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まさみんのゆるゆる自転車女子旅<28>気軽に楽しむ“台湾のベニス” レンタサイクルとフェリーでつなぐ淡水のサイクリングロード

by 龍野雅美 / Masami TATSUNO
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 今回は、冬休みを利用して遊びに行った台湾でのサイクリング情報をお届けします。訪れたのは台北から北へ、電車で40分でアクセスできる淡水(ダンシュイ)。“台湾のヴェニス”とも称される淡水は、台北から海へ注ぐ淡水河の河口付近にあり、川沿いにサイクリングロードが整備されています。そこで現地のレンタサイクルを利用してお手軽な日帰りライドを楽しんできました。

台北から電車で40分で行ける淡水。夕陽がキレイな街のサイクリングロードを走ってきました Photo: Masami TATSUNO台北から電車で40分で行ける淡水。夕陽がキレイな街のサイクリングロードを走ってきました Photo: Masami TATSUNO

種類が豊富なレンタサイクル

レンタルできる自転車の種類はこんなにたくさん!電動バイクや子供用の自転車も充実しています。クロスバイク(高級變速車)は3時間利用で130元(約520円)でした Photo:  Masami TATSUNOレンタルできる自転車の種類はこんなにたくさん!電動バイクや子供用の自転車も充実しています。クロスバイク(高級變速車)は3時間利用で130元(約520円)でした Photo: Masami TATSUNO

 街の至るところでレンタサイクルが充実している台北市街。淡水でも、駅を出て川沿いに向かうとすぐにレンタサイクルのお店を見つけることができました。受付で行う手続きも日本語の案内があるので安心です。こちらでは子ども用自転車に電動自転車、タンデムやクロスバイクとたくさんの種類の自転車をレンタルできます。

 私は青と黄色のオシャレなデザインのクロスバイクをレンタルしました(レンタル時はパスポートなど写真付きの身分証明書を預ける必要があるのでご注意を)。

なんと自転車にレインコートが付いていた!このエリアは雨が多いのかな? Photo:  Masami TATSUNOなんと自転車にレインコートが付いていた!このエリアは雨が多いのかな? Photo: Masami TATSUNO
「モーメンタム」の自転車。メンテナンスも行き届いています Photo:  Masami TATSUNO「モーメンタム」の自転車。メンテナンスも行き届いています Photo: Masami TATSUNO

2つの「自行車道」

オレンジの道が「金色水岸自行車道」、赤い道が「八里左岸自行車道」 Photo:  Masami TATSUNOオレンジの道が「金色水岸自行車道」、赤い道が「八里左岸自行車道」 Photo: Masami TATSUNO

 淡水河沿いには2つの「自行車道」(自転車道)があります。關渡(カント)というエリアにある觀山公園から淡水へと続く約16.5kmの「金色水岸自行車道」、その対岸にある「八里左岸自行車道」です。調べてみると、フェリーがあって自転車もそのまま乗せられるということなので、今回はフェリーを利用して2つの自転車道を走ることにしました。

淡水駅を出発して、まずは線路沿いを走ります Photo:  Masami TATSUNO淡水駅を出発して、まずは線路沿いを走ります Photo: Masami TATSUNO

 まずは關渡大橋を目指して、金色水岸自行車道を出発します。「金色水岸」というくらいだから、きっときれいな夕陽を眺められるステキな道に違いない!と期待。

 まずは線路沿い。しばらく線路沿い…。あれ?なんか期待してたのと違う。しかも、あんまりよろしくない臭いもする…。

 何かおかしいと思い引き返してみると、どうやら右折しなきゃいけないところを見落としてしまったみたい。道もきれいに整備されていてちゃんと看板も出ていたので、なんてステキな自転車道だろうと走っていたのですが、1カ所だけひっかけみたいな場所がありました。

 気を取り直して再スタート。クネクネ道を抜けたら今度はちゃんとリバーサイドの道に出れました。そうそう!こういうの待ってたの!

そうそう!こういう景色待ってました! Photo:  Masami TATSUNOそうそう!こういう景色待ってました! Photo: Masami TATSUNO
赤い關渡大橋。青のスロープを登って渡ります Photo:  Masami TATSUNO赤い關渡大橋。青のスロープを登って渡ります Photo: Masami TATSUNO

 この日はあいにくの曇り空だったけど、晴れていたらすごくキレイだったんだろうな~。それでも都会的な台北市街とはまったく違って、空が広がる景色のなかを走るのはすごく気持ちよかったです。ウォーキングやサイクリングを楽しむ人もたくさんいましたよ。

關渡大橋を渡ると見える景色。ここから見る夕陽はきっときれいなんだろうな Photo:  Masami TATSUNO關渡大橋を渡ると見える景色。ここから見る夕陽はきっときれいなんだろうな Photo: Masami TATSUNO

楽しくて快適「八里左岸自行車道」

八里左岸自行車道は歩道と分離されるエリアもあってとても走りやすい! Photo:  Masami TATSUNO八里左岸自行車道は歩道と分離されるエリアもあってとても走りやすい! Photo: Masami TATSUNO

 淡水河を象徴するように存在感ある赤い關渡大橋。橋へと続くスロープは、見た目ほど勾配を感じることなく上れます。橋を渡ると、すぐに「八里左岸自行車道」に。ガイドブックなどを見ると淡水側の「金色川岸自行車道」の方が紹介されていることが多いですが、私は断然こっちの方がおススメです!

