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フィロージはワンデーでプロ初勝利NIPPOの中根英登が総合9位の活躍 ヨーロッパツアーでUCIポイントを2桁獲得

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 5月3日にスタートした5日間のステージレース「ツール・ド・アゼルバイジャン」(UCIヨーロッパツアー2.1)の最終第5ステージが7日、アゼルバイジャンの首都バクで開催され、NIPPO・ヴィーニファンティーニの中根英登が個人総合9位で大会を完走。これにより中根はUCIポイントを25点獲得した。また、7日に開催された「グランプレミオ・チッタ・ディ・ルガーノ」(UCIヨーロッパツアー1.HC)では、イウリィ・フィロージ(イタリア)がプロ3年目にして嬉しい初勝利を掴み、NIPPOにとっての今季2勝目をマークした。

第4ステージ、超級山岳を越えてゴールラインを目指す中根英登 Photo: Anne WU / 7cycling

日本人選手では久しぶりの好成績

 中根は山岳ステージ初日となる第2ステージで先頭集団に入ると、アタックを仕掛けるなど積極的に走り、メイン集団に先行して区間12位でゴール。個人総合成績も12位とした。第3ステージでは、ゴール前8km地点で不運のパンクに見舞われたが、窪木一茂がすかさず自分のホイールを差し出すなど素晴らしいチームワークにより、残り距離が少ないなかで無事に集団復帰に成功。

ツール・ド・アゼルバイジャンに参戦したNIPPO・ヴィーニファンティーニ Photo: Anne WU / 7cycling

 そして最難関ステージ、超級山岳でのゴールとなった第4ステージでは、もっている力を出しきり、渾身の走りで世界中の有力クライマーを相手に区間11位。総合成績を9位に上げた。

 最終ステージは、スタート直後から内間康平ら6人が先行する形で進み、最後はイスラエル サイクリングアカデミーの選手が単独で逃げ切り優勝。NIPPO・ヴィーニファンティーニはピエールパオロ・デネグリ(イタリア)が7位でフィニッシュ。そして中根英登がメイン集団でゴールし、山岳ステージで獲得したタイム差を守りきった。

 中根にとってヨーロッパツアーでのポイント獲得は初めて。日本人選手によるヨーロッパツアーでの2桁のポイント獲得は久しぶりで、チームのヨーロッパツアーランキングのジャンプアップに貢献した。中根はコメントで勝利に届かなかった悔しさを語っているものの、大きな自信に繋がるポイント獲得となった。今大会ではベテランのイタリア人選手と日本人選手のあいだでチームワークが良く機能しており、チーム一丸となって掴んだ好成績だった。

第4ステージですべてを出し切ってゴールした中根英登 Photo: Anne WU / 7cycling

中根英登のコメント

 チームとしてステージ優勝が叶わなかったのは非常に残念。しかし、1クラスのUCIヨーロッパツアーで初めて総合でポイントを取ることができた。これも、連日素晴らしいチームメイト、スタッフに支えてもらったからこそ。
 ここまでサポートしてもらって勝てなかったのは自分の力不足。もっと強くなって、勝てるように、またトレーニングに励みたい。

◇         ◇

小石らの牽引から生まれたチャンス

 一方の「グランプレミオ・チッタ・ディ・ルガーノ」は、ルガーノの街をスタート・ゴールとした23.2kmの周回コースを8周回する185.6kmで競われた。周回コースには2つの登坂区間があり、8周回分すべて合わせると獲得標高は5072mと、かなり厳しい登坂コースになっている。

 レースはスタート後からハイペースで進み、序盤に35人ほどの先頭集団が形成された。NIPPOはそこへ3選手を送り込んだものの、チームのエースであるフィロージとダミアーノ・クネゴ(イタリア)は第2集団に取り残される形となった。そこから小石祐馬とジャコーモ・ベルラート(イタリア)で第2集団を牽引。先頭集団を射程圏内に捉えると、フィロージとクネゴを含む10選手が加速し、先頭集団に合流した。

プロ初勝利を挙げたイウリィ・フィロージ © NIPPO Vini Fantini

 その後、2選手が先行したが、残り50km地点でフィロージが単独で追走を仕掛け、先行していた2選手に合流。3人になった先頭グループから、最後の登坂区間でフィロージが渾身のアタック。マルコ・フラッポルティ(イタリア、アンドローニ ジョカットリ)がそれに反応し、2選手による勝負となったが、フィロージがスプリントを制した。完走者38人という厳しいレースだった。

 フィロージは現在25歳、U23ヨーロッパ選手権ロードレース2位、U23世界選手権ロードレース6位などの成績をもって、2015年にNIPPO・ヴィーニファンティーニでプロデビュー。今季でプロ3年目を迎えたイタリア期待の若手選手だ。

グランプレミオ・チッタ・ディ・ルガーノを制したイウリィ・フィロージ © NIPPO Vini Fantini

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