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まさみんのゆるゆる自転車女子旅<29>女子だってファットバイクで大滑走!ゲレンデダウンヒル「雪ちゃりナイター」に挑戦

by 龍野雅美 / Masami TATSUNO
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 「ゲレンデをファットバイクでダウンヒルする」─。昨年11月に行なわれた「サイクルモードインターナショナル」でそんな情報をゲットして以来、心待ちにしていた新感覚のウィンターイベント「雪ちゃりナイター」。「待ってました!」とばかりにポタガール仲間のチズリンと、開催地の長野県飯山市まで行って体験してきました。

ファットバイクでゲレンデダウンヒルに挑戦! Photo: Masami TATSUNOファットバイクでゲレンデダウンヒルに挑戦! Photo: Masami TATSUNO

走り出したら止ま“れ”ない!?

ファットバイクをリフトに載せて上まで運ぶ Photo: Masami TATSUNOファットバイクをリフトに載せて上まで運ぶ Photo: Masami TATSUNO

 場所は戸狩温泉スキー場。1月から2月の土曜日はナイター営業を自転車乗りのために貸し切ってイベントが開催されるそうです。今回は信越自然郷アクティビティセンター(飯山駅内)からのツアーを利用して参加しました。スキー場までは車で20分。到着後、ファットバイクとヘルメットを渡され「19時30分目安で戻ってきてね。じゃあ、いってらっしゃい!」とだけ言われてスタート。チズリンと二人、「行くぞ~♪」とノリノリでリフトへ向かいました。

 夜のゲレンデなんて久しぶりすぎて、キレイな景色とリフトに載せられたファットバイクのシルエットに思わず興奮!しかし、リフトからゲレンデを滑走するライダーたちを見て、あることに気がつく…。

ナイターに浮かび上がるファットバイクのシルエットにテンションマックス! Photo: Masami TATSUNOナイターに浮かび上がるファットバイクのシルエットにテンションマックス! Photo: Masami TATSUNO

 「ねぇ、もはやペダル漕ぐとかない感じだよね・・・」
 「うん、それに下り始めたら止まれない感じじゃない?止まるならコース横の雪で固められて高くなってるところに突っ込む感じだよね…」

 そう、もはや“滑り落ちる”だけだったのです。

ドキドキのファーストライド

 カメラを持っていたので、転んで壊さないようにと思いながらゆっくり走ろうとした結果、ブレーキをかけすぎてしまい転倒。前を見るとチズリンはすでに先に行っていて、慌てて追いかけようとして転倒。「急に早いスピードで走るなんて無理!こわい!」と思い、なんとかスピードをコントロールしようとするけどうまくいかず転倒。もう、こうなったら思い切りが大切だ!と思ってはみたものの、溝でタイヤがぶれたことに「ひゃあ!」と叫んで転倒…転倒…。

夜のゲレンデを自転車で滑走…のつもりが転倒に次ぐ転倒… Photo: Masami TATSUNO夜のゲレンデを自転車で滑走…のつもりが転倒に次ぐ転倒… Photo: Masami TATSUNO

 「うぅ。3メートルずつしか進めない。本気でダメかもしれない…」

 打ちひしがれ始めたそのとき、「大丈夫!?さっきからものすごいことになってるけど!(驚)」の声。

余裕のチズリン。おーいって笑顔で手を振っています Photo: Masami TATSUNO余裕のチズリン。おーいって笑顔で手を振っています Photo: Masami TATSUNO

 「いや、ダメです」と、条件反射のように相手の顔も見ずに即答。ものすごく必死だったので、そのときのことはうろ覚えなのですが、声をかけてくれたときのスタッフさんのその表情は、一寸の笑いすら感じられず、ただただ驚きの表情だったことだけは印象的でした。そんだけ激しく転んでたんだ、私(笑)。

 声をかけてくれたのはスキーを履いてカメラを持ったスタッフらしき男性で、優しくレクチャーしてくれました。教えてくれたのは、たしかこんなこと。「なるべく前ブレーキはかけないで、後ろで調節」「思いっきりお尻を後ろに突き出す感じで重心後ろにもってくる」─。

