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120kmのロングステージを乗り切る唐見実世子が総合首位を守り、最終ステージへ ビワセカップ第8ステージ

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 ベトナムで開催の9日間の女子ステージレース「ビワセカップ」は3月15日、第8ステージが120kmで行われ、日本ナショナルチームで出場の唐見実世子(弱虫ペダルサイクリングチーム)はメイン集団ゴールで総合首位の座を守った。レースの模様を唐見選手のレポートでお届けします。

スタート前の唐見実世子。2日目から総合首位のイエロージャージを着続ける Photo: Daebong Kim

◇      ◇

各チームの思惑が絡み合うアタック合戦

 ビワセカップ大会8日目。コースはほとんど平坦だが30km付近の緩い丘がちょっとしたポイント。千切れてしまうような場面はないものの、距離が120kmと長いので、日本チームとしては、正念場の1日になるであろうと思われた。

 作戦は、総合に関係のない選手の逃げを作って、しばらくは日本チームが集団をコントロール。タイム差を広げすぎないように、また縮めすぎないように展開して、もし、ラストで動きがあって集団スプリントになれば、梶原選手がスプリントに参加する、という事だった。

メイン集団を引く樫木祥子 Photo: Daebong Kim

 レースがスタートしてしばらくはアタック合戦。30km付近の上りでやはり総合に関係のない選手がアタックを開始した。2人、また2人といった感じでアタックが決まる。そのうちカザフスタンナショナルが集団の前に現れて蓋をする。30km前後で動く集団と逃げる7人の集団と一気に差が開いた。

集団で走る福田咲絵 Photo: Daebong Kim

 3分ほどのタイム差がつき、その後は地元チームやタイナショナルが積極的にアタック。個人総合上位を狙いたいチームやチーム総合上位を狙いたいチームの思惑で、頭がおかしくなりそう。少しして、チーム総合1位のチームが集団をコントロールし始め、2分30秒、2分、といった具合に、逃げ集団との差が縮まり始めた。

 一度、前との差が1分台に入った時は、アタック合戦を嫌ってか、カザフスタンナショナルがまた蓋をして2分差以上に詰めないようにコントロールしていた。日本チームとしては、集団コントロールの日ではあったが、他チームが積極的にコントロールをしてくれたので、それに甘んじて、淡々と距離をこなす事にした。

攻撃をしのぎ切り、最終日へ

下山美寿々 Photo: Daebong Kim

 ラスト15kmを切ったあたりから集団が活性化。上位選手によるアタック合戦が開始された。そこは自分の足で対処しなければならないので、総合2位の選手を中心にしっかりマークしてアタックに乗った。もちろんそのアタックが決まる訳もなく、アタックしては捕まり、というのが何度も繰り返された。

 ラスト3km。向かい風が吹き始め、アタック合戦が終わった、と思った。

 そこからはゴール勝負。7人の逃げは吸収されず、集団先頭は8位争い。ポイントリーダーの選手が早めに仕掛け8位、梶原選手は9位に終わった。今日は、総合を守る事が重要視された日だったので、まずは一安心の一日だった。

 いよいよ明日が最終ステージ。最後のゴールなので、突っ走るのみです。

ステージ表彰 Photo: Daebong Kim

第8ステージ(120km)
1 Lee Eunhee(韓国、Samyang Hàn Quốc) 3時間06分01秒
2 Phạm Thị Liễu(ベトナム、Gạo Hạt Ngọc Trời An Giang) +0秒
3 Phạm Hồng Nhung(ベトナム、Phân bón Coi Voi Bình Dương)
9 梶原悠未(日本ナショナルチーム) +1分46秒
46 唐見実世子(日本ナショナルチーム)
57 福田咲絵(日本ナショナルチーム)
65 下山美寿々(日本ナショナルチーム)
76 樫木祥子(日本ナショナルチーム) +30秒

個人総合成績
1 唐見実世子(日本ナショナルチーム) 19時間01分19秒
2 Phetdarin Somrat(タイ、タイナショナルチーム) +3分32秒
3 Sokovnina Natalya(カザフスタン、カザフスタンナショナルチーム) +3分34秒
6 福田咲絵(日本ナショナルチーム) +5分18秒
38 梶原悠未(日本ナショナルチーム) +26分31秒
43 樫木祥子(日本ナショナルチーム) +28分27秒
58 下山美寿々(日本ナショナルチーム) +41分45秒

スプリント賞
1 Nguyễn Thị Thật(ベトナム、Gạo Hạt Ngọc Trời An Giang) 107pts
2 梶原悠未(日本ナショナルチーム) 70pts

山岳賞
1 唐見実世子(日本ナショナルチーム) 68pts

チーム総合
1 Tuyển Biwase Bình Dương
3 日本ナショナルチーム +2分50秒

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