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「自転車のまち」目指し6月4日までサイクリストにやさしい茅ヶ崎市美術館が「自転車の世紀展」を開催 歴史的自転車など100点を展示

by 澤野健太 / Kenta SAWANO
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 神奈川県の茅ヶ崎市美術館が、市制施行70周年記念事業として「自転車の世紀―誕生から200年、新たな自転車の100年が始まる―」展を開催している。「人と環境にやさしい自転車のまち」を将来像として掲げる茅ヶ崎市で、自転車を歴史・競技・生活・芸術、そして未来の姿などさまざまな側面から紹介する展覧会だ。

ロビーには谷信雪さんの「羽根付き自転車」など夢のある手作り自転車が展示 Photo: Kenta SAWANO 

「自転車のまち」茅ヶ崎

 茅ヶ崎市は、別府史之選手(トレック・セガフレード)の出身地でもあり、平坦な道が多く、自転車利用も盛んで「自転車のまち」を積極的にアピールしている。今回の展覧会は、茅ヶ崎市制70周年を記念し開催。自転車が発明されてから200年という節目に、最も身近な乗り物となっている自転車をさまざまな側面-歴史、競技、生活、芸術、そして未来の姿など-から紹介し、人々の生活様式に劇的な変化をもたらした自転車と社会との密接な関わりをひも解いていく。

1884年頃に製作された「オーディナリー型」自転車 Photo: Kenta SAWANO
2012年製作のケルビム「ハミングバード」 Photo: Kenta SAWANO

約100点を展示

 エントランスをくぐると、明るいロビーには茅ヶ崎のサイクルアーティスト・谷信雪さんの「羽根付き自転車」など手作りで夢のある自転車が出迎えてくれる。さらに進むと2フロア、3つの展示室を使った展示が始まり、①自転車の歴史、②現在の様々な自転車、③自転車が登場する絵画、ポスターを楽しむことができる。

《ルネ・エルス ロンシャン》 1969年 個人蔵 撮影:佐藤隆俊
《弱虫ペダル》単行本表紙複製原画 ©渡辺航(週刊少年チャンピオン)
自転車エアバッグ《ホーブディング》 2017年 ライトウェイプロダクツジャパン株式会社所蔵

 1884年に製作された「オーディナリー型」に自転車から近未来を連想させるハンドメイドバイク・ケルビムの「ハミングバード」まで19世紀から網羅された歴史的な自転車を展示。また漫画「弱虫ペダル」の複製原画や資料、19世紀末のいわゆるベル・エポックの時代に作られた美術的にも貴重なポスターをはじめ、自転車にまつわるアート約100点を展示しており、自転車に詳しい人から、知らない人まで楽しめる内容になっている。

茅ヶ崎市美術館にはスチール製バイクラックが設置 Photo: Kenta SAWANO
読書コーナーには『弱虫ペダル』が全巻揃う Photo: Kenta SAWANO

バイクラックやビンディング用スリッパも

ビンディングシューズで来たサイクリストには専用のスリッパが貸し出される Photo: Kenta SAWANO 

 会期は6月4日までで観覧料は一般700円、高校生以下無料。サイクルアーティストの谷信雪さんの自転車工房見学&トーク(定員に達したため予約受付終了)や、スペシャルトーク「ミヤタ自転車と茅ヶ崎の関わり」や、ギャラリートーク(6月1日)などのイベントも開催される。プログラム参加希望者は電話(0467-88-1177)か美術館受付で直接申し込みが必要だ。

 茅ヶ崎市美術館には、スチール製のバイクラックも設置。編集部が訪問した休日には駐輪場に監視員が常駐するなど、安心してロードバイクを停めて観覧することができた。木製の床を保護するため、ビンディングペダルはお薦めしないが、もし履いてきた場合でも、特製のスリッパが準備されており、サイクリストに優しい美術館だと感じた。

展覧会概要

■会期:4月9日(日)~6月4日(日)
■会場:茅ヶ崎市美術館 展示室1・2・3
■休館日:月曜日
■開館時間:10:00~18:00(入館は17:30まで)
■観覧料:一般700円(600円)、大学生500円(400円)
※( )内は20人以上の団体料金
高校生以下無料、市内在住65歳以上・市内在住の障害者およびその保護者は無料

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