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Cyclist編集部が"密着調査"圧巻の200台! 「スポーツスペシャリティーストア」に見るサイクルベースあさひの本気度

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 「ママチャリのチェーン店」というイメージのサイクルベースあさひがスポーツサイクルに力を入れている―。そんな情報を元に、オールラウンドにスポーツサイクルが好きな40代Cyclist編集部員が、拠点となる専門店「スポーツスペシャリティーストア」を訪問。その品揃えやスタッフの対応、来店者の声をチェックし、“あさひの本気度”を探った。

出迎えてくれた、サイクルベースあさひ相模原店「スポーツスペシャリティーストア」の田村孝司さんが約200坪の店内を案内 Photo: Masami SATOU

見たことのない量のスポーツサイクル

サイクルベースあさひ相模原店「スポーツスペシャリティーストア」に編集部が潜入 Photo: Masami SATOU 

 訪れたのは神奈川県相模原市にあるサイクルベースあさひ相模原店。1階は通常のママチャリなど軽快車がずらりと並ぶ。よく見慣れた「あさひ」のスタイルだ。

 しかし、2階に上がると、見たことのないような量のスポーツサイクルがずらりと並んでいた。そこが、「スポーツスペシャリティーストア」(SSS)と呼ばれるスポーツサイクル専門店。2015年12月にオープンした200坪(約660㎡)の広々とした店内に、約200台ものスポーツサイクルが整然と並ぶ。感心したのが、それだけ広いフロアにもかかわらず「選びやすい」展示レイアウトだった。

女性ブランドLIVも充実 Photo: Masami SATOU
女性用コーナーは、ウェアやグッズも充実 Photo: Masami SATOU 
ジャイアントのクロスバイクとマウンテンバイクが並ぶゾーン Photo: Masami SATOU 

 GIANT(ジャイアント)のコーナーがフロアの真ん中を縦断。手前からマウンテンバイク、クロスバイク、ロードバイクコーナー、女性ブランドLivとさらに細分化されており、来店者の目的や経験レベルに合わせた陳列になっている。この量と種類の豊富さは、“本家”のジャイアントストア(直営店)でもなかなか見たことがない。品揃えも、人気クロスバイクのESCAPE(エスケープ)シリーズから、エアロロードのプロペルまで、ビギナーからベテラン(中級者)まで満足できそうなラインナップだ。

ビアンキコーナーはミニベロからロードバイクまで揃う Photo: Masami SATOU
「あさひ限定」のメリダ・スクルトゥラ300。価格を抑えながらシートポストはカーボン製だ Photo: Masami SATOU

 ただ「全ての来店者がジャイアントのバイクが見たいわけではない」と思いながら奥に進むと、今度はビアンキ(ロードバイク中心に12台)、メリダ(ロードバイク、シクロクロスバイクなど10台)のコーナーも設置され15万円台クラスを中心に並ぶ。特にメリダは「あさひ限定オリジナル」モデルがラインナップ。通常モデルとの違いはコンポーネントがシマノ105でなく「Tiagra」(ティアグラ)で組まれていること。価格を抑えながら、新城幸也選手と同じカラーリングのモデルを入門者でも手に入れやすくしているよう工夫されていた。

メリダはロードバイクだけでなく、シクロクロス車まで揃っていた Photo: Masami SATOU
あさひオリジナルのプレシジョンもウェアとともに陳列 Photo: Masami SATOU
コルナゴもパネルと共に誇らしげにディスプレーされていた Photo: Masami SATOU

ブランドの選択肢も豊富

スポーツサイクルに乗った生活をイメージできるようなディスプレーも設置されていた Photo: Masami SATOU

 フロアを統括する田村さんに聞くと「ビアンキやメリダは指名買い、ジャイアントはネットで調べて来たお客様が『一番お買い得』と決めてお求めになることが多いですね」ということだった。上記ブランドだけでなく、あさひオリジナルのスポーツサイクル「Precision」(プレシジョン)シリーズ、ルイガノ、フェルト、マリーンも並んでいたが、高級ブランドのイメージの強いコルナゴまで並んでおり、選択肢の幅を感じた。

ディスプレーにも一工夫

ジャイアントのシクロクロス車はオフロードをイメージした展示方法で飾られていた Photo: Masami SATOU

 特に目立っていたのは自転車に乗ったライフスタイルを想像できるようなディスプレーだ。入り口付近には様々なパーツが棚に置かれ、壁にはヘルメットやウェアがかかり、「自分の部屋にスポーツサイクルを置いたら」というシーンをイメージしやすく展示されていた。またマウンテンバイクがガレ場を走っていたり、ツーリングタイプのバイクにはバッグを取り付けて「旅」をイメージさせたり、来店者がワクワクするような工夫を凝らした展示が印象的だ。

