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バイクインプレッション2016「COLNAGO CONCEPT」 30年の時を経て再登場した、待望の本格エアロロード

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 多くのスター選手が絶大な信頼を寄せ、また数々の偉大な勝利を彼らとともに成し遂げてきた、イタリアの老舗バイクブランド「コルナゴ」。1986年にはフェラーリ社とコラボレーションをしたモデルを発表し、現在も良好な関係を続けている。その最新作が、1987年に発表された両社のコラボレーションモデル「CONCEPT」(コンセプト)が、2017年モデルとして、30年の時を経て再設計されたのだ。ついに登場したコルナゴの本格エアロロードの実力やいかに。

「COLNAGO CONCEPT」(コルナゴ コンセプト)  Photo: Masami SATOU「COLNAGO CONCEPT」(コルナゴ コンセプト)  Photo: Masami SATOU

COLNAGO CONCEPT(コルナゴ コンセプト)
価格:450,000円(フレーム、税抜)
   500,000円(フレームDISC、税抜)
   490,000円(CHDBフレーム、税抜)
   540,000円(CHDBフレームDISC、税抜)
サイズ:420S、450S、480S、500S、520S、540S、560S、580S
カラー:CHBK、CHLB、CHRD、CHWH、CHDB
問い合わせ先:エヌビーエス http://www.colnago.co.jp

スペック

フレーム:カーボン
フォーク:カーボン
変速機:シマノ・デュラエース(F)&(R)
ギヤ:シマノ・デュラエース 50×34T、 11-25T(11s)
ホイール:マヴィック・CXRアルティメット60チューブラー
重量:6.90kg(500Sサイズ完成車実測値)

TTバイクさながらの、エアロシートポストとシートチューブの形状。ブレーキは制動力の高いダイレクトマウント式を採用する  Photo: Masami SATOUTTバイクさながらの、エアロシートポストとシートチューブの形状。ブレーキは制動力の高いダイレクトマウント式を採用する  Photo: Masami SATOU
一体感のあるフロントフォークとフレーム。カーボンモノコックのブレードフォークは空力性能に優れる最適な形状を求めた。また、見た目の良さとエアロダイナミクス効果にとっても重要な無駄のないケーブル内蔵式を採用する  Photo: Masami SATOU一体感のあるフロントフォークとフレーム。カーボンモノコックのブレードフォークは空力性能に優れる最適な形状を求めた。また、見た目の良さとエアロダイナミクス効果にとっても重要な無駄のないケーブル内蔵式を採用する  Photo: Masami SATOU
優れた機能性と安全性を兼ね備えたプレスフィットBBを採用する  Photo: Masami SATOU優れた機能性と安全性を兼ね備えたプレスフィットBBを採用する  Photo: Masami SATOU

インプレッション BY 松尾修作・米山一輝

米山一輝 サイクリスト編集部のエースライダー。数多くのトップ選手を輩出した東京の名門クラブチームで15年の選手経歴を持つ元レーサーで、現在は国内レースを取材で転戦中。身長175cm Photo: Masami SATOU米山一輝 サイクリスト編集部のエースライダー。数多くのトップ選手を輩出した東京の名門クラブチームで15年の選手経歴を持つ元レーサーで、現在は国内レースを取材で転戦中。身長175cm Photo: Masami SATOU

米山 コルナゴは世界的に最も有名な高級レーシングバイクブランドの一つ。ここ近年はラインナップに普及モデルも取り揃えられているので、初めてのロードバイクがコルナゴだなんて人もいる。歴史があるブランドなのでファンは多いし、ニューモデルには注目が集まる業界の花形だよね。

松尾 コルナゴといえばラグフレームですよね。「C60」はフラッグシップモデルとして据え置きです。「コンセプト」はこれまでラインナップになかったタイムトライアルバイクを思わせるエアロロードモデルですが、コルナゴにしてはしなやかさが全面に出たバイクでした。

米山 ダイレクトマウントブレーキやエアロシートポストなど、ルックスは奇をてらわない近年のオーソドックスな作りだが、走り出すと確かな空力性能を感じさせる。乗り味は低重心で安定している。踏み応えがあってスピードも伸びていくのが楽しいレーシングバイクだ。

松尾 ええ。個人的には 「C59」「C60」とかのほうが、好みのフィーリングでしたが、縦の剛性が高く、「コンセプト」もレース機材として期待できます。剛性感はパワーをかけたときにBBが若干横にウィップするので、リズムをつかみやすいです。ウィップでパワーロスをしている感覚は無く、レーシング性能を犠牲にしていません。ウィップ後の反発力は強く、バネ感を生かして軽快に進ませることができます。

米山 うん。また、レース向きの高い性能でありながらも、ゆっくり走っていても違和感なく気持ち良く走れるのがコルナゴの面白いところ。

松尾修作 Cyclistの新人編集部員。元プロロードレーサーでヨーロッパをはじめ、アジアツアーやJプロツアーのレースを転戦した。脚質はオールラウンダーで、剛性が高いバイクよりはしなやかでも伸びのあるバイクを好む。身長175cm Photo: Masami SATOU松尾修作 Cyclistの新人編集部員。元プロロードレーサーでヨーロッパをはじめ、アジアツアーやJプロツアーのレースを転戦した。脚質はオールラウンダーで、剛性が高いバイクよりはしなやかでも伸びのあるバイクを好む。身長175cm Photo: Masami SATOU

松尾 ハンドリングには“コルナゴらしさ”があり、安定感は抜群です。コンフォート性能は、路面の状況に対しては柔軟に対応しています。細かい振動にシルキーでした。上りもなかなか良いですし、下りの性能はハンドリングが光り、最高でした。それに、エアロロードですが、重量が軽いのも魅力ですね。縦剛性がカッチリとしているので、軽量でいて、パワー伝達を生かした良い発進ができます。

米山 たしかに、エアロロードとしては非常に軽量なのは、一つ印象的だった。踏み味はスピードの伸びだけでなく、初速からしっかり格の違いをみせていた。もちろん、本気のレーサーが乗るもよし。でも、のんびりサイクリングを楽しみたいライダーが使うのもよしで、意外に汎用性の高いバイクだと感じた。

松尾 今回はブラックとブルーのスタンダードカラーでしたが、ちょっとコルナゴとしては物足りなさを感じたので、伝統のアートでコールカラー(CHDB)モデルも見てみたいですね。

(編集 齋藤むつみ)

Photo: Masami SATOUPhoto: Masami SATOU

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