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深谷産業がメインスポンサーにMTBチーム「ドゥロワー ザ レーシング」発足 小野寺健、竹内遼、佐藤寿美の3人体制

by 平澤尚威 / Naoi HIRASAWA
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 マウンテンバイク(MTB)クロスカントリーの新しいプロチーム「ドゥロワー ザ レーシング」が4月1日、発足した。昨シーズンはミヤタ・メリダ バイキングチームで活動していたメンバーで構成され、プロ11年目の小野寺健、若手の竹内遼と佐藤寿美が所属。監督は山路篤氏が務める。メインスポンサーは深谷産業が務め、バイクは台湾の新興ブランド「TITANOS」(タイタノス)を使用する。

MTBの新チーム「ドゥロワー ザ レーシング」の(左から)佐藤寿美、小野寺健、竹内遼、スポンサーを務める深谷産業の近藤正勝社長、山路篤監督 Photo: Naoi HIRASAWA

 3月31日に行われた会見によると、同チームは東京五輪に選手を輩出することを見据え、長いスパンでのチーム強化を図る。山路監督は「2020年までメンバーを変えるつもりはない」とし、ステップアップで移籍することはあっても選手を放出する意思はないと断言。「五輪までの時間を『誰と過ごすのか』が重要で、五輪に出られてもその後の人生の方が長い。レース活動を通じて人を育てるチームにしたい」とチームの方針を語った。

小野寺健 Photo: Naoi HIRASAWA

 エースの小野寺は、昨年はヘルニアにより万全な状態でレースに臨めなかったが、「チームが変わるのは4回目。信じてくれる人のためにも成績を出していきたい。3人それぞれ違う個性で、走り方も違うし、面白いメンバーがそろっている」と自身の意気込みを語るとともに、昨年から同じチームで活動してきたメンバーについてコメントした。

 竹内は「UCI2レースを含むクップ・ドュ・ジャポン(CJ)や、MTBとシクロクロスともに全日本選手権のU23で優勝をめざす」と語り、佐藤は「今年は全日本U23で勝つことを一番の目標に、エリートで走るCJでもいい成績を残したい。自転車の楽しさを小さい子や、大人にも伝えていきたい」とレース結果だけにとどまらない意欲を見せた。

竹内遼 Photo: Naoi HIRASAWA
佐藤寿美 Photo: Naoi HIRASAWA

 山路監督は、自転車の人材育成を図るドゥロワーの代表で、2012年からMTBチームの運営に携わってきた。新チーム発足にあたっては「深谷産業の近藤(正勝)社長からの強い賛同があり、設立が決まった」と語った。

 チームをサポートする深谷産業は国内外約70ブランドを扱う問屋で、“ロードの深谷”として知られる。一方で近藤社長はスポンサーについた経緯を「いままではロード一本でやってきたが、MTB、トライアスロンにも手を広げていきたいと思っており、ドゥロワー の発足がうまく重なった」と説明した。チームの顔ぶれについては「若くて有望な選手だと思っているので、やるからには東京五輪に出場してもらいたい」と激励した。

山路篤監督 Photo: Naoi HIRASAWA
深谷産業の近藤正勝社長 Photo: Naoi HIRASAWA

 チームが使用するタイタノスの「SEDNA」(セドナ)は最先端の製造工法で作られた強靭で軽量なフレームが特徴。コックピットはコントロールテック、グリップはスパカズなど深谷産業が取り扱うブランドの製品を中心にくみ上げた。また、深谷産業がロードバイクラインナップに強いこともあり、MTB以外にもロード、ヒルクライム、シクロクロスなども参戦していくという。

タイタノス「セドナ」 Photo: Naoi HIRASAWA

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