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はらぺこサイクルキッチン<72>冬到来!“体が温かくなる”HOTプロテインボールのレシピを公開!

by 池田清子 / Sayako IKEDA
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 11月に入りました。いかがお過ごしですか。寒さもひとしお、ウォーマーやジャケットが必須な季節となりましたね。夫・池田祐樹(トピークエルゴン レーシングチームUSA)はヒマラヤ山脈を駆け抜ける「ヤックアタック」10日間ステージレース参戦のため、ネパールへと出発したばかりなのですが、今回私が同行できないため、移動中や現地で食べる為のバーを作ることにしました。

味噌?チョコレート??唐辛子???これらがミックスした、何とも表現しがたいけれどクセになる味ですよ Photo: Sayako IKEDA味噌?チョコレート??唐辛子???これらがミックスした、何とも表現しがたいけれどクセになる味ですよ Photo: Sayako IKEDA

超簡単お手軽エナジーバーも紹介

カンタンお手軽エナジーバーの焼き上がり。温かい内はまだ柔らかいですが、冷めると固まります Photo: Sayako IKEDAカンタンお手軽エナジーバーの焼き上がり。温かい内はまだ柔らかいですが、冷めると固まります Photo: Sayako IKEDA

 「せっかくなので新作を」と考えて思いついたのが……世界初のコンセプトかもしれません(違ったらゴメンナサイ)。“体が温かくなる”プロテインボールです! ネパールも寒いですが、日本も寒い。というわけで、日本でもぜひ作って食べていただきたい、HOTプロテインボールとたった3つの材料で作る超カンタン、お手軽エナジーバー、2種類のレシピをご紹介します。甘い様なしょっぱい様な……言葉にするのが難しいけれどちょっとクセになる、他にはない味も特徴です。ぜひご家庭で作って味わってみてください。

<体が温かくなる!HOTプロテインボール>

材料
デーツ(ナツメヤシの実)…150g、ミューズリー…70g、ヘンププロテイン…30g、カカオニブ…20g、炒りゴマ…25g、味噌…20g、カイエンペッパー…小さじ1/4~1/2(お好みで調節してください)、コリアンダーパウダー…適量
準備
・オーブンを180度に余熱しておく
・デーツに種が入っている場合は、取り出しておく(種は使いません)
作り方
1.上記の材料を全てフードプロセッサーまたはパワーの強いミキサーに入れてキャラメルの様に滑らかになるまで混ぜる。
2.1をボウルに取り出し、手で一つにまとめる
3.好きな形に成形する(今回は一口で頬ばれる、直径3cm程のボール型に!)。
4.鉄板の上にクッキングシートを敷き、3を並べる。180度のオーブン(上段)に入れ、9〜11分焼く。
5.焼きあがったら粗熱を取り、板状に形成している場合は冷蔵庫で冷やすと固まる。丸めている場合は、粗熱が完全に取れると自然と固まっている。

押さえておきたいポイントと食材を解説!

HOTボールの材料。手前右から時計回りにゴマ、カカオニブ、味噌、デーツ、ヘンププロテイン、ミューズリー、コリアンダーパウダー、カイエンペッパー Photo: Sayako IKEDAHOTボールの材料。手前右から時計回りにゴマ、カカオニブ、味噌、デーツ、ヘンププロテイン、ミューズリー、コリアンダーパウダー、カイエンペッパー Photo: Sayako IKEDA

 今回は、ライド中にも口に含みやすいサイズを考えて一口大に丸めてみました。もちろん形を変えて、バーのようにしてもOKですよ。ここで使っている食材全てもポイントと言っても過言ではありませんが、中でも注目食材がありますので、ご紹介しますね。主原料となっているデーツ。中東ではメジャーなドライフルーツで、最近は美容食としても日本で人気を高めています。

 私の地元(東京青梅市)では自然食品を扱うスーパーマーケットや、レストランの物販コーナーで手に入れることができます。デーツは鉄分、亜鉛、カルシウム、食物繊維が豊富で、免疫力を高める効果があると言われています。攪拌するとねっとりとするので、つなぎの役目も果たしています。

ヘンプパウダーがプロテイン源

HOTボールの材料を全てミキサーに投入し、撹拌するだけで生地の出来上がり。体にいいものがぎっしり! Photo: Sayako IKEDAHOTボールの材料を全てミキサーに投入し、撹拌するだけで生地の出来上がり。体にいいものがぎっしり! Photo: Sayako IKEDA

 主なプロテイン源となっているのは、ヘンプパウダー(粉末状の麻の実)。ヘンプパウダーは栄養価も高く、とても良質なタンパク源。本レシピで使用したヘンププロテインパウダー30gに、約15gのタンパク質が含まれています。その含有量は、実に肉の2倍。他にもミネラル、食物繊維、オメガ3とオメガ6がとてもいい割合で含まれています。池田家では欠かせない食材のひとつです。

焼く前に生地を伸ばして、成形したところ。このまま焼いて冷めてからカットしてもOKです Photo: Sayako IKEDA焼く前に生地を伸ばして、成形したところ。このまま焼いて冷めてからカットしてもOKです Photo: Sayako IKEDA
オーブンに入れる前。手作りのいいところは、好きな形にできるところ Photo: Sayako IKEDAオーブンに入れる前。手作りのいいところは、好きな形にできるところ Photo: Sayako IKEDA

