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はらぺこサイクルキッチン<70>バイク&キャニオニングに地元グルメも満喫 「松野四万十バイクレース」

by 池田清子 / Sayako IKEDA
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 10月2日に第1回大会として開催されたマウンテンバイクレース「松野四万十バイクレース」(愛媛県松野町)に参加しました。今回は、大会前日に松野町と四万十のグルメを堪能したサイクリング、私が参加した大会の部門の一つであるバイクとキャニオニングのアクティビティー、そしてサイクリストに優しい心配りが詰まった愛媛県の魅力をお届けします。

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四万十とおわの道の駅に到着。エメラルドグリーンに輝く四万十川をバックに。25kmほどのサイクリングでしたが、予想以上に達成感がありました Photo: Sayako IKEDA四万十とおわの道の駅に到着。エメラルドグリーンに輝く四万十川をバックに。25kmほどのサイクリングでしたが、予想以上に達成感がありました Photo: Sayako IKEDA

空港でサイクリスト用更衣室に驚き

 四国を訪れるのは夫婦ともに、今回が初めてでした。胸が高鳴る中、まず松山空港(愛媛県)に到着してすぐに目に飛び込んで来たのはサイクリストのために設置された更衣室の案内。バイクを組み立てる場所も確保されていて、空港からすぐにサイクリングに出発することが出来るということですね。

 世界中を自転車と共に旅している夫・池田祐樹(トピークエルゴンレーシングチームUSA)も驚いていました。こういった細やかな配慮がされた施設からも、街をあげてサイクリストが歓迎されているのだということが伝わってきます。とても嬉しいですものね。

ブルーラインと言われる、書かれた目的地まで続くこの青い線。ブルーラインに沿って進むことで、迷うことなく到着することができます。地図を見る必要がないので、安全に走行することにも繋がりますね Photo: Sayako IKEDAブルーラインと言われる、書かれた目的地まで続くこの青い線。ブルーラインに沿って進むことで、迷うことなく到着することができます。地図を見る必要がないので、安全に走行することにも繋がりますね Photo:Sayako IKEDA
サイクリング前に松野焼きでエネルギーチャージをして出発。いわゆるお焼きで、もちもちの皮が美味しかったです! Photo: Sayako IKEDAサイクリング前に松野焼きでエネルギーチャージをして出発。いわゆるお焼きで、もちもちの皮が美味しかったです! Photo: Sayako IKEDA
松山空港に到着して目に飛び込んできたのは、サイクリストのために設置された更衣室の案内。バイクを組み立てる場所も確保されていて、空港からすぐにサイクリングに出発することが出来ます Photo: Sayako IKEDA松山空港に到着して目に飛び込んできたのは、サイクリストのために設置された更衣室の案内。バイクを組み立てる場所も確保されていて、空港からすぐにサイクリングに出発することが出来ます Photo: Sayako IKEDA

 レース前日は「軽く足を回したい」という夫と一緒に、レース受付会場(松丸駅近く)から道の駅『四万十とおわ』までの片道約25kmをサイクリングすることに。虹の森公園でレンタル自転車を借り、地元の松野焼き(お焼き)で腹ごしらえをしてからいざ出発。初めての土地で、無事に辿り着けるか不安?心配は、ご無用。行き先の地図も、不要。なぜなら、道の端に描かれた青い線(ブルーラインと呼ばれています)が目的地までのルートを教えてくれるのです。

レース前日、夫と松野町から四万十とおわの道の駅まで、レンタル自転車でサイクリング。いい汗かきました! Photo: Sayako IKEDAレース前日、夫と松野町から四万十とおわの道の駅まで、レンタル自転車でサイクリング。いい汗かきました! Photo: Sayako IKEDA
四万十とおわを目指して、夫とサイクリンク!快晴で最高でした Photo: Sayako IKEDA四万十とおわを目指して、夫とサイクリンク!快晴で最高でした Photo: Sayako IKEDA

 青い線をずっと辿っていくだけで目的地へと到着できる、なんともありがたいシステム。お陰で一度も迷うことなく(途中直線上で途切れる箇所もあますが、分岐点では必ず表示があります)景色を楽しみながら『四万十とおわ』へと到着しました。

「四万十とおわ」の道の駅にてランチ。今が旬の、地元の食材をふんだんに使った「秋のとおわ かご膳」をいただきました。美味しかったです Photo: Sayako IKEDA「四万十とおわ」の道の駅にてランチ。今が旬の、地元の食材をふんだんに使った「秋のとおわ かご膳」をいただきました。美味しかったです Photo: Sayako IKEDA

道の駅で秋の味覚堪能

四万十川を眺めながら、テラス席でスイーツタイム。栗アイスの上に、栗のペースト。栗を堪能出来る一品でした。(『四万十とおわ』道の駅エリア内、ocha kuri caféにて) Photo: Sayako IKEDA四万十川を眺めながら、テラス席でスイーツタイム。栗アイスの上に、栗のペースト。栗を堪能出来る一品でした。(『四万十とおわ』道の駅エリア内、ocha kuri caféにて) Photo: Sayako IKEDA

