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まさみんのゆるゆる自転車女子旅<30>雪国ならではのお楽しみ ファットバイクで行くポタリングツアーを体験

by 龍野雅美 / Masami TATSUNO
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 さんざんだったけれど楽しんだ前回の「雪ちゃりナイター」。一方、その日の昼間に参加したツアー「ファットバイクで豪雪ツーリング」は対極すぎるほどゆるゆるでした! 長野県飯山市のグルメや観光情報とともに、ファットバイクでめぐったサイクリングツアーの様子を、ポタガール仲間の「チズリン」とともにレポートします。

日差したっぷりで澄み切った空気に快晴の空。千曲川にかかる中央橋から眺める景色が最高でした! Photo: Masami TATSUNO日差したっぷりで澄み切った空気に快晴の空。千曲川にかかる中央橋から眺める景色が最高でした! Photo: Masami TATSUNO

飯山の観光スポットを巡るゆるポタツアー

飯山駅1階にある信越自然郷アクティビティセンター。ウェアにスキー用品、いろいろな種類の自転車までレンタル用品が充実しています Photo: Masami TATSUNO飯山駅1階にある信越自然郷アクティビティセンター。ウェアにスキー用品、いろいろな種類の自転車までレンタル用品が充実しています Photo: Masami TATSUNO

 朝はのんびり起きて準備をし、大宮駅でおいしいパンを調達したら新幹線に揺られること約90分。飯山駅の改札を出てエスカレーターを下りれば、あっという間に今回の目的地「信越自然郷アクティビティセンター」に到着します。北陸新幹線開通に伴い改築された飯山駅は、とてもキレイで設備も充実しています。新幹線から降りてくる人は半分くらいが海外からのお客様。多くがここからバスでアクセスできる野沢温泉でスキー旅行を楽しまれるそうです。

ツアーの最初に、駅前の広場で簡単に練習します。雪の固さによって、乗り心地が変わります Photo: Masami TATSUNOツアーの最初に、駅前の広場で簡単に練習します。雪の固さによって、乗り心地が変わります Photo: Masami TATSUNO

 実はファットバイク初体験。そして雪の上をサイクリングするのも初体験。そんな参加者も多いようで、ツアーではガイドの方が初めに広場で乗り方をチェックをしてくれました。

 広場の雪はすでに固められていたので、普通の道を走るのとなんら変わりなく走れます。「雪の質によって、走り心地が変わるので端っこの方の新しい雪のところも試してみてください」とガイドさんに教えてもらい、行ってみると急にペダルの感触が変わる!なんだろう、急に小麦粉とか片栗粉とかの中に足を踏み入れた感じ。立ち漕ぎスタイルにして、グイっと乗り越えます。

 ウォーミングアップが済んだら、いよいよツアー開始です。

雪で道が行き止まりになっていてUターン!雪国のツーリングにはこんな面白いハプニングも Photo: Masami TATSUNO雪で道が行き止まりになっていてUターン!雪国のツーリングにはこんな面白いハプニングも Photo: Masami TATSUNO

巨大なかまくらがお出迎え

飯山市は、膨らませたバルーンを覆うように雪をかぶせて固めるという独自の方法でかまくらを作るそうです Photo: Masami TATSUNO飯山市は、膨らませたバルーンを覆うように雪をかぶせて固めるという独自の方法でかまくらを作るそうです Photo: Masami TATSUNO

 飯山市では2月下旬まで「かまくらの里」というイベントが行われています。雪を積んでから穴を掘る方法ではなく、膨らませたバルーンに雪を載せていく独自の製法で作られたかまくらは、まるっとしてとてもキレイな形です。かまくらの中で鍋料理を堪能できるそうですが、隣の人の顔が見えなくなるほどの湯気がかまくら内に充満するらしく、その様子から「のろし鍋」と名付けられたそうです。

飯山城跡 Photo: Masami TATSUNO飯山城跡 Photo: Masami TATSUNO

 途中で立ち寄った「飯山城跡」。途中から除雪されていなかったので、4メートル近くまで積もった雪の中を誰かの足跡を頼りに向かいました。うっかり新しい足跡を選ぶと、まだ柔らかくてズボズボっと埋まって足が抜けなくなる!こんな深い雪は初めてで、自転車乗りに来たのか、雪の中に遭難しに来たのかわからなくなるくらいでした(笑)。

街の中でもプチダウンヒル。なかなかスリルがあります Photo: Masami TATSUNO街の中でもプチダウンヒル。なかなかスリルがあります Photo: Masami TATSUNO

新雪につくタイヤの跡に快感!

