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ハイエンドの素材と技術継承ミッドレンジも妥協ナシ! アソスの「エキップ」「ミッレ」を試着レポート

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 “高品質ウェア”の代名詞として知られるスイスのサイクリングウェアブランド「ASSOS」(アソス)。ラインナップ中、リーズナブルなレーシングライン「エキップ」とコンフォートライン「ミッレ」シリーズの試着レポートをお届けする。手の届きやすい価格帯ながら、素材や作りに妥協がないこだわりの品質を体験した。

リーズナブルにアソスを堪能できる「エキップシリーズ」を着用 Photo: Masami SATOU

“第二の肌”とも思える薄さと着心地

体によりフィットし、エアロ効果を高めた Photo: Naoi HIRASAWA

 「SSエキップジャージ」はハイエンドモデルの「SSカンピオニッシモ」の技術を取り入れたエントリーグレードモデルだ。薄く通気性が優れつつもUVカット性能を両立させた背面パネルはSSカンピオニッシモにも用いられている。また、メインの素材はエアロ効果と優れた着心地を実現した新素材「タイプ176」を採用している。最新のs7パッドが取り入れられた「Tエキップ_s7」ビブショーツは、タイトなフィット感でレースシーンにも対応している。

裏地が透けるほど薄く、優れた通気性を確保 Photo: Naoi HIRASAWA
背面素材はハイエンドモデルと同じ生地を使用 Photo: Naoi HIRASAWA

 着用するとジャージの薄さに驚いた。ビブショーツの肩紐が透けるほどだ。タイプ176の生地は伸縮性が高く、タイトなシルエットながら、体とジャージの間に隙間がないようにフィットし“第二の肌”ともいえる着心地に感じた。高速走行でもバタつくことは全くないエアロ性能を発揮。BMCレーシングチームがこのSSエキップジャージをベースにチームジャージを製作しているのも頷ける。

“第二の肌”と言えるほど薄く、ストレスがない着心地 Photo: Naoi HIRASAWA
タイトなシルエットだが、裾の締め付けは少なく、ずり上がることはなかった Photo: Naoi HIRASAWA

 ビブショーツは言わずもがな、パッドが素晴らしい。昨年の「ツール・ド・おきなわ210km」を走ったときは好んでTエキップ_s7を使用した。パッドとショーツが全て縫われているのではなく、数カ所にとどまったフローティング構造になっており、s7パッドがペダリングする脚に追従。しっかりとしたパッド自体の快適性とあわせて、心地よく210kmをレーシングスピードで走行できた。約半年間、ヘビーに使用しているが生地やパッドにヘタリや傷みは見受けられない。

 アソスは「高品質だけど価格が高い」と思われがちだが、エキップのジャージは2万円を切り、ビブショーツは最上級モデルの半額だ。品質はハイエンドモデルにも劣らず、素材にも妥協がなく長期の使用にも耐える。アソスデビューを考えているサイクリストはエキップから揃えてみてほしい。(松尾修作)

■SSエキップジャージ
税抜価格:19,800円
カラー:ブラック、レッド、イエロー
サイズ:XS、S、M、L、XL、XLG、TIR
推奨使用温度帯:25℃~
フィット:レーシングフィット
UVカット:UPF50+

■Tエキップ_s7
税抜価格:24,000円
サイズ:XS、S、M、L、XL、XLG
カラー:ブラック
フィット:レーシングフィット
推奨使用温度帯:25℃~
UVカット:UPF 50+

“ゆったり”なのにしっかりフィット

ミッレシリーズはコンフォート向けの素材やサイジングが特徴 Photo: Masami SATOU

 ミッレシリーズはゆったりめの着心地でコンフォートライド向けのライン。まずは「SSミッレジャージ_evo7」を着てみたが、袖を通して羽織った段階で、大分フロントの布が足りない状態だった。ゆったりめと聞いていたが、ジッパーを上げたらパツパツで苦しくなるかも…近頃増量中の筆者の頭に不安がよぎる。

 だが前を閉めても、窮屈感が一切なく驚かされた。余計な締め付けが一切なく、軽さも相まってまるで何も着ていないかのような感覚だ。袖口を引っ張ってみると、生地がとても伸びることが分かった。謳い文句通りのゆったりとした着心地である一方で、身体にはしっかりフィットしているのでバタつきがない。素材はサラサラで肌触りが良く汗抜けも良好だ。

身体にフィットしてバタつかないが、軽量で伸縮性の高い素材により、ゆったりとした着心地を実現 Photo: Naoi HIRASAWA
袖口を引っ張ってみると、生地の伸縮性の高さがよく分かる Photo: Naoi HIRASAWA

 素材の伸びの良さが役立つ場面がもう一つ。バックポケットの収容力が高い点だ。「ちょっと入りきらないかな?」という量の荷物が、ポケットに楽々収まってしまった。持ち物が多いサイクリングでも安心。それでいてシルエットが垂れ下がって見苦しくなる事もない。素材選びと設計の良さを感じた。

 ビブショーツは「Tミッレショーツ_s7」。シンプルでベーシックな作りだが、素材やテクノロジーは上位モデルと同様のものを採用している。アソスのショーツの良さに関しては上記も含めて散々語られているが、やはり素晴らしい。噂のパッドはズレがなく衝撃をしっかり吸収しつつ、肌面はソフトで良い意味で存在感がなく、快適にライディング集中することができた。

バックポケットの収容力が思った以上に高い。貴重品などを収納できるジップポケットも便利 Photo: Ikki YONEYAMA
パネル数を減らすなどシンプルだが、薄くソフトな生地や、フローティング構造のパッドなど、上位モデルを踏襲 Photo: Naoi HIRASAWA

 ビブ部分(上半身)の素材選びや構造も特徴的で、本筋としてはパッドを含むお尻周りのフィットを向上させているのだが、副次的なメリットとして前側が下ろしやすく、ビブショーツとしては画期的なレベルでトイレがしやすい。きっとこの辺も考えた上での作りなのだろう。細部まで心配りと工夫が詰まった製品だ。価格面でも一般的なブランドと大差ないのが嬉しい。(米山一輝)

■SSミッレジャージ_evo7
税抜価格:15,200円
カラー:calypsoBlue、pitonGreen、holyWhite、nationalRed、voltYellow
サイズ:XS、S、M、L、XL、XLG、TIR ※ユニセックスモデル(男女共用)
推奨使用温度帯:25℃~32℃
フィット:コンフォートフィット
UVカット:UPF50+

■Tミッレショーツ_s7
税抜価格:18,600円
サイズ:XS、S、M、L、XL、XLG、XIR
カラー:ブラック
フィット:コンフォートフィット
推奨使用温度帯:25℃~
UVカット:UPF 50+

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