 道の駅では特産品やお土産の販売の他にレストランやカフェも併設されていて、秋の食材を使った料理やスイーツを堪能しました。今時期は、栗が一押しだそう。四万十で取れた栗を100%使用した栗ご飯や、小野味噌と四万十町のブランド豚を使ったポークの炒め物など、地元の旬の食材がふんだんに使われた『秋のとおわ・かご膳』をランチに、そして和栗のアイスと焼き栗をデザートにいただきました。

四万十とおわの道の駅にて、地元の米を使ったおにぎり屋さんがありました。夫は味噌が塗られた焼きおにぎりを食べていましたよ Photo: Sayako IKEDA四万十とおわの道の駅にて、地元の米を使ったおにぎり屋さんがありました。夫は味噌が塗られた焼きおにぎりを食べていましたよ Photo: Sayako IKEDA
今が旬!その場で炒っている地元の栗を食べました。ホクホクがたまりません。幾つでも食べられそう Photo: Sayako IKEDA今が旬!その場で炒っている地元の栗を食べました。ホクホクがたまりません。幾つでも食べられそう Photo: Sayako IKEDA

チューブ自販機に安心

自動販売機に「自転車用チューブが買えます!」の文字を発見。飲料に混ざって、チューブが並んでいました。聞くところによると、よく冷えているらしいです Photo: Sayako IKEDA自動販売機に「自転車用チューブが買えます!」の文字を発見。飲料に混ざって、チューブが並んでいました。聞くところによると、よく冷えているらしいです Photo: Sayako IKEDA

 お腹を満たしたところで、エリア内に設置された自動販売機で「自転車用チューブが買えます!」の文字を発見。飲料に混ざって、チューブが並んでいました。聞くところによると、よく冷えているらしいです。冬はホッとでしょうか。

 そして、『サイクリスト レスキューマップ』なるものも発見。自転車店や自転車修理ができる店、自転車の運送が可能なタクシー会社の連絡先、トイレやボトル給水が利用できる場所、工具や空気入れがある施設などが記載してあり、このマップは無料配布されています。中でも自転車が運べるタクシーが呼べるというのは、万が一の時に心強いですね。

「しまんとサイクリングを楽しもう!」と書かれた自動販売機では、飲料に混ざって自転車用のチューブが販売されていました(右上)。24時間購入出来るっていいですね Photo: Sayako IKEDA「しまんとサイクリングを楽しもう!」と書かれた自動販売機では、飲料に混ざって自転車用のチューブが販売されていました(右上)。24時間購入出来るっていいですね Photo: Sayako IKEDA
道の駅で『サイクリスト レスキューマップ』を発見。自転車店や自転車修理ができる店、自転車の運送が可能なタクシー会社の連絡先、トイレやボトル給水が利用できる場所、工具や空気入れがある施設などが記載してある便利なマップ Photo: Sayako IKEDA道の駅で『サイクリスト レスキューマップ』を発見。自転車店や自転車修理ができる店、自転車の運送が可能なタクシー会社の連絡先、トイレやボトル給水が利用できる場所、工具や空気入れがある施設などが記載してある便利なマップ Photo: Sayako IKEDA

サイクルトレインで足を温存

サイクルトレイン、車中にて。専用の設置設備がある線もありますが、利用した予土線では特になく、バイクが倒れないように押さえておくか、車中後方に傾けておく必要があります。他のお客さんの迷惑にならないように配慮しなくてはなりません。とはいえ車内では快適で、夫も嬉しそう Photo: Sayako IKEDAサイクルトレイン、車中にて。専用の設置設備がある線もありますが、利用した予土線では特になく、バイクが倒れないように押さえておくか、車中後方に傾けておく必要があります。他のお客さんの迷惑にならないように配慮しなくてはなりません。とはいえ車内では快適で、夫も嬉しそう Photo: Sayako IKEDA

 翌日に足を残しておく為にも、帰路はサイクルトレインを利用しました。サイクルトレインとは決められた時刻の列車でのみ、自転車を輪行袋などに梱包せずともそのまま乗車できる、これまたなんともありがたい電車です(利用した予土線では平成28年12月18日まで混乗試験中、土日祝日、上下線合わせて1日5便のみ、ご利用の際はHP等でご確認ください)。

 『四万十とおわ』から2.5kmほど離れた、十川駅から松丸駅までの区間を利用しました。降車後も、自転車を組み立てる必要なく再び乗ることが出来ますので、降りてからも助かりましたよ。ちなみに松丸駅には、なんと温泉施設が併設されているのです。気軽に利用できる無料の足湯施設もありますよ。

バイクとキャニオニング部門は、20kmのバイクからスタート。いざ、出発! Photo: Forest Canyonバイクとキャニオニング部門は、20kmのバイクからスタート。いざ、出発! Photo: Forest Canyon

