スマートフォン版はこちら

サイクリスト

title banner

旅サイクリスト昼間岳の地球写真館<44>個性が溢れるジョージアの首都トビリシ 心を癒す民泊や銭湯のような温泉

by 昼間岳 / Gaku HIRUMA
  • 一覧
観光以外にも温泉、食と飽きることのないトリビシの街 Photo: Gaku HIRUMA

【2014年5月】ジョージア トビリシ

一日いても飽きることはないトリビシの蚤の市 Photo: Gaku HIRUMA

 ジョージア(グルジア)はとても個性の溢れた魅力ある国だった。首都トビリシは新しい建物と古い建物の入り乱れる面白い街だ。グルジア正教の古い教会で熱心に祈る人々に、週末に開かれる蚤の市。ガラクタに紛れてソ連時代のアンティークが乱雑に並ぶ。

 町の中心部にある大衆浴場は日本の銭湯のような雰囲気で、素っ裸で入る温泉だ。海外は水着で入るのが一般的なので、石鹸や垢すりできれいにしてから湯船に浸かる様に、親近感と感動すら覚えた。

ジョージア名物ヒンカリ。一口で肉汁のスープが溢れ出す Photo: Gaku HIRUMA

 風呂上りは生ビールを飲み、国民食であるヒンカリという巨大小籠包にかぶりつく。一口食べると肉汁たっぷりのスープが溢れ出し、肉のうまさと香草のさわやかさが口いっぱいに広がる。うどんのような触感の皮も食べ応え十分で、走行中もよくこいつとビールをやってしまい、午後は走行不能になることもしばしばだった。

 そしてこの国では民泊ができるので、ジョージアの人たちと気軽に触れ合えるのも大きな魅力の一つだ。中でもトビリシのスリコの家はとても素敵な家族だった。

 その日、スリコの家に到着したのは午後8時前だった。どこかで野宿をと思っていたが、幹線道路沿いにテントを張れる場所がなく160km走って、ヘトヘトになってたどり着いた。

スリコとメディコ。この素敵な夫婦に会いにだけにこの街を訪れる旅人も多い Photo: Gaku HIRUMA

 流石に到着が遅かったので夕食には間に合わないだろうと思ったけど、奥さんのメディコはとても優しく微笑んで、

 「疲れたでしょう。さぁ一緒にご飯を食べましょう」と言って食卓へ招いてくれた。

 お酒が大好きでとても愉快なスリコと優しいメディコ。2人のホスピタリティと身に染みる優しさが長期旅行者の心を本当に癒してくれる。

昼間岳昼間岳(ひるま・がく)

小学生の時に自転車で旅する青年を見て、自転車で世界一周するという夢を抱いた。大学時代は国内外を旅し、卒業後は自転車店に勤務。2009年に念願だった自転車世界一周へ出発した。5年8カ月をかけてたくさんの出会いや感動、経験を自転車に載せながら、世界60カ国を走破。2015年4月に帰国した。ブログ「Take it easy!!

関連記事

この記事のタグ

旅サイクリスト昼間岳の地球写真館

  • 一覧

新着ニュース

もっと見る

ピックアップ

ショップナビ

スペシャル

ソーシャルランキング

インプレッション

インプレッション一覧へ

連載