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理論派ライダーがエアロ&快適性を絶賛【動画】オージーケーカブトの新エアロヘルメット「エアロR1」の実力を西薗良太が試す

by 松尾修作 / Shusaku MATSUO
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 サイクリストの安全を守るヘルメットは、時として空力デバイスとして機能する。日本のヘルメットメーカー「オージーケーカブト」の新型エアロヘルメット「エアロR1」はライダーの頭部を守りつつ、空力、快適性を追求したヘルメットとして登場。全日本タイムトライアル(TT)チャンピオンの西薗良太(ブリヂストンアンカー サイクリングチーム)が最先端のエアロショートヘルメットの実力を確かめた。《文末に西薗がエアロR1を被り、走行したインプレッション動画》

エアロ性能と快適性を両立したオージーケーカブト「エアロR1」

現全日本TTチャンプが語るエアロR1

2016年の全日本タイムトライアル選手権を制した西薗良太(ブリヂストンアンカー サイクリングチーム)

 西薗は2016年6月に東京都・大島町で開催された全日本TTをトップタイムで優勝。フィジカルの強さもさることながら、独自でセッティングやフォームのエアロダイナミクスを突き詰めた結果だといえる。

 空力に対して深いこだわりがある西薗は、3月末から開催されたツール・ド・とちぎから初めてエアロR1を手にし、実戦へ投入。最新エアロヘルメットのインプレッションを海外遠征直前の西薗に聞いた。

◇         ◇

――エアロヘルメットの効果についてどうお考えですか

西薗:僕はTTでの走りを突き詰めるために、バンク(自転車競技場のトラック)で空気抵抗のデータを計測する技術を編み出しました。以前から研究を重ね、ヘルメットの空力効果はディスクホイールに匹敵するほどだと結果がでました。

地元・鹿児島でエアロR1の性能を確かめた西薗

 しかし、エアロヘルメットは空力性能と快適性能を両立するのは難しい。全日本ロードでは「ゼナード CV」を被りましたが、エアインテークが殆どないので、6月の気候ではやや蒸し暑かった。それでもエアロ効果を狙い、ゼナード CVを選択した。それほどヘルメットは空力に対してメリットがあると確信しています。実際に小集団のスプリントになり、効果を発揮したと思っています。

――エアロR1の印象を教えてください

エアインテークから入った空気は、内部の溝を通り、頭部の快適性を保つ

西薗:まず軽さに驚きました。実際の重量以上に軽く感じる。重心の位置の違いなのかな・・・。ヨーロッパのレースだと距離や時間、全てにおいて長い。なので“軽く感じる”というのはとても重要です。手も、首も、体中いたるところがおかしくなるなかで、重量的な負担が減るのはとても助かります。

 また、以前のカブト製品と比べて被り心地が大きく変わった。今までは手のひらで包まれるような感じでしたが、エアロR1は爪で頭皮を掴まれている感じ。でも、今までどおり日本人にぴったりとフィットする被り心地です。

――ヘルメット内部に溝を作り、空気の流れを研究したと聞いています

西薗:そうですね、走ってみると空気の抜けが素晴らしい。3月末のツール・ド・とちぎでは頭部が寒いと思うほどでした(笑) 頭頂部の排気口が効いているようですね。エアインテークの数が多い「ゼナード」と比べても、通気性は遜色ないレベルではないでしょうか。

後部に備えられた空力デバイス「ウェイクスタビライザー」が乱流を抑える

確実にメリットだと確信

――肝心のエアロ効果はいかがでしょうか

西薗:ツール・ド・とちぎの第一ステージ終盤に単独で逃げを試み、平均50km/hほどで走行しました。正直、大きな出力を必死に出しているライダーは、瞬間のエアロ効果についてはよくわからないと思います。しかし、“ディスクホイール分、確実にメリットになっている”という確信があり、ペダルを踏み続けることが出来たのはアドヴァンテージでした。

サングラスの上からでも自然に装着でき、エアロ効果も高めるシールドが付属する

 また、エアロR1に付属しているシールドも出来がとてもいいんですよ!ヘルメットのシールド自体がエアロ効果を高めるのは僕の研究結果でも分かっていました。なので、普段メガネをかけている僕は、シールドを装着するとき、使い捨てコンタクトレンズを使っていました。しかし、エアロR1は度入りサングラスをかけたままシールドを装着できる。マグネットで簡単に脱着できるのもポイント。いい意味で存在感が無く、自然に使えるのがとても気に入りました。

サイドがスリム、帽体がすっきりとしたデザイン

――エアロR1はどのような場面で選択されますか

西薗:空力性能に優れ、ここまで快適に被れるとゼナードとの使い分けが難しいですね(笑) もちろん、ツアー・オブ・ジャパンの富士山ステージや、獲得標高が多い修善寺ステージは物理的に軽いゼナードを選択するでしょう。それ以外のロードレースではエアロR1を被りたいですね。

 ツルっと丸みを帯びた“これぞエアロヘルメット”という形もいいのですが、エアロR1はいわゆる普通の形状なのがいいですね。スリムで、帽体が小さくかっこいい。とても気に入っています。

◇         ◇

 インタビューの最後に「ホイールなどの空力デバイスはきらびやかで、投資してみたいと思わせますが、コストで考えると2万円ほどで購入できるヘルメットが優れています。即効性があり、効果的なエアロパーツとして価値がありますね」と締めくくった。

オージーケーカブト「エアロR1」
税抜価格:19,000円
サイズ:S/M、L/XL
カラー:マットホワイト-1、マットブラック-2、パールホワイトレッド-3、マットブラックレッド-4、ブラックブルー-5、ブラックグリーン-6
規格:日本自転車競技連盟公認

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