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バイクインプレッション2017「CANYON ULTIMATE CF SL DISC」 ディスクブレーキに進化した万能ロードレーサー

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 ドイツのバイクブランド「キャニオン」のバイクは、直接販売という独自のセールススタイルで、日本のカスタマーにもダイレクトに届けられる。高性能なオンロード、オフロードのレースマシンをはじめとするラインナップは、スペック違いのバリエーションが豊富で、大いに悩み選べる。今回試乗したのは、ディスク対応が一気に進んだロードバイクラインナップの中から「アルティメット CF SL ディスク 9.0 エアロ」をセレクト。新色にも注目だ。

「CANYON ULTIMATE CF SL DISC 9.0 AERO」(キャニオン アルティメット CF SL ディスク 9.0 エアロ) Photo: Masami SATOU「CANYON ULTIMATE CF SL DISC 9.0 AERO」(キャニオン アルティメット CF SL ディスク 9.0 エアロ) Photo: Masami SATOU

CANYON ULTIMATE CF SL DISC 9.0 AERO(キャニオン アルティメット CF SL ディスク 9.0 エアロ)
価格:399,000円(完成車、税抜)※配送費用別途
サイズ:2XS、XS、S、M、L、XL、2XL
カラー:ステージレースブルー、ステルス
問い合わせ先:キャニオン・ジャパン https://www.canyon.com/ja/

スペック

フレーム:CANYON ULTIMATE CF SL DISC
フォーク:CANYON ONE ONE FOUR SLX DISC F38
変速機:シマノ・アルテグラ(F)&(R)
ギヤ:シマノ・アルテグラ 52×36T、11-28T(11s)
ホイール:マヴィック・コスミックプロカーボン ディスクブレーキCL
重量:7.92kg(Sサイズ完成車)

キャリパーブレーキを載せないシートステーはブリッジを持たず、快適性に大きく貢献 Photo: Masami SATOUキャリパーブレーキを載せないシートステーはブリッジを持たず、快適性に大きく貢献 Photo: Masami SATOU
前後12mmスルーアクスルと、DTスイスと共同開発した、取り外し式のRWSレバー採用する Photo: Masami SATOU前後12mmスルーアクスルと、DTスイスと共同開発した、取り外し式のRWSレバー採用する Photo: Masami SATOU
空力性能に優れるカムテール形状のフォーク、ダウンチューブ、シートステイ。比較用に用意された「Ultimate CF SL Disc」は新色のロードスターブラウンを纏う Photo: Masami SATOU空力性能に優れるカムテール形状のフォーク、ダウンチューブ、シートステー。比較用に用意された「Ultimate CF SL Disc」は新色のロードスターブラウンを纏う Photo: Masami SATOU

インプレッション BY 松尾修作・米山一輝

米山一輝 サイクリスト編集部のエースライダー。数多くのトップ選手を輩出した東京の名門クラブチームで15年の選手経歴を持つ元レーサーで、現在は国内レースを取材で転戦中。身長175cm Photo: Masami SATOU米山一輝 サイクリスト編集部のエースライダー。数多くのトップ選手を輩出した東京の名門クラブチームで15年の選手経歴を持つ元レーサーで、現在は国内レースを取材で転戦中。身長175cm Photo: Masami SATOU

米山 「アルティメット」はオールラウンドなロードレースバイク。「アルティメットCF SL」は「CF SLX」に次ぐグレードで、以前から良いバランスのバイクという印象だったけど、今回ディスク仕様に乗ってみても、その印象は変わらない。

松尾 キャニオンはディスク仕様を一気にリリースしてきましたね。「アルティメットCF SLX」では軽量性を求めてキャリパーブレーキのほうがまだまだ需要はあるでしょうが、「CF SL」のディスクは、より万能で、上級者以外にも訴求できるモデルだと思います。

米山 うん。ディスクブレーキはエンデュランス系ロードにはだいぶ広まってきた印象だけど、ロードレースにおいては、まだレースの現場が慎重に試用している段階で、各バイクブランドも非常に限定的なのが現状。そんな中キャニオンは、フルラインナップで打ち出し、一歩先んじた印象だ。今回の試乗車のようにブルーやブラウンなど、新しいカラーを投じているところにもこれらの広まりを予感させるものがある。

松尾 単純に、これまで通りのブラックばかりではなく、鮮やかなカラーもラインナップされたのもいいですよね! さて、「アルティメット CF SL ディスク 9.0 エアロ」のインプレッションですが、剛性感は上がっていますが、ホイールの影響であって、フレームの剛性自体は変わらないのかもしれません。足周りの剛性が増し、高速域で更に踏んでいけるようになりました。オーソドックスな構成で、ロングライドなどにも最適なバイクでしたが、ディスクになったことでよりオールマイティに使用できるようになったと思います。

米山 うん。あと、乗り心地がずいぶん良く感じた。ブレーキキャリパー台座になっていたシートステーブリッジが省略されたことも、影響としてあるのだろうか。

松尾修作 Cyclistの新人編集部員。元プロロードレーサーでヨーロッパをはじめ、アジアツアーやJプロツアーのレースを転戦した。脚質はオールラウンダーで、剛性が高いバイクよりはしなやかでも伸びのあるバイクを好む。身長175cm Photo: Masami SATOU松尾修作 Cyclistの新人編集部員。元プロロードレーサーでヨーロッパをはじめ、アジアツアーやJプロツアーのレースを転戦した。脚質はオールラウンダーで、剛性が高いバイクよりはしなやかでも伸びのあるバイクを好む。身長175cm Photo: Masami SATOU

松尾 そうですね。それに太いタイヤも履けるのもメリットです。ディスク仕様は重量増になりますが、もともと重心が低く、バイクを振りやすい性格だったので、悪い印象はありませんでした。キャリパー仕様フレームのバランスの良さは崩れていませんし、ブレーキフィーリングは上がったので、気を使わない分、快適というか、ラクになりました。

米山 油圧メカニズムの関係でハンドル周りが少し重く感じたが、これは慣れれば問題ないだろう。今回、比較用に、フレームは共通でスペックの異なる「アルティメット CF SL ディスク 8.0」にも乗ったけど、この価格で油圧式で、ほか足回りにも抜かりなく、お買い得だなぁ。

松尾 エアロのパッケージのとおり、空力性能を重視したステム一体型ハンドルバーH36エアロコクピットが存在感ありましたね。個人的にはだいぶディスクブレーキにも慣れてきました。結構フィーリングが変わるので最初は戸惑いがありますね。でも、ディスクブレーキの走り方、メリットを理解すれば武器になることは確かです。今回も、僕はディスクモデルのほうがSLに関しては好きです。キャニオンのように、肯定的にディスク対応モデルを増やすブランドに好感が持てます。

(編集 齋藤むつみ)

Photo: Masami SATOUPhoto: Masami SATOU

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