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バイクインプレッション2016「CARRERA ER-01」 ホビーレーサー向けの性能に真摯なエンデュランスロード

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 1989年にカレラを創設したダビデ・ボイファヴァとルチアーノ・バラキは、ともに選手として活躍した経験を持つ。カレラの製品はユーザーがワクワクできるような、最高品質で夢を叶えられるものであるよう趣向を凝らしたものだ。今回試乗したのは、プロライダーのような練習時間は割けないが、限られた時間の中で最高のパフォーマンスを発揮したいホビーレーサーのために作られた、ミドルグレードの「ER-01」。素材や性能には妥協なく、できるだけ疲労を残さずに快適に乗れるバイクとして、ブランド史上最高のコストパフォーマンスで新登場した。

「CARRERA ER-01」(カレラ ER-01) Photo: Masami SATOU「CARRERA ER-01」(カレラ ER-01) Photo: Masami SATOU

CARRERA ER-01(カレラ ER-01)

価格: 98,000円(フレーム、税抜)
サイズ:XXS、XS、S、M、L、XL
カラー:A7-104 GLOSSY、A7-105 GLOSSY
問い合わせ先:ポディウム http://www.podium.co.jp/carrera/

スペック

フレーム:カーボン プリプレグ T-700 SC HM M30J HS 60T
フォーク:カーボン FF06 SC SHM
変速機:シマノ・105(F)&(R)
ギヤ:シマノ・105 50×34T、 12-25T(11s)
ホイール:カンパニョーロ・ボーラワン35
重量:7.40kg(Mサイズ試乗車実測値)、1,150g(Mサイズフレームカタログ値)

オーソドックスながら、カレラらしいレーシングバイクの要素を設えたカーボン製のフロントフォーク  Photo: Masami SATOUオーソドックスながら、カレラらしいレーシングバイクの要素を設えたカーボン製のフロントフォーク  Photo: Masami SATOU
“Endurance & Racing(エンデュランス&レーシング)”として、アップライトなポジションを取りやすくするため、長く設計されたヘッドチューブ  Photo: Masami SATOU“Endurance & Racing”(エンデュランス&レーシング)として、アップライトなポジションを取りやすくするため、長く設計されたヘッドチューブ  Photo: Masami SATOU
回帰の傾向が見られるスレッド式のBB(BSA)を採用する  Photo: Masami SATOU回帰の傾向が見られるスレッド式のBB(BSA)を採用する  Photo: Masami SATOU

インプレッション BY 松尾修作・米山一輝

米山一輝 サイクリスト編集部のエースライダー。数多くのトップ選手を輩出した東京の名門クラブチームで15年の選手経歴を持つ元レーサーで、現在は国内レースを取材で転戦中。身長175cm Photo: Masami SATOU米山一輝 サイクリスト編集部のエースライダー。数多くのトップ選手を輩出した東京の名門クラブチームで15年の選手経歴を持つ元レーサーで、現在は国内レースを取材で転戦中。身長175cm Photo: Masami SATOU

米山 フルカーボンフレームの「ER-01」は、前傾姿勢を浅くしたジオメトリーが特徴で、「ER」は“Endurance & Racing(エンデュランス&レーシング)”の意。カーボン素材がロードバイクでは一般化したとはいえ、10万円を切るフレームをカレラのような歴史のあるブランドが用意してくるとは。

松尾 10万円を切るフレーム価格とは思えない性能ですね! 10段階で表すと6ほどの剛性で、だれでも扱いやすい剛性感です。レーシングブランドのカレラらしく、ハンドリングは若干クイックかも。振動吸収性も劣っておらず、バランスも悪くないし、踏めばしっかり応えてくれます。

米山 コンセプト通り、プロ向けの性能ではないものの、一般的なユーザー目線では、乗り心地がよく、クセもないロードバイクだったね。踏んだときもそこそこ付いてきてくれるので、オールラウンドに使うことができると思う。

松尾 ええ。むしろミドルグレードの105コンポーネントに、カンパニョーロ社のボーラワン35で「これだけ走る仕様までもっていけるんだ」というこのフレームの可能性が見えたのは良かったです。

米山 そうだね。鍛え上げた上級者が攻めた走りをすると物足りない部分が出てくるかも知れないけれど、大半の人は満足できる性能だと思う。フレームはこれといった特徴はないけれど、取り回しが良く、カラーリングは2色ともポップでなかなか良いと思う。ホビーレーサーには価格も性能も嬉しいモデルでしょう。

松尾修作 Cyclistの新人編集部員。元プロロードレーサーでヨーロッパをはじめ、アジアツアーやJプロツアーのレースを転戦した。脚質はオールラウンダーで、剛性が高いバイクよりはしなやかでも伸びのあるバイクを好む。身長175cm Photo: Masami SATOU松尾修作 Cyclistの新人編集部員。元プロロードレーサーでヨーロッパをはじめ、アジアツアーやJプロツアーのレースを転戦した。脚質はオールラウンダーで、剛性が高いバイクよりはしなやかでも伸びのあるバイクを好む。身長175cm Photo: Masami SATOU

松尾 ボクならこの試乗車のアッセンブルから、ハンドルをもっと剛性の高いものを使えば、もっと良くなりそうだなと思いました。

米山 フレームの魅力的な価格で節約した分、他のパーツに予算をまわせるね。

松尾 ロードレースは落車の可能性もありますし、車載や輸送で傷つけてしまうことも考えられますから、若い選手がガンガンレースで使い倒す用途としても選択肢として良いモデルだと思います。

(編集 齋藤むつみ)

Photo: Masami SATOUPhoto: Masami SATOU

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