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バイクインプレッション2016「FELT VR30」 走るフィールドを広げる、アルミフレームのマルチディスクロード

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 世界のビッグレースで勝利を重ねてきたドイツのバイクブランド、「FELT」(フェルト)。エアロダイナミクスに優れたレーシングバイク、タイムトライアルバイクに加え、走るフィールドを広げる多彩なバイクラインナップが魅力だ。今回試乗したのは、アルミのマルチディスクロード「VR30」。オンロードでのハイパフォーマンスな走りをそのままに、ダートを含むアドベンチャーライドにも対応する、まさに万能モデルだ。

FELT VR30(フェルト VR30)  Photo: Masami SATOUFELT VR30(フェルト VR30)  Photo: Masami SATOU

FELT VR30(フェルト VR30)
価格:198,000円(完成車、税抜)
サイズ:430、470、510、540、560
カラー:マットネイビー、マットシアン
問い合わせ先:ライトウェイプロダクツジャパン https://www.riteway-jp.com/bicycle/felt/

スペック

フレーム:FLite Custom バテッド6061アルミニウム
フォーク:Felt VR OS SuperLite
変速機:シマノ・105(F)&(R)
ギヤ:FSA 46×30T、 シマノ 11-32T(11s)
ホイール:VR19 ディスク (チューブレスレディ)
重量:9.75kg(540サイズ完成車実測値)

ディスクブレーキ化に伴い、新しい形状を採用したシートステー。クリアランスも大きく取り、タイヤ幅は30mmまで許容する Photo: Masami SATOUディスクブレーキ化に伴い、新しい形状を採用したシートステー。クリアランスも大きく取り、タイヤ幅は30mmまで許容する Photo: Masami SATOU
ストレージボックスを装着するためのネジ穴をトップチューブに装備する Photo: Masami SATOUストレージボックスを装着するためのネジ穴をトップチューブに装備する Photo: Masami SATOU
ボトムブラケットはBB386規格を採用。540サイズ以上はダウンチューブはボトルケージ台座のボトルが2箇所なので、下の台座位置がBBに近い Photo: Masami SATOUボトムブラケットはBB386規格を採用。540サイズ以上はダウンチューブはボトルケージ台座のボトルが2箇所なので、下の台座位置がBBに近い Photo: Masami SATOU

インプレッション BY 松尾修作・米山一輝

米山一輝 サイクリスト編集部のエースライダー。数多くのトップ選手を輩出した東京の名門クラブチームで15年の選手経歴を持つ元レーサーで、現在は国内レースを取材で転戦中。身長175cm Photo: Masami SATOU米山一輝 サイクリスト編集部のエースライダー。数多くのトップ選手を輩出した東京の名門クラブチームで15年の選手経歴を持つ元レーサーで、現在は国内レースを取材で転戦中。身長175cm Photo: Masami SATOU

米山 新しいVRシリーズはこれが2台目。前回はカーボンフレームで、今回の「VR30」はアルミフレームだ。このシリーズは色々なパッケージが用意されていて、価格の幅も広く選べるのも良いね。マットネイビーというこのカラーも、これまでのフェルトにはなかった色味で、良いと思う。

松尾 以前試乗したカーボンモデルの「VR5」と比べても、バランスは同じで、扱いやすいアドベンチャーバイクでした。素材は変わっていますが、基本的な操作性、回頭性は一緒です。

米山 うん。ポジションはアップライトで操作感も良い。ギヤはワイドで軽めの設定なので、キツめの勾配も軽いギヤでこなすことができるだろう。普段は通勤用だけど、休日はサイクリングにも使いたい人に、これは良さそう。

松尾 目を三角にしてバリバリ走るバイクでは無いので、過度な軽量性、俊敏性はありません。素材としての剛性はありますが、ジオメトリー的に剛性は感じづらく、表現が難しいんですが、フワッとしてます。下りではディスクブレーキの効きが活きます。目線が高いので、余裕持って下れるでしょう。上りではフワフワしながら“大振り”でダンシングして進みます。「VR5」もそんな感じでした。

米山 アルミフレームでも扱いやすいし、ゆったりとオープンエアーを楽しむのには最適な1台だね。トップチューブのストレージボックスの取付台座や、ダウンチューブの2箇所のボトルケージ台座(サイズ540以上)なども小粋。

松尾修作 Cyclistの新人編集部員。元プロロードレーサーでヨーロッパをはじめ、アジアツアーやJプロツアーのレースを転戦した。脚質はオールラウンダーで、剛性が高いバイクよりはしなやかでも伸びのあるバイクを好む。身長175cm Photo: Masami SATOU松尾修作 Cyclistの新人編集部員。元プロロードレーサーでヨーロッパをはじめ、アジアツアーやJプロツアーのレースを転戦した。脚質はオールラウンダーで、剛性が高いバイクよりはしなやかでも伸びのあるバイクを好む。身長175cm Photo: Masami SATOU

松尾 ええ。それにフェンダーやバッグなどを取り付ける拡張性は高いので、ツーリングにも使用したいですね。重心は低く、アップライトなので安定性に優れていますから、荒れた道でもコントロールは容易です。

米山 なめらかな乗り味で、ちょっとしたダートでもスムーズに走るね。シティライド、サイクリングから、自然の中でのロングライドまで。ロードバイク=ロードレースというよりも、幅広く自転車に乗る楽しさを探検できるバイクだと思う。

松尾 完成車には28Cのタイヤが付いてきますが、太めのタイヤを履かせられるので、エアボリュームでかなり快適性を良くできますね。そのほうが、さらにオフロードを楽しめそうです。

米山 チェーンステーのタイヤクリアランス幅は約42mmで、30mmのタイヤ幅まで対応するようだよ。もちろん元の28Cよりも細い、25C、23Cを付けてレーシーに乗ることもできるね。

松尾 ええ。オーナーの走るフィールドに合わせてチューンをするといいですね。懐が広いバイクなので、色々なシチュエーションで試してみたいと思わせてくれます。

(編集 齋藤むつみ)

Photo: Masami SATOUPhoto: Masami SATOU

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