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バイクインプレッション2017「BOARDMAN AIR SIGNATURE」 リオ五輪で活躍した、平坦に強いエアロフレーム

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 ボードマンは1992年のバルセロナオリンピックの個人追い抜きで金メダルを獲得し、1994年のツール・ド・フランスではプロローグの個人タイムトライアルで勝利するなど、90年代に活躍した自転車選手、イギリス出身のクリス・ボードマンの名を冠した自転車ブランド。2016年リオデジャネイロ・オリンピックでは、男子トライアスロンでボードマンのバイクを使用する、イギリス代表のブラウンリー兄弟が金・銀メダルを獲得している。今回はそのハイエンドロード「エアー シグネイチャー」を試乗。

「BOARDMAN AIR SIGNATURE」(ボードマン エアー シグネイチャー) Photo: Masami SATOU「BOARDMAN AIR SIGNATURE」(ボードマン エアー シグネイチャー) Photo: Masami SATOU

BOARDMAN AIR SIGNATURE(ボードマン エアー シグネイチャー)
完成車価格:1,500,000円(税抜)
フレーム価格:450,000円(税抜)
サイズ:XS、SM、MD、LG、XL
カラー:シグネチャー
問い合わせ先:ボードマンバイクスジャパン

スペック

フレーム:Boardman AIR, C10 Carbon
フォーク:Boardman T9, Carbon
変速機:シマノ・デュラエース(F)&(R)
ギヤ:シマノ・デュラエース 52×36T、 11-25T(11s)
ホイール:ENVE・SES 6.7
重量:7.55kg(SMサイズ完成車実測値)

ボリュームがあり、縦にはエッジの効いたダウンチューブデザイン Photo: Masami SATOUボリュームがあり、縦にはエッジの効いたダウンチューブデザイン Photo: Masami SATOU
膨らむようにボリュームのあるフロントフォークに内蔵されるフロントのブレーキ Photo: Masami SATOU膨らむようにボリュームのあるフロントフォークに内蔵されるフロントのブレーキ Photo: Masami SATOU
トライアスロンやTTポジションに対応するよう前目にサドルをセットできるシートピラーのやぐら Photo: Masami SATOUトライアスロンやTTポジションに対応するよう前目にサドルをセットできるシートピラーのやぐら Photo: Masami SATOU

インプレッション BY 松尾修作・米山一輝

米山一輝 サイクリスト編集部のエースライダー。数多くのトップ選手を輩出した東京の名門クラブチームで15年の選手経歴を持つ元レーサーで、現在は国内レースを取材で転戦中。身長175cm Photo: Masami SATOU米山一輝 サイクリスト編集部のエースライダー。数多くのトップ選手を輩出した東京の名門クラブチームで15年の選手経歴を持つ元レーサーで、現在は国内レースを取材で転戦中。身長175cm Photo: Masami SATOU

米山 クリス・ボードマン、懐かしい。ツール・ド・フランスのプロローグでカッ飛ぶ姿や、トラックレースの個人追い抜きなどで異次元のスピードを披露していた姿が今でも鮮やかに思い出される。

松尾 ボクはリオ五輪のトライアスロンを制したバイクということで、非常に楽しみなバイクでした。

米山 うん。バイクはとても戦闘的な見た目から、刃のような乗り味かと想像したが、意外にフワッとソフトな感覚でまず驚かされた。どうだった?

松尾 フロントの剛性がとてもすごいです! 見た目にもフロントフォークのマッチョさはすごいですが、剛性が高く存在感があります。メインフレームはフォークに比べると控えめですが、それでもボリュームのあるエアロフレームです。リアは純エアロロードバイクという感じで、縦剛性が高いです。

米山 直進性が高かった。長い距離でも疲れずこなすことができそうだ。一方でコーナーの入りでは少々「よっこらしょ」と意識的に曲げてやる必要があり、前後左右の動きが忙しい走りは若干苦手そうだった。

松尾 それに、ダンシングだとFフォークの硬さがもろに出ますね! ちょっと重く感じてしまうかもしれません。安定感は抜群ですが、より平坦基調に性格を振っているのを特に感じました。加速はリアも適度に剛性があるので、ゼロ発進も悪くはないです。BBやバックの縦剛性の高さで、俊敏な動きにも対応します。

松尾修作 Cyclistの新人編集部員。元プロロードレーサーでヨーロッパをはじめ、アジアツアーやJプロツアーのレースを転戦した。脚質はオールラウンダーで、剛性が高いバイクよりはしなやかでも伸びのあるバイクを好む。身長175cm Photo: Masami SATOU松尾修作 Cyclistの新人編集部員。元プロロードレーサーでヨーロッパをはじめ、アジアツアーやJプロツアーのレースを転戦した。脚質はオールラウンダーで、剛性が高いバイクよりはしなやかでも伸びのあるバイクを好む。身長175cm Photo: Masami SATOU

米山 おすすめの用途は、やはりまずトライアスロン。あとは平坦重視でのスピード系ロングライドにも良さそうだった。

松尾 そうですね。アームレースト付きのハンドルを使用し、体重をフロントにかけても直進安定性に全く問題ありません。さすがトライアスロンを主眼において作られたモデルだなと思いました。トライアスロン以外でも、クリテリウムなどで活躍が期待できそうですね。ロードTT車としてもそのまま組めそうなエアロ性能もあったので、クライミング以外のシチュエーションなら大体合うのではないでしょうか。

米山 フロントフォークの中に隠されたブレーキは、整備が大変そうだったが、効きの面では全く心配ないレベルだった。キャラクターが立ったバイクなので、走りの目的と合えばまたとない一台になるはずだ。

(編集 齋藤むつみ)

Photo: Masami SATOUPhoto: Masami SATOU

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