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スプリント期待の梶原悠未は落車アクシデントの連続でピンチも唐見実世子が総合首位守る ビワセカップ第6ステージ

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 ベトナムで開催の女子のステージレース「ビワセカップ」は3月13日、第6ステージが110kmで行われ、第2ステージから個人総合首位に立つ日本ナショナルチームの唐見実世子(弱虫ペダルサイクリングチーム)は、幾度かアクシデントでピンチに立つものの首位の座をキープした。レースの模様を唐見選手のレポートでお届けします。

レースゴール後の唐見実世子。リーダージャージはワンサイズのためブカブカだ Photo: Daebong Kim

◇      ◇

弾丸娘が落車のアクシデント

風力発電の風車の横を走る Photo: Daebong Kim

 大会6日目。こちらに来てからは早起きが続き、眠いの一言。

 今日も早起きして荷物を出して、ごはんを食べて、6時半にはホテルを出発しました。日本ナショナルチームは日本からお米を持ってきてくださって、毎朝、マッサジャーがご飯を炊いて下さっているので、ベトナムに居ながら炊き立てごはんが食べられます。

 その他にも海外遠征に慣れたスタッフさんが手際よくサポートしてくださるので、選手は走る事だけに集中できております。この環境にはとても感謝しております。さらにはシーズン開幕準備で忙しい状況の中、私(唐見)の遠征を許可してくださったチームに対してもとても感謝しております。

 今日のレースの作戦としては、梶原選手のステージ優勝。展開次第でスプリントポイントも狙っていく。細かい逃げの選別を行う事。という感じでした。

 レースがスタート。やはりアタックが連発して集団が安定しない。そんな中、今日のエース梶原選手が落車してしまい、ステージリタイア。弾丸娘のDNFにより、チーム内により緊張が漂います。

大集団が駆け抜ける Photo: Daebong Kim

試練を乗り越え成長につなげる

 作戦は個人総合を守る、というシンプルなものに変更されましたが、ひっきりなしに続くアタック合戦で、かなり一杯の状況。

補給を受けながら監督の指示を受ける樫木選手 Photo: Daebong Kim

 そんな中スプリントポイントで、一瞬気を抜いた瞬間に総合に関わる20人ほどの逃げが決まり、私と樫木選手と下山選手が取り残されてしまいました。3人で先頭交代したかったのですが、カザフスタンの選手が蓋をしてしまい、先頭交代が上手く機能しません。追いつくのに足をかなり消耗させてしまったものの、何とか逃げ集団をキャッチ。そこが今日の日本チームにとって一番危なかった場面でした。

 とにかく全員が危険を察知するように伝えて、いつもより多くの情報を伝える事にしました。日本チームにとって、試練のレースではありましたが、4人で対応しなければならないという共通の意識ができて、今日一日でみんな強くなったのではないかと思います。

 ラスト3kmを過ぎた辺りで、今度は私が落車に巻き込まれてしまいました。同じく足止めを食らってしまった樫木選手が、すぐにチェーンを直して私の背中を押してくれました。必死で走りましたが、スピードに乗った集団は遥か彼方。1分くらいのビハインドでのゴールとなりました。

高校生の下山選手も、エリート選手とアタック合戦を繰り広げる Photo: Daebong Kim

 しかしゴール手前3km以内の落車という事で集団ゴールの扱いになり、ホッとしました。ジュニアの下山選手も日に日に集団に慣れてきていて、とても頼もしくなってきています。レースもあと3日。みんなでもっともっと成長してゴールを迎えたいです。

第6ステージ(110km)
1 Phạm Hồng Loan(ベトナム、Phân bón Con Voi Bình Dương) 2時間52分38秒
2 Nguyễn Thị Thi(ベトナム、Gạo Hạt Ngọc Trời An Giang) +0秒
3 Potapova Faina(カザフスタン、カザフスタンナショナルチーム) +3秒
16 福田咲絵(日本ナショナルチーム) +37秒
51 下山美寿々(日本ナショナルチーム)
58 唐見実世子(日本ナショナルチーム)
77 樫木祥子(日本ナショナルチーム)
80 梶原悠未(日本ナショナルチーム) DNF(+10分37秒)

個人総合成績
1 唐見実世子(日本ナショナルチーム) 14時間43分22秒
2 Phetdarin Somrat(タイ、タイナショナルチーム) +3分32秒
3 Sokovnina Natalya(カザフスタン、カザフスタンナショナルチーム) +3分34秒
6 福田咲絵(日本ナショナルチーム) +5分18秒
38 梶原悠未(日本ナショナルチーム) +26分37秒
42 樫木祥子(日本ナショナルチーム) +27分57秒
61 下山美寿々(日本ナショナルチーム) +41分45秒

スプリント賞
1 Nguyễn Thị Thật(ベトナム、Gạo Hạt Ngọc Trời An Giang) 87pts
2 梶原悠未(日本ナショナルチーム) 56pts

山岳賞
1 唐見実世子(日本ナショナルチーム) 68pts

チーム総合
1 Tuyển Biwase Bình Dương
3 日本ナショナルチーム

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