 「いつもはこの千曲川沿いを走るんですけど…」とガイドさんに言われ、目をやった先には自分の背丈と同じくらいの雪が!しかもまだ柔らかい新雪が積もっていました。試しに川沿いの遊歩道に出ようとするも、今度は膝が見えなくなるくらいに埋まる埋まる(笑)。

普段はリバーサイドを走れるという千曲川。でも、今回は先週の大寒波で除雪が間に合わず Photo: Masami TATSUNO普段はリバーサイドを走れるという千曲川。でも、今回は先週の大寒波で除雪が間に合わず Photo: Masami TATSUNO
膝まですっぽり!「やばい!靴が抜けない!」 Photo: Masami TATSUNO膝まですっぽり!「やばい!靴が抜けない!」 Photo: Masami TATSUNO
コツはお尻を思いっきり後ろに突き出すこと。ゆっくり進むからぜんぜん怖くない。すごく楽しい!! Photo: Masami TATSUNOコツはお尻を思いっきり後ろに突き出すこと。ゆっくり進むからぜんぜん怖くない。すごく楽しい!! Photo: Masami TATSUNO

 これは無理!と思いきや、「この状態ならダウンヒルが楽しめそうですね。雪が柔らかいとスピードもでないから、怖くないですよ」とガイドさん。状況によって他の遊び方を思いつくなんて、さすが! 遊びの師匠と呼ばせていただきます!

 自転車を持ち上げて、第一走者のチズリンがスタート位置にセット。でもいざ急斜面の坂を目前にするとちょっとドキドキして「やっぱり怖いね」とチズリンに言うと、「いや、まさみん大丈夫だよ!これ、雪が柔らかすぎて全然進まないもん(笑)」と笑顔で返してくれました。ホントだ、ちょっと前のめりになったくらいじゃ全然進まない。進まな過ぎて転んでたけど、すごく楽しそうでした。

冬の青空をバックに新雪に飛び込んでいく! Photo: Masami TATSUNO冬の青空をバックに新雪に飛び込んでいく! Photo: Masami TATSUNO

 コツは正面に目線をやってまっすぐ前に進むこと。ただ前のめりになりすぎると前転しちゃうので、サドルは下げてお尻を後ろに突き出すように(スキーヤーはついつい前のめりになって、よく前転してしまうらしいです)。

 アドバイスを確認して、挑戦!最初、グイっと漕ぎだすときはドキドキしたけど、思いのほかうまくバランスとれたみたいで一気に下まで滑走。

えいっ!とダウンヒル! Photo: Masami TATSUNOえいっ!とダウンヒル! Photo: Masami TATSUNO
順調順調~♪ Photo: Masami TATSUNO順調順調~♪ Photo: Masami TATSUNO
フカフカすぎてパタッ…(笑) Photo: Masami TATSUNOフカフカすぎてパタッ…(笑) Photo: Masami TATSUNO
下りたら手動リフト(笑)。ガイドさんが頑張ってくれました Photo: Masami TATSUNO下りたら手動リフト(笑)。ガイドさんが頑張ってくれました Photo: Masami TATSUNO

 どうしよう!すごい楽しい!フカフカだから転んでも大丈夫な安心感もあるし、ちょうどいいスピードだから下っていく景色も見れたし、なにより新雪にタイヤの跡をつけていく快感がたまりません~。自然の中のライドって、こういう予想外の楽しさが最高なんですよね。この時のダウンヒルが本当に楽しすぎて、予定してなかった「雪ちゃりナイター」に急きょ申し込むことになったのでした…(笑)。

「バナナボート」の発祥は実は飯山市

人気で午前中にはなくなってしまうというパティスリーヒラノのバナナボート。あるかな…? Photo: Masami TATSUNO人気で午前中にはなくなってしまうというパティスリーヒラノのバナナボート。あるかな…? Photo: Masami TATSUNO

 走行スピードがゆっくりなファットバイクツアーは、走行距離も約10キロとお手軽ポタリングで、あっという間に終了。終了後、まだ明るかったのでご厚意でファットバイクを引き続きレンタルさせていただき、「バナナボート巡り」をしてきました。

 みなさん、知っていました?スポンジケーキに生クリームとバナナが挟まれたあの「バナナボート」。スキーが流行していた頃、当時高級フルーツだったバナナを使ってご当地名物を作ろうということから作りだされたのが、ここ飯山市だそうです。人気のお店は午前中でなくなってしまうほど。陽が傾きかけていたので、慌てて自転車でめぐるも2軒続けて売り切れ!そんなに人気なの!?マップを片手に走り続け、なんとか3軒目でゲットしました。

喜楽堂さんと梅月さんのバナナボートをゲット! Photo: Masami TATSUNO喜楽堂さんと梅月さんのバナナボートをゲット! Photo: Masami TATSUNO
バナナボート Photo: Masami TATSUNOバナナボート Photo: Masami TATSUNO

 いただいた「梅月」さんのバナナボートは米粉入りということで、スポンジケーキに甘みがあってもちもちしていて、すごくおいしい!それぞれのお店で個性があり、ライド後のエネルギー補給にもピッタリ。ぜひ飯山に訪れた際はチェックしてみてください。なお、冬限定ですのでご注意を。

龍野雅美龍野雅美(たつの・まさみ)

「まだ知らない日本の魅力を発掘したい」、「自転車のあるライフスタイルの楽しみ方を届けたい」という思いからライターとしても活動を始める。埼玉県と自転車の魅力を発信するポタガールとしても活動中。「ポタ日和」で情報発信をしているほか、ウェブサイト「Masami’s Library」でも執筆中。

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