スマートフォン版はこちら

サイクリスト

バイクインプレッション「FELT Frame kit FR1」 確かな進化を遂げ魅力を増した、好バランスなオールラウンダー

  • 一覧

 創業者ジム・フェルトが、トライアスロンバイクを設計したことから始まったドイツのバイクブランド。空気抵抗の削減とライディングスタイルの最適化を重視して開発されたそのバイクは驚異的な性能を誇り、ライダーのジョニー・オメーラは優勝を果たした。その10年後にフェルト社が設立され、世界の大舞台で活躍するアスリートの能力を、極限まで引き出すフレーム開発を続けている。今回紹介するのは、2017年モデルとして登場したFシリーズの後継、「FR」シリーズのフレームキット「FR1」だ。

FELT Frame kit FR1(フェルト フレームキットFR1) ©FELTFELT Frame kit FR1(フェルト フレームキットFR1) ©FELT

FELT Frame kit FR1(フェルト フレームキット FR1)
価格:288,000円(フレームセット、税抜)
サイズ:430、470、510、540、560、580
カラー:マットテクストリーム
問い合わせ先:ライトウェイプロダクツジャパン https://www.riteway-jp.com/bicycle/felt/

フレーム:Felt Race Road UHC Advanced + TeXtreme® カーボン
フォーク:UHC Ultimate + TeXtreme カーボンモノコック、カーボンコラム
変速機:シマノ・デュラエースDi2(F)&(R)
ギヤ:シマノ・デュラエース 52×36T、 11-25T(11s)
ホイール:シマノ・RS81
重量:6.70kg(540サイズ完成車実測値)

28Cまで装着可能と、タイヤクリアランスを広くとっている Photo: Masami SATOU28Cまで装着可能と、タイヤクリアランスを広くとっている Photo: Masami SATOU
規格はBB386を採用し、最大化されたBBシェル幅 ©FELT規格はBB386を採用し、最大化されたBBシェル幅 Photo: Masami SATOU
すべてのフレームサイズでサイズごとのフレームチューニングを行っている Photo: Masami SATOU すべてのフレームサイズでサイズごとのフレームチューニングを行っている Photo: Masami SATOU 

インプレッション BY 松尾修作・米山一輝

米山一輝 サイクリスト編集部のエースライダー。数多くのトップ選手を輩出した東京の名門クラブチームで15年の選手経歴を持つ元レーサーで、現在は国内レースを取材で転戦中。身長175cm Photo: Masami SATOU米山一輝 サイクリスト編集部のエースライダー。数多くのトップ選手を輩出した東京の名門クラブチームで15年の選手経歴を持つ元レーサーで、現在は国内レースを取材で転戦中。身長175cm Photo: Masami SATOU

松尾 何度か試乗したFRシリーズですが、やはりF1からの正常進化といえるバイクだと思います。特出したことはないのですが、バランスよく、すべての項目で高得点な性格です。

米山 フェルトは派手さはないけど、良いバイクが揃っている。FRシリーズもバリエーション豊富に揃えられていて、バイクの性能が万能なことも合わせ、様々な人に勧めやすい。

松尾 前作のF1は、性能が良い意味で無難だったので、この新しい「FR」に関してはバネ感が出て、乗ること自体に楽しみを感じるようになりました。軽量性もこのフレームの特長といえますが、他の項目でもバランスが良すぎてちょっと霞んで見えるのも難点かもしれません。

米山 うん。乗り味はふわっとしていて、軽くて進むバイクだよね。良い意味でクセがまったくない。

松尾修作 Cyclistの新人編集部員。元プロロードレーサーでヨーロッパをはじめ、アジアツアーやJプロツアーのレースを転戦した。脚質はオールラウンダーで、剛性が高いバイクよりはしなやかでも伸びのあるバイクを好む。身長175cm Photo: Masami SATOU松尾修作 Cyclistの新人編集部員。元プロロードレーサーでヨーロッパをはじめ、アジアツアーやJプロツアーのレースを転戦した。脚質はオールラウンダーで、剛性が高いバイクよりはしなやかでも伸びのあるバイクを好む。身長175cm Photo: Masami SATOU

松尾 車体も軽く、剛性もあるのでゼロ発進は得意でした。リアステー、チェーンステーの剛性感がいいですね。硬めなのですが、若干しなって推進力を感じます。ブレーキを下に配置し、リアステーの幅が広いので、バネ感を演出しても剛性に弱さを感じない“コシ”もしっかりとあるのが良いと思います。

米山 王道、真ん中のロードレーサーという印象。

松尾 フロントフォークがしっかりしているので、最初硬く感じるかもですが、安定はします。また、振動吸収性が良かったですね。滑らかに路面を進むことができました。軽さとバネ感を生かした軽快な上りが魅力です。硬めのフロントフォークで、下りも攻められるでしょう。

米山 万能タイプだけど、どういうシチュエーションが一番向いているだろう。性能自体は、レースバイクだけど、ロードバイクを使うあらゆる楽しみに対応できるはずです。

松尾 ええ。難点を挙げるとしたらBB下のリアブレーキでしょうか。最近採用するバイクも少なくなってきました。泥が跳ねやすい箇所ですが、ブレーキタッチに悪影響を与えるので常に綺麗にしておかなければいけません。本当にどこでも走れるオールラウンダーですが、個人的にはツール・ド・おきなわ210kmなどの長距離レースで使ってみたいですね。真価を発揮すると思います。

(編集 齋藤むつみ)

Photo: Masami SATOUPhoto: Masami SATOU

現在募集中のイベント情報

関連記事

この記事のタグ

バイクインプレッション フェルト

  • 一覧

新着ニュース

もっと見る

ピックアップ

イベント情報:御神火ライド

【お詫び】

6月16日掲載の記事「スコットのMTB試 乗会が6月17、18日 に『富士見パノラマリゾート』『ふじてんリゾート』で開催」におきまして、掲載当初、場所を誤って記載しておりましたので、訂正いたしま した。ご迷惑をお掛けした読者の皆様、ならびに関係各位に深くお詫び申し上げます。

スペシャル

ソーシャルランキング

インプレッション

インプレッション一覧へ

連載