 パーツやグッズの品ぞろえにも力を入れている。5つの陳列棚にはオリジナルブランドのグッズをはじめ、求めやすく豊富なカラーバリエーションが揃っている。編集部が注目したのはあさひオリジナルウェアだ。女性用のジャージはデザインも洗練され、軽量のウィンドブレーカーは3480円(税込)と割合安価ながら、しっかりとした作りとシンプルで飽きの来ないデザインで人気だという。取材時にもカップルが2人で”指名買い”していった。

スタッフの古頭さんが持つのは、あさひのオリジナル女性用ウェアだ Photo: Masami SATOU 
あさひオリジナルのウィンドブレーカー。軽いうえに7色のカラーバリエーションもうれしい Photo: Masami SATOU
オリジナルサドルのラインナップも充実している Photo: Masami SATOU
オリジナルサドルの商品名は「骨盤を支えポジションを安定させるサドル」など分かりやすい Photo: Masami SATOU

 その他にもオリジナルサドルも「路面からの衝撃を和らげるサドル」「ダイレクトなペダルフィールのサドル」「骨盤を支えポジションを安定させるサドル」など商品名がそのまま役割を表しており、ビギナーにも優しい商品だと感じた。その一方で隣には、全国のSSSの中でもここだけというfizikのテストサドルも用意。ビギナーにもベテランにも対応している品揃えだった。

様々な種類のライトを丁寧に説明するスタッフ Photo: Kenta SAWANO
チェーンロックもカラーバリエーションを強調したレイアウト Photo: Masami SATOU 

 品ぞろえは定番に絞っており、その分、カラーの種類は豊富だった。「見ていても楽しいし、はじめてのお客様に選ぶ楽しさも知ってほしい」とスタッフは話す。オリジナル工具、さらには日本で唯一、あさひだけの取り扱いとなる英国のケミカルブランド「ウェルドタイト」を含め、一通りのグッズが揃う。初めてスポーツサイクルを買う来店者が、自転車とともにカギ、ボトル、携帯用ポンプ、サドルバッグなど必要な一式を選べる。「ここに来れば何でも揃う、ワンストップ・ショッピングを心掛けています」と胸を張っていた。

清潔なピットスペースはお客さんとスタッフの交流の場だ Photo: Kenta SAWANO

 売り場以外でも力を入れているのが「フィッティングエリア」と「リラックススペース」だ。フィッティングエリアでは購入時のポジション出しのほか、再来店したサイクリストのポジション相談にも乗るなど、ビギナーから中級者まで納得のサービスとなっている。

 リラックススペースはソファやウオーターサーバーをそろえ、整備を待つサイクリストがくつろげる場所に。田村さんは「将来的には、お客様同士が集まってライドをした後に、ここに集まってまた盛り上がれるようなスペースになると良いですね」と語り、自転車を通じた交流の場としてのSSSの役割にも夢を膨らませていた。

初心者にうれしい「お試しサービス」

「ロードバイクお試しレンタル」は初めての人にうれしいサービスだ Photo: Masami SATOU

 また、特筆すべきなのが「ロードバイクお試しレンタル」サービスだ。ロードバイクを購入したくても、「身近に試乗する機会がない」「いきなり高価なバイクを買っても乗れるのか?」といった悩みや疑問を抱える初心者を対象に、3日間1000円でロードバイクを貸し出す。未成年は親の同意書が必要だが、同店ではSからLサイズまで、ジャイアントやルイガノを中心としたロードバイクが店先に7台準備されていた。

フィッティングゾーンでは、新規客のサイズ合わせや、すでに購入したサイクリストの相談にスタッフが乗ってくれる Photo: Masami SATOU
ウォーターサーバーや雑誌も揃うリラックススペース Photo: Masami SATOU
「あさひ」の社内チーム「すぴすた」のジャージを着る店長の田村孝司さん。日産スタジアム・サイクルパークフェスティバル男子ロードチームで3位に入った時の記念盾だ Photo: Masami SATOU

 ハードが充実しているのは分かったが、スタッフの対応はどうなのか。フロアを仕切る田村さんは、あさひ初のSSSとなった南大沢店(東京)の店長を務めた後、昨年からSSS相模原店に在籍している。中学生時代からマウンテンバイクに親しんだという田村さんの接客モットーは「お客様から声をかけさせない」こと。

