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唐見実世子は首位キープ落車翌日の梶原悠未がゴールスプリントで2位 ビワセカップ第7ステージ

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 ベトナムで開催の女子のステージレース「ビワセカップ」は3月14日、第7ステージが48kmで行われ、日本ナショナルチームで出場の梶原悠未(筑波大学)が大集団のゴールスプリントでステージ2位に入った。総合首位の唐見実世子(弱虫ペダルサイクリングチーム)は集団ゴールでその座を守っている。レースの模様を唐見選手のレポートでお届けします。

梶原悠未(左)がステージ2位に入った Photo: Daebong Kim

◇      ◇

フラットコースのはずが…

 ビワセカップ大会7日目の今日は、行きは海岸線、帰りはバイパスのような広い道を通って、スタートと同じ町に戻ってくる48kmで争われました。

 今日は、まずは個人総合を守る事。梶原選手は昨日の落車の影響もあるのであまり無理をせず、調子が良ければステージ優勝を狙う、という作戦で挑みました。事前情報ではコースはフラットだけど、海岸線で横風に吹かれてしまったらハードなレースになるかもしれない、との事でした。

 昨日の第6ステージでは、一瞬の隙を見せたがために無駄足を使ってしまうという失敗もあったので、個人総合上位の選手の動きは常にチェックしようと思ってスタートしました。

レース中盤のアップダウンを行く集団 Photo: Daebong Kim

 レースがスタートしてすぐ、先頭の位置取り争いなどが熾烈で殺気を感じ、距離は短いけど大変なレースになるかもしれないと覚悟しました。前半は道幅が今までのレースよりも狭く、凸凹していたり、穴があったりしたので、気を遣うようなコースでした。

 折り返しを過ぎて、突然、丘が現れました。後ろにいたら取り残されてしまうと思ったので、前にずっといました。スプリントポイント1位の選手やタイの選手が積極的にアタックをしていたので、自分の足は使わないようにできるだけ同調する走りをしていたら、集団はアッという間に小さくなりました。10人以下の集団になったと思いますが、日本チームも梶原選手を含めて3人残ってくれていたので、このままの逃げ集団でゴールまで行きたいと思いました。

逃げを潰して大集団スプリントに

アップダウンから形成された逃げ集団で走る唐見実世子。後ろは梶原悠未 Photo: Daebong Kim

 日本としてはこのまま有力ところのチームと協力してゴールを目指したいところでしたが、タイと地元のチームは別のマインドだったので、アタックを何度となく繰り返して、協力体制がとれませんでした。カザフスタンナショナルが唯一日本と同じ考えだったようでした。

 協調体制の取れない先頭集団はそのうち後方集団につかまってしまって大集団になりました。ラスト5kmを切った辺りからゴールスプリントに備えた動きになりましたが、ちょっとスピードが緩んだすきに、先頭集団から4、5人の逃げグループが出来ました。しばらく泳がせていましたが、捕まりそうで捕まらなかったので、樫木選手が潰しに行ってくれました。その動きで大集団スプリントに持ち込む事ができて、スプリンター同士の争いになりました。

 梶原選手は2位になってしまいましたが、落車後にもかかわらず、しっかりとお仕事をこなしてからの2位はさすがだと思いました。

メイン集団を日本ナショナルチームがコントロールする Photo: Daebong Kim

 残り2日。まだまだ気は抜けません。だんだんとチーム内だけでなくチーム外ともコミュニケーションが取れるようになってきています。たくさんの情報も察知しながら、どうすれば日本チームにとって有利になるのか考えながら走りたいと思います。

第7ステージ(48km)
1 Nguyễn Thị Thật(ベトナム、Gạo Hạt Ngọc Trời An Giang) 1時間10分10秒
2 梶原悠未(日本ナショナルチーム) +0秒
3 Nurul Suhada Zainal(マレーシア、マレーシアナショナルチーム)
37 唐見実世子(日本ナショナルチーム)
45 福田咲絵(日本ナショナルチーム)
53 下山美寿々(日本ナショナルチーム)
63 樫木祥子(日本ナショナルチーム) +30秒

個人総合成績
1 唐見実世子(日本ナショナルチーム) 15時間53分32秒
2 Phetdarin Somrat(タイ、タイナショナルチーム) +3分32秒
3 Sokovnina Natalya(カザフスタン、カザフスタンナショナルチーム) +3分34秒
6 福田咲絵(日本ナショナルチーム) +5分18秒
38 梶原悠未(日本ナショナルチーム) +26分31秒
43 樫木祥子(日本ナショナルチーム) +28分27秒
58 下山美寿々(日本ナショナルチーム) +41分45秒

スプリント賞
1 Nguyễn Thị Thật(ベトナム、Gạo Hạt Ngọc Trời An Giang) 104pts
2 梶原悠未(日本ナショナルチーム) 68pts

山岳賞
1 唐見実世子(日本ナショナルチーム) 68pts

チーム総合
1 Tuyển Biwase Bình Dương 47時間58分39秒
3 日本ナショナルチーム +2分50秒

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