 關渡大橋から自転車道に入ると、造船所がいくつも並ぶエリアへ。大きな船を間近にみると迫力がありますね。

サイクリスト向けサービスがこんなに充実! Photo:  Masami TATSUNOサイクリスト向けサービスがこんなに充実! Photo: Masami TATSUNO

 走っていると、他にも面白いものが突如として現れます。個性的なベンチや、開脚したり足先を口にくわえたポーズをした男の子など謎なオブジェ。しかもこの男の子、ヌードなので自分の目を疑うほど露わでドキドキしてしまいます(笑)。地元の方がいつでも利用できるエクササイズマシンも広場にたくさん設置されていたのも印象的でした。

 このサイクリングロード最大の魅力が「媽媽嘴咖啡(mommouth coffee)」。ちょうど喉が渇いたな、という頃に現れてくれました。しかもお店には「Bike Friendly」の文字が。給水や工具の貸し出しをしていて、こういうのを見るとホントうれしくなりますよね。ちょっとしたスイーツもあって、サイクリストにはうれしい休憩所です。もちろん、たくさんのサイクリストが利用していました。

カフェでのんびり中、絶えず自転車を楽しむ人たちを眺めることができました Photo:  Masami TATSUNOカフェでのんびり中、絶えず自転車を楽しむ人たちを眺めることができました Photo: Masami TATSUNO
給水サービスもありました Photo:  Masami TATSUNO給水サービスもありました Photo: Masami TATSUNO

ゆる~いフェリーに感じる旅情

「これ、風が強いときとか絶対びしょ濡れになるよね(笑)」っていうくらいカジュアルな八里埠頭 Photo:  Masami TATSUNO「これ、風が強いときとか絶対びしょ濡れになるよね(笑)」っていうくらいカジュアルな八里埠頭 Photo: Masami TATSUNO

 關渡大橋からフェリー乗り場のある八里埠頭までは約7km程度なので、あっという間に到着。この日は学校行事で訪れているのか学生が多く、埠頭はとても賑わっていました。なぜか人より自転車の方が高い乗船料を払ってチケットを買い、なんとも適当な…、いや、カジュアルな(笑)船着き場へ。船は人が集まり次第出発しているようで、たくさん便が出ていました。

淡水埠頭へ到着。川の水が打ち寄せる斜めの岸と船の間に板を架けただけの埠頭。「水、足元まで来てるから!」とそのアバウトさに思わず笑ってしまう Photo:  Masami TATSUNO淡水埠頭へ到着。川の水が打ち寄せる斜めの岸と船の間に板を架けただけの埠頭。「水、足元まで来てるから!」とそのアバウトさに思わず笑ってしまう Photo: Masami TATSUNO

 10分もかからず対岸の淡水に到着。船から下りるときも、乗るときと同様に斜めの岸に架けられた板の上を自転車を押して渡ります。

 自転車を預けた時も、空いたスペースに「ぽいっ」と置かれるだけという、日本にはないアバウトさに思わず笑いがこみ上げます。やっぱり旅はこういう‟ユルさ”がいいんですよね~。

 淡水埠頭は「淡水老街」という観光エリアの一角にあります。お土産店さんなどが並び、たくさんの人で賑わっています。漁人埠頭までの道は、オシャレなカフェが並び、雰囲気が変わります。細い道になるので、歩いて散策する方がいいかも。

お土産屋さんが並ぶ商店街は人でいっぱい Photo:  Masami TATSUNOお土産屋さんが並ぶ商店街は人でいっぱい Photo: Masami TATSUNO
Fantasy story。古い建物をリノベーションして魅力的な街並みに。オシャレなお店、美味しいお店もたくさんありました Photo:  Masami TATSUNOFantasy story。古い建物をリノベーションして魅力的な街並みに。オシャレなお店、美味しいお店もたくさんありました Photo: Masami TATSUNO

 リバーサイドに設けられた席は、サンセットビーチを眺めるのに最高のポジション。サイクリングの後は、お腹を満たしながらのんびり過ごしたいですね。

次回は台中で「日月潭一周」に挑戦!

タピオカミルクティー発祥のお店「春水堂」。国立美術館の一角にある店舗は趣あるインテリアで落ち着いた雰囲気 Photo:  Masami TATSUNOタピオカミルクティー発祥のお店「春水堂」。国立美術館の一角にある店舗は趣あるインテリアで落ち着いた雰囲気 Photo: Masami TATSUNO

 今回の台湾旅行では、少し足を伸ばして台中も行ってきました。行ってみると台中って本当にステキなところ! 奇界遺産・彩虹眷村(サイコウケンソン)に、タピオカミルクティー発祥の「春水堂」など、訪れるべきスポットがいっぱいでした。

 台中は台北から新幹線で約1時間。さらに1時間半バスで移動すると台湾で最も大きな湖「日月潭」(にちげつたん)に到着します。最近はこの湖畔の周り約30kmをサイクリングする「日月潭一周」が台湾サイクリストの間で流行っているそうです。

 次回の台湾旅行はコレに決まりだな♪

龍野雅美龍野雅美(たつの・まさみ)

「まだ知らない日本の魅力を発掘したい」、「自転車のあるライフスタイルの楽しみ方を届けたい」という思いからライターとしても活動を始める。埼玉県と自転車の魅力を発信するポタガールとしても活動中。「ポタ日和」で情報発信をしているほか、ウェブサイト「Masami’s Library」でも執筆中。

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