマート(ベルギー)の活躍ぶりも注目される。

総合優勝候補の一角に挙げられるリッチー・ポート =クリテリウム・デュ・ドーフィネ第3ステージ、2017年6月6日 Photo: Yuzuru SUNADA

■BMCレーシングチーム
ダミアーノ・カルーゾ(イタリア)
アレッサンドロ・デマルキ(イタリア)
シュテファン・キュング(スイス)
アマエル・モワナール(フランス)
リッチー・ポート(オーストラリア)
ニコラス・ロッシュ(アイルランド)
ミヒャエル・シェア(スイス)
グレッグ・ヴァンアーヴェルマート(ベルギー)
ダニーロ・ヴィス(スイス)

チーム スカイ

 3連覇のかかるフルームは、今シーズンは未勝利のままツールを迎えることとなった。過去にツールを制した2013、2015、2016年は、ドーフィネで総合優勝を飾りそのままツールでも圧倒的な強さを披露してきた。これまでとは違う入り方となるツールで、どのような走りを見せるのか。とはいえ、ゲラント・トーマス(イギリス)ら山岳アシストは例年通り強力な布陣をそろえている。ミカル・クウィアトコウスキー(ポーランド)ミケル・ランダ(スペイン)らステージ優勝を狙えるメンバーも多い。

3連覇となる、自身4度目の総合優勝を目指すクリストファー・フルーム =クリテリウム・デュ・ドーフィネ第5ステージ、2017年6月8日 Photo: Yuzuru SUNADA

■チーム スカイ
クリストファー・フルーム(イギリス)
セルジオルイス・エナオ(コロンビア)
ヴァシル・キリエンカ(ベラルーシ)
クリスティアン・クネース(ドイツ)
ミカル・クウィアトコウスキー(ポーランド)
ミケル・ランダ(スペイン)
ミケル・ニエベ(スペイン)
ルーク・ロウ(イギリス)
ゲラント・トーマス(イギリス)

トレック・セガフレード

 新加入した2人のリーダー、アルベルト・コンタドール(スペイン)が総合を、ジョン・デゲンコルブ(ドイツ)はスプリントでの勝利を狙う。3度目の制覇を目指すコンタドールだが、今季はステージレースで総合2位が4回。勝ちきれていないばかりか、ドーフィネでは総合11位に沈んでいる。バウケ・モレマ(オランダ)、ヤルリンソン・パンタノ(コロンビア)といった総合上位を狙える選手がどこまでコンタドールをサポートできるか。ツールではステージ優勝経験がないデゲンコルブは、ともに移籍してきたクーン・デコルト(オランダ)を従え待望の勝利を狙う。

2009年以来の総合優勝を目指すアルベルト・コンタドール =パリ~ニース第8ステージ、2017年3月12日 Photo: Yuzuru SUNADA

■トレック・セガフレード
アルベルト・コンタドール(スペイン)
クーン・デコルト(オランダ)
ジョン・デゲンコルブ(ドイツ)
ファビオ・フェッリーネ(イタリア)
ミヒャエル・ゴグル(オーストリア)
マルケル・イリサル(スペイン)
アンドレ・カルドソ(ポルトガル)
バウケ・モレマ(オランダ)
ヤルリンソン・パンタノ(コロンビア)

チーム サンウェブ

 エーススプリンターのマイケル・マシューズ(オーストラリア)がチームのリーダーとなりステージ優勝を狙う。サポートするのは、これまでデゲンコルブ、マルセル・キッテル(ドイツ)らを導いてきた、オランダ勢を中心とするスプリントトレイン。さらにマシューズは、登坂力を生かしてマイヨヴェール争いでサガンの牙城を崩せるかも注目される。

スプリンターチームでエースを務めるマイケル・マシューズ =ツール・ド・スイスだ3ステージ、2017年6月12日 Photo: Yuzuru SUNADA

■チーム サンウェブ
ニキアス・アルント(ドイツ)
ワレン・バルギル(フランス)
ロイ・クルフェルス(オランダ)
サイモン・ゲシュケ(ドイツ)
マイケル・マシューズ(オーストラリア)
ラモン・シンケルダム(オランダ)
ローレンス・テンダム(オランダ)
マイク・テウニッセン(オランダ)
アルバート・ティッメル(オランダ)

