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バイクインプレッション2017「NESTO VACANZE」 実用性の高い、軽快で取り回しの良いクロスバイク

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 日本のホダカのスポーツサイクルブランド「NESTO」(ネスト)は、これまでシティサイクルの「マルキン」ブランドや本格スポーツバイクの「コーダーブルーム」で培ってきた技術やノウハウを生かし、安全で快適な日本人向けの製品を国内で開発している。NESTOでは24インチのジュニアサイクルから、エントリーグレードのクロスバイクとロードバイクを揃え、プロショップを含めた幅広い販路で展開することで、まさにスポーツサイクルの入口という貴重な位置づけとなっている。

「NESTO VACANZE」(ネスト バカンゼ) Photo: Masami SATOU

NESTO VACANZE(ネスト バカンゼ)
価格:46,000円(完成車、税抜)
サイズ:420mm、480mm
カラー:トーンブルー、トーンレッド、トーンゴールド、ホワイト、マットブラック
問い合わせ先:ホダカ http://nestobikes.com/

スペック

フレーム:アルミ6061
フォーク:アルミ6061
変速機:シマノ・Tourney(F)&(R)
ギヤ:48×38×28T、11−28T 3×7(21段)
ホイール:ネストオリジナル
タイヤ:700×28C MAXXIS DETONATOR(ケブラービード)
重量:9.9kg(480mm)※保安部品を除いた重量

前後共にVブレーキを採用する。シートステー上部にはキャリヤなどの取付に使用するダボ穴を装備 Photo: Masami SATOU
フロントは48×38×28Tのトリプルクランクを採用。チェーンリングでの衣類の引っかかりや汚れを防ぐカバーが、普段使いには便利  Photo: Masami SATOU
このクラスのクロスバイクとしては異例のケブラービードタイヤ、MAXXIS DETONATORの700×28Cを採用 Photo: HODAKA

インプレッション BY 松尾修作・米山一輝

米山一輝 サイクリスト編集部のエースライダー。数多くのトップ選手を輩出した東京の名門クラブチームで15年の選手経歴を持つ元レーサーで、現在は国内レースを取材で転戦中。身長175cm Photo: Masami SATOU

松尾 普段使いに最適な装備を施した、「ザ・スタンダード」なクロスバイクでしたね。手に入れやすい価格ですが、非常に乗りやすいように作られています。

米山 ホダカには本格スポーツバイクとして「コーダーブルーム」のブランドがあるが、こちらの「ネスト」はシティサイクルの「マルキン自転車」の延長にあるスポーツブランドだ。試乗した「バカンゼ」はスポーツ自転車の入口として、スタンダードな作りをしたクロスバイクで、最初のスポーツバイクとして選ぶには間違いのない1台という印象だった。

松尾 もっと大柄な乗り味かと思いきや、Uターンも問題なく、取り回しもスムーズ。走り、構成、見た目のバランスが取れていると思います。ギア比で軽い設定にできるので、信号からの漕ぎだしはラクですし、アップダウンも楽しく走れそうです。

米山 タイヤは700x28cとクロスバイクとしては細身の設定で、ケブラービードのマキシス・デトネイターを採用していることもあって、走りの軽快さやロードバイクに近い乗り味の楽しさがあるね。一方でハンドル高はロードバイクほど低くなくアップライトな乗車姿勢で、トップチューブもスローピングでスタンドオーバーハイトが低く、前傾姿勢に慣れていない初心者でも違和感なく乗れると思う。

松尾修作 Cyclistの編集部員。元プロロードレーサーでヨーロッパをはじめ、アジアツアーやJプロツアーのレースを転戦した。脚質はオールラウンダーで、剛性が高いバイクよりはしなやかでも伸びのあるバイクを好む。身長175cm Photo: Masami SATOU

松尾 アップライトなポジションなので楽々ですね! 構成ですが、ブレーキもVブレーキなので制動力もありました。また、チェーンリングにガードがついていて通勤通学のような日常的な使い方には便利だし、スタンドも装備されているのでスポーツバイクに馴染みのない人にも扱いやすいと思います。あと普段使いに必要になりそうなのは泥よけくらいでしょうか。

米山 そうだね。スタンドが標準装備なのも初心者にはうれしいポイント。それにベル、リフレクター、バルブアダプター、フラットペダルも付属する。初期装備にはなにかと費用がかかるから、バイクの装備がしっかりしているのは良いよね。一方でこの価格帯(税抜き6万円未満)のクロスバイクとしては、最も軽い重量を実現したモデルだというのも注目ポイント。

松尾 ええ。それにカラーは5色展開と充実で、試乗車のマットブラックは統一感があって、ブランドロゴも派手ではないので、スッキリとした大人の印象でしたね。走行性能ですが、いい意味で特徴がないバイクですから、誰が乗っても「乗りやすい!」と思わせてくれるでしょう。通勤・通学など幅広い年代が選びやすいバイクではないでしょうか。

米山 うん。カラーも爽やかなものから渋めのものまで揃っているので、好みとスタイルに合わせて選べぶことができる。全体に真面目な作りの「ちゃんとしたクロスバイク」で、スポーツサイクルの軽快な走りをこのモデルから始めるのはオススメできると思う。

(編集 齋藤むつみ)

Photo: Masami SATOU

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