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ヘルメットからウェアまでトータルで揃うポックの2017ロードアパレルをチェック スウェーデン発、新進気鋭のブランド

by 松尾修作 / Shusaku MATSUO
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 スウェーデン発の新進気鋭のブランド「POC」(ポック)がロードサイクリング向けのラインナップを広げている。個性的なルックスのヘルメットやサングラスが広く知られるが、アパレルも充実。2017モデルのアイテムを着用してライディングし、その機能を体験した。

スウェーデン発のスポーツブランド「POC」(ポック)のサイクリングアイテムをチェック Photo: Masami SATOU

2005年創設のスポーツブランド

 POCの創設は2005年。当初はスノースポーツ向けのアイテムを販売し、ロードアイテムの展開は2014年からという新しいブランドだ。現代的な発想で作られる製品群は、伝統的なブランドと一線を画した独自の雰囲気をもつ。

AVIP(Attention Visibility Intaraction Protection)シリーズのジャージ(左)と、Racedayシリーズのジャージ © POC

 ロードアパレルのコレクションは、被視認性を高めるカラーコントラストやリフレクター素材を積極的に採用した「AVIP」(エイビップ)シリーズから始まり、現在はレーサー向けの機能を追及した「Raceday」(レースデイ)シリーズ、そしてロングライド向けの「Fondo」(フォンド)シリーズの3ラインへと拡充されている。

 AVIPシリーズがロードアパレルの最初に来ているのがポイントで、スノースポーツのヘルメットやプロテクターからスタートしたPOCにとって、「安全性」はブランド全体の大きな柱になっている。AVIPコンセプトを採用したヘルメットやサングラスもラインナップされている。

一見シンプル、細部まで作りこまれたアパレル

 今回は上下に「Fondo Light Jersey」(フォンドライトジャージ)と、「Multi D Bib Shorts」(マルチD ビブショーツ)を使用。ヘルメット、サングラスから全身POCで揃えてインプレッションを行った。

 ジャージはシンプルなカッティングで、ポップなカラーが面白い。フォンドシリーズはロングライド向けで、若干ゆとりのある着丈とフィット感。横方向にストレッチする素材は、着心地よく動きやすいとともに、バックポケットに荷物を入れても、垂れ下がって全体の形が崩れることはない。

ジャージに「Fondo Light Jersey」、パンツに「Multi D Bib Shorts」を着用 Photo: Ikki YONEYAMA
ブランドを主張しつつも上品なデザイン。グローブやソックスはタブが付いていて着脱しやすい Photo: Masami SATOU

 また「Light」の名前が示す通り軽量だ。標準タイプの「Fondo Classic Jersey」(フォンドクラシックジャージ)に比べ、より軽く涼しい素材を採用している。さらに脇と袖の下部には、メッシュ素材を配してあり、湿度の高い日本の夏場でも快適にライディングできそうだ。

 ビブショーツはパッドにこだわり、POCのラインナップ全体で6種類を使い分けている。パッド表面は通気性に優れた、薄くて肌触りの良いシームレスなベースレイヤーが、股全体を広く覆ってくれる。中に収められたシリコンベースのVPDSインサートが衝撃吸収のポイントで、モデル毎に最適な形状で配置されている。坐骨部分にしっかり厚みがあり、快適にライディングすることができた。

 ビブの肩ひもは幅広で、肩に食い込まず快適な着心地。ビブの肩に当たる部分や、ジャージも襟や袖口の部分は、きめ細かく肌触りの良い素材に切り替えられていて、細部まで心配りが感じられた。

ビブパンツの腰部には夜間のライトに反射するリフレクタープリントがドット状に大きく入る Photo: Ikki YONEYAMA
グローブは「Raceday Glove」を使用。薄手でダイレクトながら要所に補強や滑り止めが入れられている Photo: Ikki YONEYAMA
フロントジッパーの持ち手は星型。フォンドシリーズ内で数パターンの形状がある Photo: Ikki YONEYAMA

想像以上に軽量なヘルメット

 ヘルメットはPOCの代名詞と言ってもいい「OCTAL」(オクタル)、サングラスは「Do Blade」(ドゥーブレード)を使用した。

一目でそれと分かる、アイデンティティが際立つヘルメットとサングラスのデザイン Photo: Ikki YONEYAMA

 オクタルヘルメットは、小さなシルエットが流行する昨今において、あえて前後左右に大きく張り出した形状。いわゆる「キノコ型」だが、角の取れた全体のデザインがかわいらしく、見た目はむしろ軽快だ。その大きさからすると驚くほど軽量で、筆者が使用したLサイズでも実測わずか231gだった。後頭部のフィットシステムもスリムで邪魔にならない。

 そして厚みのあるシェルは、万一の時の高い安全性を感じさせる。ここはPOCが特にこだわっている部分なのだろう。頭が大きい筆者でも深く被ることができ、安心感のある被り心地だった。

 サングラスはヘルメットとトータルでデザインされ、合わせて使うことで、よりPOCの世界観が完成される印象だ。フレームは医療器具のために開発されたグリルアミド樹脂を採用し、軽量かつ弾力性がある。ノーズ部分が調整できるので、鼻が低い日本人でもしっかりフィットさせることが可能だった。

機能性とデザイン性が高い次元でバランス

 POCは北欧のブランドらしく、機能性を重視しながら、洗練されつつ温かみも感じさせるトータルデザインが魅力だ。個々で見ると一見個性的なデザインも、全体をPOCで固めてみると不思議な調和を感じることができた。安全性や快適性もしっかり押さえられている。あとはサイクリングを楽しむだけだ。

サイクリングのシーンに調和する洗練されたアイテムが魅力だ Photo: Masami SATOU

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