 「昔、専門ショップに行っても店員さんには声をかけづらい雰囲気があった。そういう思いをお客様にして欲しくない」と、その思いを明かす。自ら社内の自転車チームに所属し、エンデューロレースで表彰台に上がるなど、経験者としてのアドバイスができるのも強みだ。

 こうしたSSSのサービスについて、利用客はどう感じているのだろうか。取材日は平日だったが、4月の入学シーズンや新生活スタートを前に夕方から来店が相次いでいた。そこで、何人かを直撃し、「店への入りやすさ」「見やすさ」「品揃え」「店員の印象」の4項目について、それぞれ5点、計20点満点で採点してもらった。その結果は写真のとおりだ。

 第1志望の高校に入学した記念に初めてのロードバイクを購入した沓掛悠也さんは、いきなりの20点満点。「色で選んだロードバイクだったけれど、スタッフの丁寧な説明で性能もしっかりしていることが分かり安心しました」と、その理由を語った。

初めてのロードバイクを購入した沓掛悠也さんに丁寧にメンテナンスについて説明するスタッフ Photo: Kenta SAWANO
高校入学に合わせて夢のロードバイクを購入した沓掛悠也さんは満点の評価 Photo: Kenta SAWANO
通学のためのクロスバイクを購入に来たという佐藤龍二さん(左) Photo: Kenta SAWANO

 4月から高校生になる佐藤龍二さんは野球部に入り20kmを自転車通学するためにクロスバイクを購入したという。「たくさんのお店を回りましたが、色々なサイズに乗ったり、色を見比べることができるのはこのお店が一番でした」と高く評価した。

 熱心にパーツの品定めをしていた男性客にも聞いてみた。ライトを購入する友人の付き添いで来店したという菱沼裕輔さんの採点は19点。「固定ギアのバイクが好きで、パーツを買いに良く来ます。ある程度のものが何でも揃うので、コンビニ的に通っています。ここで買ったものでなくても、固着したパーツを外したりする作業も気兼ねなくやってくれるので助かります」と話した。手頃価格で分かりやすい工賃表も、ベテランサイクリストを引き付ける要素かもしれない。

 閉店まで取材したが、ビギナーが気軽に入店しやすい雰囲気を保ちつつも、中級者も納得できる品揃えやサービスを提供している新しいタイプのお店だと感じた。何より、専門スタッフが絶妙なタイミングで来店者に寄り添い、専門的すぎない親切なアドバイスでその心をつかんでいるのが印象的だった。

買い替えのためにロードバイクに試乗に来た石田聖夜さんはスタッフの親切な応対を高評価 Photo: Kenta SAWANO
パーツコーナーを訪れた菱沼裕輔さんも高い評価 Photo: Kenta SAWANO

 あさひのSSSは全国で21店舗(2017年3月17日現在)。筆者も自宅付近のサイクルベースあさひでオリジナルブランドの工具やチューブなどを購入する機会が増えてきた。通常店舗も含め、スポーツサイクルの普及に力を入れる「あさひ」の裏側にさらに迫ってみたくなった。

サイクルベースあさひ「スポーツスペシャリティーストア」相模原店

住所:神奈川県相模原市中央区富士見2-7-3
電話:042-786-7723
営業時間:10:00~20:00
定休日:2018年1月1日,2月7日,2月20日

アンケートに答えて「ウェルドタイト」バイククリーナーをゲット!

ウェルドタイトの「バイククリーナー 1L スプレーボトル」 ©サイクルベースあさひ

最後までお読みいただきありがとうございました。この記事を読んでCyclist読者の皆様は、どのような感想をお持ちになったでしょうか? アンケートにお答えいただいた方の中から抽選で5名様に、イギリスの老舗自転車用品メーカー・ウェルドタイトの「バイククリーナー 1L スプレーボトル」をプレゼントします。
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【応募受付期間】
2017年4月10日(月)正午まで(当社が電子的に応募内容を受け取った時刻を基準にします)
【応募条件】
プレゼント企画への応募受け付けは当連載期間中4回実施予定ですが、応募していただけるのはお一人様につき1回限りとさせていただきます。
【応募方法】
アンケートにご回答いただいたうえで、ご連絡先などの必要事項を記入し、「送信」ボタンを押してください。確認画面が表示された時点で、応募が成立します。
【当選について】
・応募締切後、厳正な抽選により当選者を決定し、ご記入いただいたメールアドレス宛にCyclist編集部から当選を通知いたします。
【その他】
選考結果は当選者に対し、登録していただいたメールアドレス宛にメールで直接連絡します。応募の際は連絡可能なメールアドレスをご利用ください。
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