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ストラーデ・ビアンケ2017雨に濡れた未舗装路の激闘 クウィアトコウスキーが16kmの独走勝利

by 平澤尚威 / Naoi HIRASAWA
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 白い砂の未舗装路を駆けるワンデーレース「ストラーデ・ビアンケ」(UCIワールドツアー)が3月4日、イタリアのシエナで開かれ、ミカル・クウィアトコウスキー(ポーランド、チーム スカイ)が16kmを独走して、3年ぶり2度目の優勝を飾った。NIPPO・ヴィーニファンティーニの内間康平と小石祐馬はDNFだった。

ストラーデ・ビアンケで独走勝利を飾ったミカル・クウィアトコウスキー Photo: Yuzuru SUNADA

 コースはシエナを発着点とするアップダウンの多い175km。大会の特徴である白い砂のグラベルセクターは11箇所に設けられた。この日は雨が降ったため、選手たちは白い泥を体中に浴びながらのレースとなった。

 レース後半に入ると、ティボー・ピノ(フランス、エフデジ)らの先頭集団に、多くの有力選手を含む追走集団が迫った。ティム・ウェレンス(ベルギー)を擁するロット・ソウダルのトレインが力を発揮して、先頭集団を捉えることに成功した。ここからはアタックがかかっては先頭と追走が入れ替わる激しい戦いとなった。

うねる未舗装路を走る集団 Photo: Yuzuru SUNADA
先頭集団を追うロット・ソウダルのトレイン Photo: Yuzuru SUNADA

 残り22kmでウェレンスが仕掛けたアタックで、先頭は人数が絞られた。このアタックにはクウィアトクウスキー、グレッグ・ヴァンアーヴェルマート(ベルギー、BMCレーシングチーム)、ゼネク・スティバル(チェコ、クイックステップフロアーズ)が対応。さらにトム・デュムラン(オランダ、チーム サンウェブ)とルーク・ダーブリッジ(オーストラリア、オリカ・スコット)が合流した。

(右から)ゼネク・スティバル、ミカル・クウィアトコウスキーら有力選手 Photo: Yuzuru SUNADA

 第10セクターを抜けて舗装路に入ると、先頭に立ったクウィアトコウスキーがわずかな下りを利用してペースを上げた。後ろにいたスティバルとの差が開いたのを見逃さず突き放しにかかると、これが決定的な動きになった。ギャップを埋めるためスティバル、ウェレンス、ヴァンアーヴェルマートが追い上げを図るが、1対3の状況にもかかわらず差は広がっていった。

ストラーデ・ビアンケ表彰式。(左から)グレッグ・ヴァンアーヴェルマート、ミカル・クウィアトコウスキー、ティム・ウェレンス Photo: Yuzuru SUNADA

 クウィアトコウスキーは得意の独走で約30秒のリードを奪って、シエナの街へと続く上り坂へ。濡れた石畳を走り抜け、ゴール直前で勝利を確信すると力強く両手を突き上げた。ゴールしたクウィアトコウスキーの黒いバイクやヘルメットは白い泥に覆われ、雨の中の激闘を物語っていた。

 トップから約15秒差となった2位争いはヴァンアーヴェルマートが先着し、ウェレンスが続いた。

■ストラーデ・ビアンケ結果
1 ミカル・クウィアトコウスキー(ポーランド、チーム スカイ) +4時間42分42秒
2 グレッグ・ヴァンアーヴェルマート(ベルギー、BMCレーシングチーム) +15秒
3 ティム・ウェレンス(ベルギー、ロット・ソウダル) +17秒
4 ゼネク・スティバル(チェコ、クイックステップフロアーズ) +23秒
5 トム・デュムラン(オランダ、チーム サンウェブ) +1分26秒
6 ルーク・ダーブリッジ(オーストラリア、オリカ・スコット)
DNF 小石祐馬(NIPPO・ヴィーニファンティーニ)
DNF 内間康平(NIPPO・ヴィーニファンティーニ)

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