オリカ・スコット

 昨年はジロ・デ・イタリア2位、ブエルタ・ア・エスパーニャ3位と、総合表彰台を2度経験したエスデバン・チャベス(コロンビア)と、同ブエルタで総合6位のサイモン・イェーツ(イギリス)がエントリー。チャベスは初出場のツールでも表彰台に登れるか。昨年、兄弟のアダムがマイヨブランを獲得しているイェーツは、自身もまだ新人賞獲得の資格をもっており、兄弟での“連覇”を果たしたい。グランツールライダーのロマン・クロイツィゲル(チェコ)も控え、どのような戦略で総合上位を狙うかが注目を集めそうだ。

新人賞マイヨブラン候補のサイモン・イェーツ =ツール・ド・ロマンディ第4ステージ、2017年4月29日 Photo: Yuzuru SUNADA

■オリカ・スコット
ミヒャエル・アルバジーニ(スイス)
エスデバン・チャベス(コロンビア)
ルーク・ダーブリッジ(オーストラリア)
マシュー・ヘイマン(オーストラリア)
ダミアン・ホーゾン(オーストラリア)
ダリル・インピー(南アフリカ)
イェンス・クールレール(ベルギー)
ロマン・クロイツィゲル(チェコ)
サイモン・イェーツ(イギリス)

カチューシャ・アルペシン

 デュッセルドルフでの個人タイムトライアル(TT)で開幕する今年のツール。プロトン屈指のTTスペシャリストであるドイツ人、トニー・マルティンのマイヨジョーヌ獲得への挑戦は、第1ステージの大きな注目ポイントになるだろう。TT世界王者として走る今年、まだTTでは勝利を挙げられていないが、大一番で実力を発揮できるか。エーススプリンターのアレクサンドル・クリストフ(ノルウェー)は、2勝を挙げた2014年以来となるステージ優勝を目指す。

今年からカチューシャ・アルペシンで走るトニー・マルティン。得意のTTで勝利を狙う =パリ~ルーベ、2017年4月9日 Photo: Yuzuru SUNADA

■カチューシャ・アルペシン
マルコ・ハラー(オーストリア)
レト・ホレンシュタイン(スイス)
ロベルト・キセルロウスキー(クロアチア)
アレクサンドル・クリストフ(ノルウェー)
マウリス・ラメルティンク(オランダ)
ティアゴ・マシャド(ポルトガル)
トニー・マルティン(ドイツ)
ニルス・ポリッツ(ドイツ)
リック・ツァベル(ドイツ)

ロットNL・ユンボ

 2015年の総合6位ロベルト・ヘーシンク(オランダ)と、急成長を見せるオランダ人スプリンターのディラン・フルーネウェーヘン(オランダ)がステージ優勝を挙げられるかが焦点。ヘーシンクは総合優勝争いに加わるのは難しいが、ステージ狙いなら充分に勝機がある実力者。フルーネウェーヘンは初出場した昨年はステージ4位が最高だったが、スプリンター向けのツール前哨戦と言えるステルZLMツールで2勝を挙げており、今年はさらにいい結果を残せそうだ。

急成長を見せるスプリンター、ディラン・フルーネウェーヘン =ヘント・ウェヴェルヘム、2017年4月26日 Photo: Yuzuru SUNADA

■ロットNL・ユンボ
ジョージ・ベネット(ニュージーランド)
ロベルト・ヘーシンク(オランダ)
ディラン・フルーネウェーヘン(オランダ)
トム・レーゼル(オランダ)
パウル・マルテンス(ドイツ)
プリモシュ・ログリッチェ(スロベニア)
ティモ・ローセン(オランダ)
ヨス・ファンエムデン(オランダ)
ロバート・ワーグナー(ドイツ)

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