スマートフォン版はこちら

サイクリスト

しなやかで軽い走行性能が魅力チャレンジタイヤ「クリテリウム 320」 オープンチューブラーとチューブラーを乗り比べ

by 松尾修作 / Shusaku MATSUO
  • 一覧

 イタリアの「チャレンジタイヤ」は、1878年から創業したブランド「クレメン」の流れを汲む老舗タイヤブランドだ。歴史と共にブランドの移り変わりはあったが、職人による技術は今も顕在している。今回はチャレンジの「クリテリウム 320」のオープンチューブラーとチューブラーをインプレッション。しなやかかつ高品質な乗り心地を体験した。

オープンチューブラータイプのチャレンジ「クリテリウム 25C」 Photo: Shusaku MATSUO

チューブラーと同じプロセスで製造

 オープンチューブラーは、チューブラータイヤと同じ行程で作られるクリンチャーホイール用タイヤだ。フィニッシュのみ筒状にするか、クリンチさせるビードをつけるかの違いにとどまり、しなやかな造りが可能となっている。クリテリウム320 オープンチューブラーも平らになり、薄く折りたたむことが可能なほど柔らかい。普通のクリンチャータイヤと比べると明らかにしなやかだ。

密度度が高く、きめ細かいケーシングが特長 Photo: Shusaku MATSUO

 装着方法はクリンチャーと変わらない。ビードをホイールに引っ掛けて嵌めていくが、タイヤが柔らかく指で装着していくのに少々手こずった。空気を入れて自転車にホイールを装着すると、あめ色のサイドがクラシカルでトラディショナルな印象を与える。レーシーなロードバイクだけでなく、クロモリロードバイクにも合いそうだ。

 推奨気圧が7.5-10気圧と記載があるため、体重69kgの筆者は25Cのエアボリュームを考慮して7.5気圧に設定した。走りだすと転がり抵抗の少なさをまず感じる。路面の細かい凹凸にもタイヤが都度対応し、不快なノイズをいなしてくれる。コーナリングでも落ち着いた挙動で進入ができ、Gを感じている間も安定。グリップ力は極端に高くないものの、タイヤ全体が路面を捉えて曲がることができた。

転がり抵抗が低く、しなやかなコーナリングが可能 Photo: Masami SATOU
ダンシングでは路面をしっかり掴みつつ、軽快に加速 Photo: Masami SATOU

しなやかだと強調したが、パワーロスや腰砕け感はない。25Cとやや太めだが、215gと軽量で、上りのダンシング時にも軽快感を損なわなかった。今回はブチルチューブを使用したが、ラテックスチューブでもテストをしてみたい。恐らく更にメリットが活きるだろう。クリンチャーホイールしか持っていないライダーでも、チューブラータイヤを高い次元で体験できるはずだ。

 また、チューブラータイヤのクリテリウム320もテストを行った。使用したホイールはシマノ「R9100-C40」で、かなり幅が広いリムだったが、25Cのクリテリウムはこれに対応。リム幅の方がタイヤより太いものの、十分な太さで存在感を示していた。

 オープンチューブラーとの間で性能に差があるかと思ったが、ほぼ性格は同じであった。チューブラータイプのほうが更に振動吸収性が優れていたが、グリップ、コーナリング性能は互角。同じ行程で作られていることを実感した。

チューブラータイプのチャレンジ「クリテリウム 25C」 Photo: Shusaku MATSUO

「クリテリウム320 オープンチューブラー」
税抜価格:6850円
サイズ:700×23c、700×25c
重量:205g(23C)、215g(25C)
カラー:オールブラック、ブラック×ホワイト

「クリテリウム320 チューブラー」
税抜価格:9840円
サイズ:28″×21mm、28″×23mm、28″×25mm
重量:205g(23C)、215g(25C)
カラー:オールブラック
ブラック×ホワイト(21mmはブラックホワイトのみ)

現在募集中のイベント情報

関連記事

この記事のタグ

チャレンジ パーツ・アイテムインプレッション

  • 一覧

新着ニュース

もっと見る

ピックアップ

イベント情報:千葉競輪パワースポーツ講座

スペシャル

SBAA動画

ソーシャルランキング

インプレッション

インプレッション一覧へ

連載