スマートフォン版はこちら

サイクリスト

バイクインプレッション2017「PROJECT-K 042 SLR」 ソリッドな乗り味に快適性を共存させるショップオリジナルフレーム

  • 一覧

 千葉県市原市のProject-Kは、初心者から上級者、マニアまでが集うスポーツサイクル専門のお店。オリジナルブランドも展開し、カーボンフレームやカーボンホイールなどを取り揃える。今回は最新作の、T800カーボンを採用する「042 SLR」を試乗。BB周りは左右異型形状で、入力時の左右での変形量の差を少なくし、駆動伝達の効率化を実現しているという。空力性能にも趣向を凝らした、高剛性かつ軽量なカーボンフレームとなっている。

「PROJECT-K 042 SLR」(プロジェクト-K 042 SLR) Photo: Masami SATOU

PROJECT-K 042 SLR(プロジェクト-K 042 SLR)
価格:160,000円(フレーム、税抜)※専用シートポスト、ヘッドパーツ付属
サイズ:46、49、52、54、58
カラー:基本カラー UDカーボン + 艶ありor艶なしクリアー塗装
    ※カラーオーダー可、価格応相談(10,000〜30,000円アップ)
問い合わせ先:プロジェクト-K http://a-projk.com

スペック

フレーム: T800 ハイモジュラスカーボンファイバー
フォーク:カーボン
変速機:シマノ・デュラエース(F)&(R)
ギヤ:シマノ・デュラエース 52×36T、11-28T(11s)
ホイール:Project-K・2324TU
重量:5.95kg(49サイズ完成車)

フロントブレーキからの乱流を整えるダウンチューブとフロントフォークのデザイン Photo: Masami SATOU
フラットバック形状のシートピラーとシートチューブによって、しなり量が10%増加し、快適な乗り心地に貢献 Photo: Masami SATOU
左右異型形状のBB周り。規格はBB86を採用。角張ったチェーンステーと合わせて高い駆動伝達率を誇る Photo: Masami SATOU

インプレッション BY 松尾修作・米山一輝

米山一輝 サイクリスト編集部のエースライダー。数多くのトップ選手を輩出した東京の名門クラブチームで15年の選手経歴を持つ元レーサーで、現在は国内レースを取材で転戦中。身長175cm Photo: Masami SATOU

米山 非常にマニアックな構成で、かなり軽量に仕上げられた試乗車だね。特にホイールがとても軽く、フレーム自体もそこそこ軽いという印象だ。

松尾 この試乗車を持ってみた感想は「軽い!」の一言。事前情報によると、 フレーム重量が820gで、フォーク分が360gとのことです。オリジナルの「2324TU」というホイールの軽さが、参考ではあるものの、完成車重量に大きく影響した試乗車でした。

米山 うん。フレームは後ろ面を平らにしたシートポストや、ヘッド側とシート側で大きく断面形状を変えているダウンチューブなど、既存のロードバイクの良いとこ取りといった感も見受けられる。とはいえ、方向性としては軽量タイプのフレームなので、個性的に主張するというよりは、スタンダードな乗り味に落ち着いていると感じた。どうだった?

松尾 軽さと剛性のバランスは良く、不快感は無いですね。硬いのですが、脚がいっぱいになる不快な硬さではないので扱いやすいです。ハンドリングが若干タイトなこと以外は、バランスはまとまっていました。

米山 試乗は一般的なアルミリムのホイールで行ったんだけど、T800カーボンを採用するこのフレームは、カチコチに硬いわけではなく、思いのほか乗り心地も良いよね。

松尾修作 Cyclistの新人編集部員。元プロロードレーサーでヨーロッパをはじめ、アジアツアーやJプロツアーのレースを転戦した。脚質はオールラウンダーで、剛性が高いバイクよりはしなやかでも伸びのあるバイクを好む。身長175cm Photo: Masami SATOU

松尾 意外と良かったですね。少ししなるのでしょうか。でも、軽さと硬さを生かした加速も良かったですね! 走りに柔らかさはまったく無く、パワーロスを感じさせずに上りも、平坦も良く走ります。クリテリウムで実力を発揮しそうな印象でした。ソリッドで軽快。好き嫌いで言うと結構好き!

米山 適度にしなっていく感じなので、パワーを掛けていきたいライダーには好みが分かれるかもしれない。軽さを生かして上りをラクにこなしたいライダーにはとても合うと思う。

松尾 そうですね。上りは重量も軽いし、振りも軽快なので気持ちよく上れるでしょうね。下りは若干切れ込むので、慣れが必要です。あとは、この見た目が地味で好き嫌いが分かれそうですが、その反面、周りのパーツを引き立たせてくれそうですね。

米山 でもアップチャージでカラーオーダー対応みたいだよ。

松尾 なるほど。であれば、メジャーブランドではありませんが、選んだこだわりをアピールできるバイクになるのではないでしょうか。速く走らせることが難しくなく、かつ楽しくコントロールできるので、幅広いレベルのサイクリストにオススメです。

(編集 齋藤むつみ)

Photo: Masami SATOU

現在募集中のイベント情報

関連記事

この記事のタグ

15~20万円 バイクインプレッション プロジェクト-K ロードバイク

  • 一覧

新着ニュース

もっと見る

ピックアップ

イベント情報:御神火ライド

スペシャル

ソーシャルランキング

インプレッション

インプレッション一覧へ

連載