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“開幕戦”個人TTはヴァコッチがトップタイム新城幸也がポイントレース優勝 「さいたまクリテリウム」関連レース

by 福光俊介 / Syunsuke FUKUMITSU
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 さいたま新都心を舞台に行われる「J:COM presents 2016ツール・ド・フランスさいたまクリテリウム」のレースがいよいよ開幕。メインのクリテリウムに先立って行われたポイントレースで、「ツール・ド・フランス ジャパンチーム」として出場の新城幸也(ランプレ・メリダ)が優勝した。個人タイムトライアル(TT)では、ペトル・ヴァコッチ(チェコ、エティックス・クイックステップ)がトップタイムをマークした。

前半、逃げ集団で走る新城幸也(ランプレ・メリダ)。逃げ集団での貯金を生かしてポイントレースを制した Photo: Ikki YONEYAMA前半、逃げ集団で走る新城幸也(ランプレ・メリダ)。逃げ集団での貯金を生かしてポイントレースを制した Photo: Ikki YONEYAMA

男子ジュニア・大町が全体トップ

 1周3.1kmのコースで争われた個人TT。この後に控えるメインのクリテリウムに出場するチームから各1人、さらに国内女子選手、パラサイクリングの選手が参戦。27人がスタート台からコースへと繰り出した。

 女子では、全体の1番手として出走した梶原悠未(筑波大学)が4分17秒61のトップタイムをマーク。リオデジャネイロ五輪トラック・オムニアムに出場した塚越さくら(シエルブルー鹿屋)、日本チャンピオンの與那嶺恵理(ポワトゥー-シャラント・フュテュホスコープ・86)、地元期待の細谷夢菜(浦和工業高校)は、梶原のタイムを上回るには至らなかった。

女子のトップタイムは梶原悠未 Photo: Naoi HIRASAWA女子のトップタイムは梶原悠未 Photo: Naoi HIRASAWA
女子個人TTの與那嶺恵理は4分37秒76をマーク Photo: Naoi HIRASAWA女子個人TTの與那嶺恵理は4分37秒76をマーク Photo: Naoi HIRASAWA

 続いて行われた男子ジュニアでは、このカテゴリーの日本チャンピオンである大町健斗(安芸府中高校)が4分2秒51で1位。このタイムは、結果的に全体でもトップとなった。

 パラサイクリングは、5つのカテゴリーから計6人がエントリー。リオパラリンピック銀メダルの藤田征樹らがワールドクラスの走りを披露。

パラサイクリングでは藤田征樹らがワールドクラスの走りを披露 Photo: Naoi HIRASAWAパラサイクリングでは藤田征樹らがワールドクラスの走りを披露 Photo: Naoi HIRASAWA
ハンドバイクの奥村直彦 Photo: Naoi HIRASAWAハンドバイクの奥村直彦 Photo: Naoi HIRASAWA
男子個人TTで優勝したのはペトル・ヴァコッチ Photo: Naoi HIRASAWA男子個人TTで優勝したのはペトル・ヴァコッチ Photo: Naoi HIRASAWA

 そして、男子エリート。伊丹健治(キナンサイクリングチーム)を皮切りに、次々と選手たちがスタート。クーン・デコルト(チーム ジャイアント・アルペシン)が4分9秒87を記録するが、その4人後ろで走ったヴァコッチが4分4秒20の好タイムをマーク。その後、窪木一茂(NIPPO・ヴィーニファンティーニ)が0秒44の差で続く。今大会限りの特別編成チーム「ツール・ド・フランス ジャパンチーム」で走る別府史之(トレック・セガフレード)、日本チャンピオンの西薗良太(ブリヂストンアンカーサイクリングチーム)も飛ばしたが、ヴァコッチのタイムを上回るには至らなかった。

 最後に登場したのは、真打ちフルーム。期待の走りだったが4分8秒00にとどまり、この瞬間ヴァコッチの優勝が決定した。

男子個人TT2位の窪木一茂 Photo: Naoi HIRASAWA男子個人TT2位の窪木一茂 Photo: Naoi HIRASAWA
最終出走のクリストファー・フルームは5位 Photo: Ikki YONEYAMA最終出走のクリストファー・フルームは5位 Photo: Ikki YONEYAMA

女子/男子ジュニア個人タイムトライアル結果
1 大町健斗(安芸府中高校) 4分2秒51
2 沢田桂太郎(日本大学) +3秒
3 中川涼(浦和工業高校) +8秒
4 梶原悠未(筑波大学) +15秒
5 細谷夢菜(浦和工業高校) +29秒
6 與那嶺恵理(ポワトゥー-シャラント・フュテュホスコープ・86) +35秒
7 塚越さくら(シエルブルー鹿屋) +38秒