本当はこんなイメージ… ©雪ちゃりナイター実行委員会本当はこんなイメージ… ©雪ちゃりナイター実行委員会
よいしょっ、えいっ!行くんだ、私!! Photo: Masami TATSUNOよいしょっ、えいっ!行くんだ、私!! Photo: Masami TATSUNO

 なんとか心を立ち直らせ(立ち直らなくても、行くしかないんだけど…)、「よし!」と気合を入れ、雪を蹴る!「あ、今度は行けそう。このまま進め!」正面だけを見て進む。横からお兄さんの「いいの期待してるから!笑」という声。(え!それって転ぶのと走るのとどっちー!?)って心の中で叫びながら、もう後は一番下まで一直線!!

ダウンヒルが苦手なこと、忘れてた!

 「速いねぇ~!!たいていの女の子は降りてくるのに1時間くらいかかるよ」というスタッフさんたち。

 「ちょっと!!速いって言うけど、本当に大変だったんだから!ここまでエキサイティングだとは思ってなかったよ!騙されたよ!」と必死に訴える私…。

マイバイクで参加することもできます。少数でしたがMTBの人もいました Photo: Masami TATSUNOマイバイクで参加することもできます。少数でしたがMTBの人もいました Photo: Masami TATSUNO

 「いや~すごいすごい、充実感あふれた顔してるよ」と笑顔で返すスタッフさんたち。慣れない乗り方や緊張から、変に力が入ってしまい一回滑っただけなのにすでに腕や足がプルプル。それでもまた上まで登って、1時間半で3本ダウンヒルできました(チズリンは4本!)。

 最初にあがったときこそ30分くらいかかったけど、次からはコツを覚えて途中で止まって休みながら進めたし、最後は15分くらいで下りてくることができました! 実はダウンヒルが苦手な私…。でも、最後にリフトに乗ったときにそのことを思い出すくらい無我夢中に楽しめました。

なんとあたたかいスープのふるまい!もやしと豚肉のピリ辛スープが最高に美味しい Photo: Masami TATSUNOなんとあたたかいスープのふるまい!もやしと豚肉のピリ辛スープが最高に美味しい Photo: Masami TATSUNO
「あったまる~」って、チズリンいい笑顔 Photo: Masami TATSUNO「あったまる~」って、チズリンいい笑顔 Photo: Masami TATSUNO

 今回チャレンジした「夜ちゃりナイター」、気になる方も多いのでは?集合場所の信越自然郷アクティビティセンターは北陸新幹線が止まる飯山駅の中にあります。飯山駅までは東京駅からなんと2時間弱。この記事を昼間に見た方でも、今から準備すれば間に合います。

ゆるゆる観光ツアーの模様は次回乞うご期待! Photo: Masami TATSUNOゆるゆる観光ツアーの模様は次回乞うご期待! Photo: Masami TATSUNO

 ツアーの申し込みは終了していますが、自分のバイクを持参すれば2,500円(リフト代込)で午後5時40分から8時までたっぷり遊べます。持参する自転車はファットバイクかMTBがおすすめ。過去にはシクロクロスバイクやママチャリ(!)を持参した強者もいたそうですが、やはり下りてくるまで相当時間がかかったそう(笑)。

 記事を読んで、「こんなの全然ゆるゆる女子旅じゃなーい」と怒ったあなた。私もそう思っています(笑)。翌日、筋肉痛で動けませんでしたから…。でも、ちゃんとゆるゆるもありますよ。次回レポートしますので楽しみにしていてくださいね。

龍野雅美龍野雅美(たつの・まさみ)

「まだ知らない日本の魅力を発掘したい」、「自転車のあるライフスタイルの楽しみ方を届けたい」という思いからライターとしても活動を始める。埼玉県と自転車の魅力を発信するポタガールとしても活動中。「ポタ日和」で情報発信をしているほか、ウェブサイト「Masami’s Library」でも執筆中。

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