スマートフォン版はこちら

サイクリスト

ミリ単位でこだわるライダーへ乗車したままシートポスト長を変更 SACRA「シートハイトアジャスター」

by 松尾修作 / Shusaku MATSUO
  • 一覧

 ロードバイクのシートポストを調整してポジションを出す際、シートクランプのボルトを緩めて上下する必要がある。しかし、乗車しながらミリ単位でアジャストできたらどんなに便利だろうか。SACRA(サクラ)の「シートハイトアジャスター」はそれを可能にし、ポジション調整の利便性を格段に高めた。

普段使用しているシートポストの中継ぎとして使うため、取り外した後にポジションを出しやすい Photo: Kenta SAWANO普段使用しているシートポストの中継ぎとして使うため、取り外した後にポジションを出しやすい Photo: Kenta SAWANO

ガタがなく、高精度

サクラ「シートハイトアジャスター」 Photo: Shusaku MATSUOサクラ「シートハイトアジャスター」 Photo: Shusaku MATSUO

 サクラのシートハイトアジャスターは普段から使用しているシートポストに中継ぎさせる形で固定するのが特徴だ。後退比や角度をそのままに、シートポスト長のみを変えることができる。調整する際はグリップを回転させるだけ。左に回せば縮まり、右に回すとシートポスト長は伸びる。

 使用したのはシーズンに入る前の体が出来上がっていない“乗り始め”。真冬で体をバイクに慣らすためにポジションを若干変更するときにシートハイトアジャスターを取り付けた。「ツール・ド・おきなわ」が終わり、なまっていた体は以前のポジションだとちょっと辛い。少しだけハイトを下げるためにグリップを回してみた。

 グリップはヤスリ目のようになっており、素手でもグローブをつけていても滑らない。軽すぎず、硬すぎない適度な握力で回すことができる。一気に下がることなく、徐々に調整することができた。1回転させると4mmハイトをアジャストが可能だ。「ここかな」という塩梅にセッティングすると、そこからシートポストが落ちることはない。段差を超える際、体重がかかっていても問題はなかった。

内部は複雑かつ高精度な作り Photo: Shusaku MATSUO内部は複雑かつ高精度な作り Photo: Shusaku MATSUO
グリップ部はヤスリ目のような表面。硬すぎず軽すぎない回りで細かく調整が可能 Photo: Shusaku MATSUOグリップ部はヤスリ目のような表面。硬すぎず軽すぎない回りで細かく調整が可能 Photo: Shusaku MATSUO

 数日乗り込み、ポジションに慣れて「もう少しシート長を上げてみよう」と思えばグリップを回すだけ。乗車しながら調整できるので、わざわざバイクから降りて、工具を取り出して調整する必要はない。面倒がなくなった分、適切なポジションに至るまでトレーニング中に細かくセッティングができた。都度、止まらなければならないストレスは、トレーニングを行なっている読者ならよくわかるはず。

 メリットは述べた通りだが、気になることは重量面。高精度なのは持っても、使ってもよく分かる。使用中にガタがでることはなかった。しかし、手に持ってもズッシリとした本体は、ダンシングの際に重さを感じた。だが、おそらくシーズンを通してシートハイトアジャスターを使うライダーはいないだろう。

体重が乗っていても少ない力でシートポストハイトの調整ができた Photo: Kenta SAWANO体重が乗っていても少ない力でシートポストハイトの調整ができた Photo: Kenta SAWANO

 ミリ単位でシートハイトにこだわり、的確なフィッティングを行いたいライダーがシーズン前に行うのに適している製品だ。ハイトが決まればシートハイトアジャスターを抜き、通常通りシートポストを差し込んで、決まった高さに設定するだけだ。また、フィッターがポジションを見る際にも適しているだろう。シリアスライダーは1mmシートポストハイトが変わっても分かる。徹底的にポジションを追求したいライダーへおすすめの逸品だ。

サクラ「シートハイトアジャスター」
税込価格:24,800円
重量:184g
仕様:φ27.2mmシートポスト φ31.8mmシートチューブ対応
高さ調整幅:20mm

関連記事

この記事のタグ

サイクルアクセサリー サクラサイクリング パーツ・アイテムインプレッション

  • 一覧

新着ニュース

もっと見る

ピックアップ

ショップナビ

スペシャル

ソーシャルランキング

インプレッション

インプレッション一覧へ

連載