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東海地方のシリーズ戦ロードレース前年のシリーズ王者、野中竜馬が少数スプリントを制す キナンAACAカップ第2戦

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 東海地方で毎月開催されるロードレース「KINAN AACA CUP」(キナンAACAカップ)の2017年シリーズ第2戦が2月18日、岐阜県海津市の国営木曽三川公園長良川サービスセンター前特設コースで行われた。国内トップ選手が集まる1-1クラスは91.8km(5.1km × 18周回)で争われ、逃げ切った6人のスプリント勝負に。名物の観戦スポット、フィニッシュ前の上り区間を野中竜馬(キナンサイクリングチーム)が最速で駆け上がり優勝した。

6人でのゴールスプリントを制した野中竜馬 ©KINAN Cycling Team

 第2戦はホストを務めるキナンのほか、マトリックス・パワータグ、那須ブラーゼン、イナーメ信濃山形、そして第1戦に引き続き参戦のインタープロ サイクリングアカデミーなどのJプロツアーチームが、冬場のトレーニングの一環として参加し、観客を湧かせた。

 最初に抜け出したのは関東からの遠征組、新城銀次(那須ブラーゼン)。単独でしばらく逃げ続けるも、序盤ということもありメイン集団に飲み込まれる。この後も、アタックと牽制が繰り返される中、単独参戦の選手たちも数を揃えるマトリックス・パワータグの選手や那須ブラーゼンなどプロチームの動きに敏感に反応。

ホストのキナンサイクリングチームと、シリーズリーダーのトム・ボシスが先頭に並ぶ ©KINAN Cycling Team
しばらく単独で逃げた新城銀次が吸収される ©KINAN Cycling Team
ようやく抜け出した5選手 ©KINAN Cycling Team

 開始1時間を過ぎても逃げ集団ができず、スピードの緩急に耐えられない選手が一人、また一人と集団から遅れていく厳しい展開となった。ようやく10周回目に設けられた周回賞をきっかけに 5選手がエスケープに成功。野中、新城のほか、第1戦の優勝者でシリーズリーダーのトム・ボシス(フランス、インタープロ サイクリングアカデミー)や岸崇仁(那須ブラーゼン)、豊田勝徳(イナーメ信濃山形)といった足並みの揃ったメンバー。

 混沌とした展開でようやく逃げが決まるも、集団は諦めず、その差は最大でも1分以内でまだまだ読めない。 逃げ集団に選手を送りこめなかったマトリックス・パワータグが集団牽引を開始し、ジワリジワリとタイム差を縮め始めた。

メイン集団をコントロールするマトリックス・パワータグ ©KINAN Cycling Team

 25秒、18秒、13秒と徐々に逃げ集団を追い詰めるマトリックス列車だが、牽引要員のアシスト選手を使いきり、エーススプリンターの吉田隼人が自ら追走する場面も見られた。

 残り1周回に入ったところでタイムギャップはいよいよ10秒ほどとなり、ついに射程圏内と迫ると、ベテランの山本雅道(シエルヴォ奈良ミヤタ・メリダ)がメイン集団から絶妙なタイミングで逃げ集団への単独ブリッジを成功させた。

 山本が単独で逃げに合流し、6人による優勝争いは、野中が昨年のシリーズ総合優勝者の意地を見せスプリントを制した。2017年の1勝目を飾った。

 日本のプロのレースシーンでおなじみの選手たちが多く集まるこのシリーズ戦もすでに2戦を消化し、見て楽しめるレースイベントへと成長している。次戦も若手の積極的なチャレンジが期待される。

ファンが鳴らした「周回賞のジャン」

「ワコーズ」ブース ©KINAN Cycling Team

 レース会場内にはブースが設置され、「ワコーズ」ではチェーン汚れや、自転車とオイルの関係について、「アスリチューン」ではレース前後のエネルギー補給について参加者へアドバイス。また、東海地域ではお馴染みとなった「ブチョーコーヒー」と「CLT」のコラボブースでは、人気の小倉カイザーやサンドイッチなどさまざまな補給が用意され、参加者の空腹を満たした。

東海地域ではおなじみの「ブチョーコーヒー」と「CLT」コラボブース ©KINAN Cycling Team
「アスリチューン」ブース ©KINAN Cycling Team

 なお今回の1-1クラスでは、昨年の12月に開かれたキナンのファン感謝祭で「周回賞のジャンを鳴らす券」を獲得したファンが、審判の指示のもとレースの重要な局面を担った周回賞のジャンを鳴らした。

 またレース会場では好評のストレッチ講座も行われ、参加者はKINAN Cycling Teamの選手たちと有意義な時間を過ごした。この講座は次回以降も随時改善を加えながら行っていく。次回はキナンの選手たちをケアしている中島通接骨院の若山敦資先生が臨時講師として、選手たちと共に登場する予定だ。

 第3戦は3月11日に、今回と同じ国営木曽三川公園長良川サービスセンター前特設コースでの開催を予定している。

周回賞のジャンを鳴らす券を獲得したファンと、キナンサイクリングチームの選手たち ©KINAN Cycling Team
キナンサイクリングチームの選手たちによるストレッチ講座 ©KINAN Cycling Team

第2戦1-1クラス結果(91.8km)
1 野中⻯馬(キナンサイクリングチーム)
2 トム・ボシス(フランス、インタープロ サイクリングアカデミー)
4 山本雅道(シエルヴォ奈良ミヤタ・メリダ)
4 岸崇仁(那須ブラーゼン)
5 豊田勝徳(イナーメ信濃山形)

2017ポイントランキング(第2戦終了時)
1 トム・ボシス(フランス、インタープロ サイクリングアカデミー) 768pts
2 野中⻯馬(キナンサイクリングチーム) 512pts
3 椿大志(キナンサイクリングチーム) 256pts
4 山本雅道(シエルヴォ奈良ミヤタ・メリダ) 128pts
4 鈴木龍(ブリヂストンアンカーサイクリングチーム) 128pts

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