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東海地方のシリーズ戦ロードレースアマチュア個人TT“王者”を賭けたキナンAACAカップ第5戦 キナンも盛り上げに一役

by 福光俊介 / Syunsuke FUKUMITSU
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 東海地方を転戦するロードレースシリーズ「キナンAACAカップ」のシーズン第5戦が4月29日、「日本アマチュアグランプリ個人タイムトライアル」と銘打ち開催された。強い北風が吹く中、20kmの勝負を設楽彗斗選手(平地マンレーシング)が2位に50秒以上の差をつけて圧勝し“アマチュアチャンピオン”に輝いた。また、チームTTにはキナンサイクリングチームがオープン参加しイベントの盛り上げに一役買った。

チームTTに臨んだキナンサイクリングチームA Photo: Syunsuke FUKUMITSU

強風のなか20kmを走破

 岐阜県海津市の国営木曽三川公園長良川サービスセンター前特設コースを舞台にした第5戦。メインレースとして行われた個人TTはあくまでAACAカップにおけるローカルイベントであり、プロチーム所属ではない(プロ契約含む)ことと、6月に開催される全日本選手権に出場予定ではない(ロード・TT 問わず)ことを参加条件とした。

最後までペダルに力を込める Photo: Syunsuke FUKUMITSU

 そうした中で集まったのは48選手。1周5kmのコースを4周回する20kmで争われた。もちろん、TTバイクやディスクホイールの使用、タイムトライアルスーツやエアロヘルメットなど“完全TTスタイル”での出走が可能。この日の長良川サービスセンターは強い北風が吹き、周回前半が向かい風、後半が追い風となるコンディションで、いかに空気抵抗を減らしてペースに乗せるかがポイントとなった。

アマチュアナンバーワンを賭けて力走する選手 Photo: Syunsuke FUKUMITSU
チャンピオンジャージに袖を通した設楽彗斗選手 Photo: Syunsuke FUKUMITSU

 午前9時30分の第1走者のスタートから1分おきに次々と選手が出走。この日最速タイムをマークしたのは、終盤にコースへと繰り出した設楽選手。快調に飛ばし、そのタイムは26分22秒52。平均時速約45.5kmで走破し、2位以下を大きく引き離した。

 これにより、設楽選手はAACAカップで着用可能なチャンピオンジャージを獲得。今年のシリーズにおけるTT種目において、チャンピオン仕様のタイムトライアルスーツを身にまとっての出走が可能となる。

日本アマチュアグランプリ個人タイムトライアル上位3選手の表彰 Photo: Syunsuke FUKUMITSU
個人タイムトライアルでは年代別表彰も行われた Photo: Syunsuke FUKUMITSU

■日本アマチュアグランプリ個人タイムトライアル(20km)結果
1 設楽彗斗(平地マンレーシング) 26分22秒52
2 筧五郎(56 サイクル) 27分13秒18
3 加藤淳一(Team 光) 27分24秒80
4 後藤孝明(TSU RACING) 27分39秒61
5 有益伸一(SAUCE DEVELOPMENT) 27分48秒39
6 鈴木秀治 28分5秒97

チームTTは京都産業大学が優勝

キナンサイクリングチームBは3人での出走 Photo: Syunsuke FUKUMITSU

 この日は、チームTT種目も実施。個人TTと同じ20kmで、チーム編成人数は2~4人。フィニッシュタイムはチーム内2番手でフィニッシュした選手のものを有効とした。

 シリーズのホストチームであるキナンからも2チームエントリー。オープン参加のため順位はつかないが、全選手ノーマルバイクで出走する中で、どれだけの記録がマークされるかが注目された。

チームTT トップタイムをマークした京都産業大学 Photo: Syunsuke FUKUMITSU

 全14チーム中、トップタイムを記録したのは京都産業大学。午前よりも北風が強まった条件下で平均時速約45.6kmで走りきり、26分18秒65のタイムを残した。キナンは椿大志、山本元喜、中西健児、雨乞竜己の編成で臨んだBチームが27分25秒97。阿曽圭佑、野中竜馬、中島康晴で組んだAチームが27分27秒52で、それぞれ全体の3番目、4番目のタイムだった。

チームタイムトライアルには14 チームが出走 Photo: Syunsuke FUKUMITSU
チームTTの表彰を受けた京都産業大学メンバー Photo: Syunsuke FUKUMITSU

■チームタイムトライアル(20km)結果
1 京都産業大学 26分18秒65
2 侵略!!!ver.extra 堺浜 27分14秒64
3 大垣ピストンズ 27分36秒70
オープン キナンサイクリングチームB(椿大志、山本元喜、中西健児、雨乞竜己) 27分25秒97
オープン キナンサイクリングチームA(阿曽圭佑、野中竜馬、中島康晴) 27分27秒52

特別講師による講座とキッズ限定オープニング走行

 AACAカップ恒例の「レーススキルアップ講座」は今回、愛知県一宮市の「中島通整骨院」若山敦資院長を招いての特別篇。3月に開催された第3戦と同様に、身体バランスをテーマに、あらゆるストレッチ法を実践した。自宅で簡単に取り組むことができる内容を紹介し、効率的・効果的な調整を日々行っていくよう呼びかけた。

参加者にアドバイスする「中島通整骨院」若山敦資院長 Photo: Syunsuke FUKUMITSU
3月に続き講師を務めた「中島通整骨院」若山敦資院長 Photo: Syunsuke FUKUMITSU

 また、第4戦に続きキッズ限定のオープニング走行を実施。実際にレースで使用されるコースを使い、キナンの選手と一緒にサイクリング。前回同様、渾身のアタックを繰り出す子供が次々と現れ、選手たちが思わずチェックに動く場面も。プロライダーの励ましを受けて完走を果たしたキッズライダーたちの姿に、ママやパパも満足そうな表情を見せていた。

 キナンAACAカップ次戦は6月18日、いなべ市梅林公園を会場に行われる。

キッズ限定オープニング走行を前に記念撮影 Photo: Syunsuke FUKUMITSU
家族の声援を受けて走る Photo: Syunsuke FUKUMITSU

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