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2日目獲得のリーダージャージ守りきる唐見実世子が総合優勝、福田咲絵が区間2位で総合も3位に ビワセカップ最終ステージ

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 ベトナムで開催の女子ステージレース「ビワセカップ」は3月16日、最終日の第9ステージが112kmで行われ、日本ナショナルチームで出場の福田咲絵(慶応義塾大学)が逃げに乗りステージ2位に入った。個人総合では唐見実世子(弱虫ペダルサイクリングチーム)が首位を守りきり総合優勝、福田も順位を上げ総合3位に入った。レースの模様を唐見選手のレポートでお届けします。

個人総合優勝と3位を獲得した日本チームの選手・スタッフ

◇      ◇

総合逆転をかけたアタック合戦

 ビワセカップ大会9日目。今日が笑っても泣いても最終日。日に日に増していく緊張感と疲労。でも今日が今回の中で一番良い走りになるように集中しようと思って出走した。

 今日の作戦は、昨日と同様に総合に関係のない少人数の逃げを作り、集団をコントロールする事。逃げをそのまま行かせても良いし、ゴール前で捕まったら梶原選手で勝負する事の2点だった。

 スタートしてからアタック合戦開始。20km辺りで気が付いたら集団がいくつにも分裂していて焦った。これはまずいと思って、誰も後ろにつかせないように思いっきりペースをあげて、何とか逃げグループまで追いつく。逃げ集団の半分は逃げたいチーム、半分は後ろを待つチームといった感じだったので、10kmくらいは逃げたがそのうち捕まってしまった。

 最後のチャンスをかけて、総合上位4位あたりの選手までがアタックをしてくる。だが絶対に潰されてしまうので、通常なら1時間くらいで逃げが決まるのに、総合上位陣の譲らない動きで、なかなか逃げが決まらない。

若手の動きで思い通りのレース

 そんな中、個人総合5位の選手、6位の福田選手を含む13人の逃げが決まった。集団との差は確実に開いていく。利害関係が一致する日本と地元のチームがメイン集団をコントロールした。

 ラスト20kmあたりで監督から逃げ集団とのタイム差を2〜3分にするように言われ、樫木選手と下山選手がオーダー通りのタイム差を守りコントロールし続け、結局集団とのタイム差2分15秒で逃げグループがゴールした。

 福田選手はステージ2位を獲得。その結果、個人総合も3位まで上がり、日本チームとしては最高の形でレースを終える事ができた。

9日間を戦いきった選手たちと

 今回の遠征は、個人的にはリーダージャージのプレッシャーを背負いながらも、若い選手たちが、そのプレッシャーを解き放ってくれるかのように協力して守ってくれた。また、レース中、常に的確な指示があったので、大体は日本チームが思ったような展開に持ち込む事ができた。シーズン最初にこのようにたくさんの事を学ぶ場を与えて頂いた事に、深く御礼申し上げます。

第9ステージ(112km)
1 Supuksom Nuntana(タイ、タイナショナルチーム) 2時間44分02秒
2 福田咲絵(日本ナショナルチーム)
3 Phạm Thị Thuy Lien(ベトナム、VUS TPHCM)
41 下山美寿々(日本ナショナルチーム) +2分15秒
43 唐見実世子(日本ナショナルチーム)
46 梶原悠未(日本ナショナルチーム)
53 樫木祥子(日本ナショナルチーム)

個人総合成績
1 唐見実世子(日本ナショナルチーム) 21時間47分36秒
2 Supuksom Nuntana(タイ、タイナショナルチーム) +2分03秒
3 福田咲絵(日本ナショナルチーム) +2分57秒
38 梶原悠未(日本ナショナルチーム) +26分31秒
42 樫木祥子(日本ナショナルチーム) +28分27秒
58 下山美寿々(日本ナショナルチーム) +41分45秒

スプリント賞
1 Nguyễn Thị Thật(ベトナム、Gạo Hạt Ngọc Trời An Giang) 110pts
2 梶原悠未(日本ナショナルチーム) 70pts

山岳賞
1 唐見実世子(日本ナショナルチーム) 68pts

チーム総合
1 Tuyển Biwase Bình Dương
4 日本ナショナルチーム +2分50秒

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