 そしてこのバーは全体的に甘みよりも味噌の風味が勝っています。しょっぱさも感じながら、今注目のスーパーフードであるカカオニブがチョコレートの様な香りと味わいが広がります。カカオニブは、ヨーロッパの学名で「神の食べ物」。カカオ豆の胚乳部分。薬として使われた歴史がある程、ビタミンやミネラル、ポリフェノールやタンパク質、アミノ酸が豊富です。ゴマは、黒でも白でも、練りゴマでも。ゴマに含まれるセサミンが抗酸化作用の働きをする成分で、活性酸素を除去したり美肌を作る働きをしたりしてくれます。

このヘンププロテインは、麻の実からオイルを絞った後、粉末状に加工したもの。ヘンプシードやヘンプオイルを含め、我が家のスタメン食材の一つです Photo: Sayako IKEDAこのヘンププロテインは、麻の実からオイルを絞った後、粉末状に加工したもの。ヘンプシードやヘンプオイルを含め、我が家のスタメン食材の一つです Photo: Sayako IKEDA
ヘンププロテインのパッケージの裏面には、栄養素の割合がわかりやすく書かれていました。プロテイン含有量は約半分と、かなり高い割合です Photo: Sayako IKEDAヘンププロテインのパッケージの裏面には、栄養素の割合がわかりやすく書かれていました。プロテイン含有量は約半分と、かなり高い割合です Photo: Sayako IKEDA

体暖まるカイエンペッパー

 このバーの特徴である、温かくなると感じる正体は、カイエンペッパーです。ピリッとした辛さを感じ、実際に食べると体が温まります。アレンジとして生姜汁や生姜のすりおろし、クミンやカレーパウダーなどの香辛料を加えてもいいですね。他にもナッツやドライフルーツなど、アレンジは自在です。あなただけの、お好みの味を見つけてみてください。食べるタイミングは、プロテインが入っていることで腹持ちもいいので、ロングライドの前・中、そしてリカバリーフードとしてライド後にもおすすめです。

ライド後のリカバリーフードとして食べてもらいました。感想はいかに… Photo: Sayako IKEDAライド後のリカバリーフードとして食べてもらいました。感想はいかに… Photo: Sayako IKEDA

 夫いわく、「寒い冬場のトレーニング中にこれはとても良さそう。温かくなるのを実感できる。甘じょっぱい味の中にカカオの風味も効いているね。あとからカイエンペッパーの辛味でじわ〜っと口の中から熱くなる。補給食は甘い物がほとんどだけど、これは塩味も効いていて新鮮で、美味しい!今まで味わったことのない不思議な味だけど、栄養成分的にも申し分ないし、安心安全というのも嬉しい」だそう!

 こちらは3つの材料だけで作る、超シンプルなエナジーバーです。
作り方は前述のバーと同じで、製作時間は焼き時間を除いてたったの5分。補給食や小腹が空いた時のスナックとしてもオススメです。

<3つの材料でできる、超シンプル!エナジーバー>

材料
デーツ(ナツメヤシ)…150g、ミューズリー…70g、クルミ…50g
準備
・オーブンを180度に余熱しておく
・デーツに種が入っている場合は、取り出しておく(種は使いません)
作り方
<体が温かくなるHOTプロテインバー>と同じです。

補給食を手作りするメリット

 いかがでしたか?手作り補給食というと敷居が高い様に感じるかもしれませんが、材料と器具さえあれば、意外と直ぐにできてしまいます。辛いバー(BBQ味など)は既に海外でも販売されていますが、今回は「寒い時期に体を温める」ということをコンセプトにオリジナルレシピを開発してみました。

パンの様に発酵させる必要もなく、3つの材料と器具さえあれば生地の完成まで5分も要しません。「思い立ったがエナジーバー」で気軽に・手軽に作ってみませんか。 Photo: Sayako IKEDAパンの様に発酵させる必要もなく、3つの材料と器具さえあれば生地の完成まで5分も要しません。「思い立ったがエナジーバー」で気軽に・手軽に作ってみませんか。 Photo: Sayako IKEDA

 フードプロセッサーがない場合は、できるだけ細かくデーツを刻み、綿棒で伸ばしたり叩いたりして、出来るだけねっとりとしたキャラメル状に近づけてください。少し根気がいるかもしれませんが、材料がひとつにまとまればOKです。デーツやヘンプが手に入りにくいという方は、通信販売でも購入することができます。以前私は個人輸入で海外から毎回購入していましたが、最近はぐっと身近で便利になりました。

 補給食を手作りするメリットは幾つかあります。原料を自分の目で見て選ぶことが出来ること(安心・安全)、手作りする手間暇をかけることで自分を大事にしていることが自分に伝わること(暴飲暴食しなくなる)、食べる相手が喜んでくれること(作っている姿を見ただけでも感激してくれるかも)、何より美味しいこと(これがなくっちゃ)!焼く前のバーも、焼きたてのネチっとしたバーも、私は案外好きです。手作りでしか味わえない醍醐味も含めて、ぜひ楽しんでください。

池田清子池田清子(いけだ・さやこ)

アスリートフード研究家。モデル事務所でのマネジャー経験を生かして2013年夏よりトピーク・エルゴンレーシングチームUSA所属ライダー、池田祐樹選手のマネージメントを始め、同年秋に結婚。並行して「アスリートフードマイスター」の資格を取得。アスリートのパフォーマンス向上や減量など、目的に合わせたメニューを日々研究している。ブログ「Sayako’s kitchen」でも情報を発信中。

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