パラサイクリング個人タイムトライアル結果
1 石井雅史 4分23秒00
2 藤田征樹 +4秒
3 川本翔大 +12秒
4 中山賢史朗 +42秒
5 奥村直彦 +54秒
6 小川睦彦 +1分57秒

男子個人タイムトライアル結果
1 ペトル・ヴァコッチ(チェコ、エティックス・クイックステップ) 4分4秒20
2 窪木一茂(NIPPO・ヴィーニファンティーニ) +0秒
3 西薗良太(ブリヂストンアンカーサイクリングチーム) +2秒
4 中根英登(愛三工業レーシングチーム) +3秒
5 クリストファー・フルーム(イギリス、チーム スカイ) +4秒
6 別府史之(ツール・ド・フランス ジャパンチーム) +4秒

前半の貯金を生かした新城がポイントレース優勝

 メインのクリテリウムに出場するチームを対象に、個人TTにエントリーした選手以外がスタートラインに就いたポイントレース。7周回で争われ、奇数周回でフィニッシュラインを上位通過した選手に得点が付与される。配分は、1位5点、2位4点、3位3点、4位2点、5位1点。

ポイントレース前半の逃げ5選手 Photo: Ikki YONEYAMAポイントレース前半の逃げ5選手 Photo: Ikki YONEYAMA

 序盤にレースをリードしたのは、新城のほか、クリスティアン・メイヤー(カナダ、オリカ・バイクエクスチェンジ)、ファビオ・サバティーニ(イタリア、エティックス・クイックステップ)、綾部勇成(愛三工業レーシングチーム)、阿曽光佑(キナンサイクリングチーム)の5人。快調に飛ばした逃げメンバーは、1周回目と3周回目でリードを保ったままポイントを獲得。どちらも1位は新城が獲った。

中盤から形成された逃げグループの4人 Photo: Kenta SAWANO中盤から形成された逃げグループの4人 Photo: Kenta SAWANO

 4周回目でレースは振り出しに戻った。新城らを吸収し、続いて飛び出したのは4人。橋本英也(スペシャルチームジャパン for さいたま)、ロマン・バルデ(フランス、アージェードゥーゼール ラモンディアル)、ジーコ・ワイテンス(ベルギー、チーム ジャイアント・アルペシン)、内間康平(ブリヂストンアンカーサイクリングチーム)が先行した。そのまま5周回目のポイントを迎え、橋本が1位通過した。

残り1周を前に独走を開始した内間康平 Photo: Ikki YONEYAMA残り1周を前に独走を開始した内間康平 Photo: Ikki YONEYAMA

 残り2周回となってメイン集団もペースを上げる。ペテル・サガン(スロバキア、ティンコフ)やマルセル・キッテル(ドイツ、エティックス・クイックステップ)といったスプリンターが前方をキープ。逃げではラスト1周を前に、内間がアタックを決め独走を開始するが、最終周回で集団にキャッチされた。

 フィニッシュは集団でのスプリント。スプリンターと並んで新城も上位進出を図る。最後はキッテルがトップを取り、サガン、メイヤー、新城と続いた。

ポイントレースのフィニッシュ。マルセル・キッテル(左端)が先着。新城幸也(左から4人目)が優勝を果たした Photo: Kenta SAWANOポイントレースのフィニッシュ。マルセル・キッテル(左端)が先着。新城幸也(左から4人目)が優勝を果たした Photo: Kenta SAWANO
優勝した新城幸也が沿道の観客に手を振る Photo: Ikki YONEYAMA優勝した新城幸也が沿道の観客に手を振る Photo: Ikki YONEYAMA

 4回のポイントを合計した結果、新城が12点でトップとなり優勝が決定。前半に2度トップ通過し、フィニッシュでも4位となり2点を確保したのが決定打となった。

 2位にはメイヤー、3位にはサバティーニと、新城同様に前半でリードした選手たちが最終的にも上位を占めた。

ポイントレース結果
1 新城幸也(ツール・ド・フランス ジャパンチーム) 12pts
2 クリスティアン・メイヤー(カナダ、オリカ・バイクエクスチェンジ) 10pts
3 ファビオ・サバティーニ(イタリア、エティックス・クイックステップ) 7pts
4 マルセル・キッテル(ドイツ、エティックス・クイックステップ) 5pts
5 橋本英也(スペシャルチームジャパン for さいたま) 5pts
6 綾部勇成(愛三工業レーシング) 5pts

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