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ブルーノで行く!アジア自転車旅<1>春休み・アジア3000kmの旅がスタート 地球というテーマパークに自転車で描く物語

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 旅する自転車「BRUNO」(ブルーノ)が取り組むキャンペーン「BRUNOが応援する『旅』 ~世界の自転車旅をサポート~ 若者よ旅に出よ!」で挑戦者に選ばれた溝口哲也さん(20)による、アジア自転車旅行が3月7日にスタートしました。溝口さんは昨年の8~10月、大学の夏休みを利用してヨーロッパを5000km走破。今回は春休みを利用して、香港からタイ・バンコクへ3000kmを走ります。溝口さんの旅のレポートを、連載でお届けします。

溝口哲也さん(20)のアジア自転車旅がスタート。今回は香港からタイ・バンコクを目指して3000kmを走る Photo: Tetsuya MIZOGUCHI

たくさんの応援に後押しされて

 いよいよ出発の時がやってきた。香港からタイ・バンコクまで約3000kmを走る。前回のヨーロッパと違って、気候や治安など不安が尽きないですが、そんな困難さえ楽しんでいこうと思っている。

2日間行われたトークショーには多数のご来場を頂きました Photo: Tetsuya MIZOGUCHI

 「サイクルモード ライド大阪」での出発直前トークショーは天候にも恵まれ、たくさんの方にご来場いただき、ありがとうございました。たくさんの方と色々な話ができて、すごく楽しかったです。また、応援していただき、本当にありがとうございました。おかげで、旅中は一人であっても、孤独感に押し潰されずに頑張れます!

 さて、イベントが終わってほっと一息付くのも束の間、翌朝から香港に向けて出発のため徹夜で旅行準備に取りかかった。自転車を分解し、梱包し、パスポート持って…最後の最後まで忙しいままの出国だった。

トークショー会場で。アドバイザーの山下晃和さん、サイクルスポットの加藤さん、松田吉弘さんに見送られた Photo: Tetsuya MIZOGUCHI
私が自転車を始めたお店では夜遅くまで自転車整備をしてくれた Photo: Tetsuya MIZOGUCHI

旅の出発地は香港

 香港に到着し、バスとタクシーを使ってホテルに向かった。ホテルでは早速自転車を部屋に持ち込む交渉。「高いお金を払うんだ! 部屋で自転車組み立てるだけだ。ダメって言うなら、おれは野宿してもいいんだぜ?!(謎の強気)」というような感じで許しを得ることができた。

 香港の夜景を眺めながら愛車を組み立てる。これ以上の贅沢があるだろうか。念入りに整備をしながら、これからの旅路を走りきるんだぜ!と根拠の無い自信に満ちていた。

香港の夜景 Photo: Tetsuya MIZOGUCHI
香港の夜景を眺めながら愛車を整備する贅沢な一時 Photo: Tetsuya MIZOGUCHI

 友人に「明日はどこを目指すの?」と聞かれ、私は「東の方」と答えた。友人はそれ以上尋ねてこなかったが、実際そんな感じなのだ。自転車という移動手段上、計画はあって無いようなもの。それはトラブルや天候などの外的要因か、あるいは自分の気まぐれによるものか、自由奔放なのが自転車旅の良さでもある。

 地球というテーマパークに自分のストーリーを描く。それが世界自転車旅なのだ。

ヨーロッパ旅に引き続き、「BRUNO 700c Touring Drop World Tour」を使用する Photo: Tetsuya MIZOGUCHI
道路は車で混雑している。自転車は走りにくそう… Photo: Tetsuya MIZOGUCHI
世界有数の人口密度を誇る香港の都市に圧倒された Photo: Tetsuya MIZOGUCHI

排ガスとクラクションの中、出発

 いよいよアジアの自転車旅が始まった。初めての世界旅だったヨーロッパに比べて落ち着いていた。少し海外慣れしたのだろう。初日から何をしていいか分からずにベンチで夜を越したスペインでの記憶が懐かしい。

香港からフェリーでマカオへ渡る Photo: Tetsuya MIZOGUCHI

 今回の旅で気掛かりなことと言えば、国境越えだ。EU圏内では国境はあってないようなものだが、果たしてアジアはどうなるか…。また、言葉も英語が通じないことが多く、コミュニケーションを取れるのか…そんな不安。未知の世界に対する漠然とした期待も半分抱きながら、ペダルを漕ぎ出した。

 香港は高層ビルが建ち並ぶ大都市だ。そういった都会では自転車は走りづらいと相場は決まっている。立ち込める排ガスと飛び交うクラクションに翻弄されながら、大陸の地を走り出した。国境では言葉に苦労しつつも、想像よりスムーズに香港、マカオ、中国へと通過することができた。

マカオでは廃墟のような住宅が建ち並ぶ Photo: Tetsuya MIZOGUCHI

自転車旅は急がず

 珠海から湛江へは、5時間ほどバスに揺られて西へと進んだ。自転車旅なのにバス輪行?と思うかもしれない。じつは、香港からバンコクまで自転車で走るには、私の春休みは短すぎたのだ。自転車旅で最も危惧すること、それは急ぐことである。時間が無い、もっと速く、もっと長距離走らなければ、そういう思考は人を盲目的にさせる。私は自転車の競技もしているので、速く走る楽しさも理解しているが、少なくとも自転車旅には、その理論は当てはまらない。

中国では道に迷いながら泥に苦戦した Photo: Tetsuya MIZOGUCHI
中国料理はどれも美味しい。本場の手羽先は最高に旨かった! Photo: Tetsuya MIZOGUCHI

 自転車旅の目的は、人との出会いや文化に触れることだ。自転車は、その手段としての道具に過ぎない。ただ、走るだけなら日本でもできるはず。自転車で走って、日本では見られないような壮大な景色を見て、いろんなことを経験したい。だから、「急ぐ状況」を回避するためなら、電車でもバスでも使えるものは使う。それが私の自転車旅だ。

いよいよ本格的に走り出す。今まで見たことない風景が先には広がっていた Photo: Tetsuya MIZOGUCHI

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