ガイドさんとMTB20km

レースコースからも見える雪輪の滝。見えている部分だけでも80mあるそう。キャニオニングではこの滝の中腹から、色々な体勢で滑りました Photo: Forest Canyonレースコースからも見える雪輪の滝。見えている部分だけでも80mあるそう。キャニオニングではこの滝の中腹から、色々な体勢で滑りました Photo: Forest Canyon

 翌日は、いよいよ松野四万十バイクレース当日。夫はアルティメット130kmの部に参戦、私は実際のレースコースをMTBで20km走った後、川で滝滑りなどのアクティビティーが楽しめるバイクとキャニオニングがセットになった部門(バイク&キャニオン/20km)に参加しました。バイクはガイドが同行し、景色や会話も楽しみながら走ります。

 バイク初心者だけでなく、レース中のパートナーを待つ家族も待ち時間を活用して参加することができるため、実際に参加した方の中には「普段は夫のレースに付いてきてもスタートしたらゴールするまで、その場で待つだけ。でも今回は私にもできそうなコースだと思って、参加してみました」(小学5年生以上のお子さんも、保護者同伴で参加可能)という方も。

 人生初挑戦のキャニオニングは、私にとって非日常の世界でした。童心に戻って、岩場を頭から滑ったり、勢いの激しい滝に打たれたり、5、6mの高さから飛び込んだり。冷たい水と「絶対無理でしょ」という恐怖でしかない状況に何度も打ち勝ちながら(叫び過ぎたせいか喉も枯らしながら)、最高に楽しく充実した時間を過ごしました。

キャニオニングにて。みんなで輪になって足をバタつかせると花火の様に見えるとのことでしたが……? Photo: Forest Canyonキャニオニングにて。みんなで輪になって足をバタつかせると花火の様に見えるとのことでしたが……? Photo: Forest Canyon
キャニオニングでは、ランチが用意されていました。この日はカレー味のバーガー。朝から全身を使ってはらぺこだったので、待ってましたとばかりにかじりつきました。大自然を前に、なんて贅沢なランチタイム! Photo: Forest Canyonキャニオニングでは、ランチが用意されていました。この日はカレー味のバーガー。朝から全身を使ってはらぺこだったので、待ってましたとばかりにかじりつきました。大自然を前に、なんて贅沢なランチタイム! Photo:Forest Canyon

池田祐樹含む「ナショナルチーム」が総合優勝

今大会のアドバイザーも務めた門田基志選手、西山靖晃選手、夫池田祐樹の3人で組んでいたチーム「ナショナル」が、大会目玉のアルティメット130kmの部で優勝しました Photo: Sayako IKEDA今大会のアドバイザーも務めた門田基志選手、西山靖晃選手、夫池田祐樹の3人で組んでいたチーム「ナショナル」が、大会目玉のアルティメット130kmの部で優勝しました Photo: Sayako IKEDA

 レースでは、今大会のアドバイザーも務めた門田基志選手(チームジャイアント)、西山靖晃選手(焼鳥山鳥レーシング)、夫池田祐樹の3人で組んでいたチーム「ナショナル」が、大会目玉のアルティメット130kmの部で優勝しました。優勝賞品には、松野町で造られたガラスの兜トロフィー、松野町産のお米30kgと野菜詰め合わせ、四万十川源流と愛媛県産の米を主原料に造られた日本酒(野武士)が贈られました。

 その土地の特産品が賞品とは、とても嬉しいことです。その土地のことをもっと知ることが出来ますね。野菜は旬の栗やかぼちゃ、さつまいもなど20種類程入っていました。東京まで持ち帰り、早速調理しましたよ。ん〜、美味しい!

優勝賞品は、松野町で造られたガラスの兜トロフィー、松野町産のお米30kgと野菜詰め合わせ、四万十川源流と愛媛県産の米を主原料に造られた日本酒(野武士)が贈られました。その土地の特産品が賞品とは、とても嬉しいことです Photo: Sayako IKEDA優勝賞品は、松野町で造られたガラスの兜トロフィー、松野町産のお米30kgと野菜詰め合わせ、四万十川源流と愛媛県産の米を主原料に造られた日本酒(野武士)が贈られました。その土地の特産品が賞品とは、とても嬉しいことです Photo: Sayako IKEDA

 初の愛媛県上陸は、至るところで垣間見たサイクリストへの優しい心遣いと楽しいイベント参加で、大満足な旅となりました。後援である松野町の職員さんも総出で、レースをサポート。主幹の井上靖さんは「来年も開催する予定です。ぜひ皆さん、また松野町へいらしてください!」とおっしゃっていましたので、募集時には要チェックです。近日記事として公開される、夫のレースレポートもお楽しみに。

賞品でいただいた松野産の野菜を、東京の家で調理しました。ペペロンチーノ風そうめんチャンプル、平インゲンの胡麻和え、里芋と高野豆腐の煮物、サラダ。使用した野菜は殆ど松野産。ごちそうさまです! Photo: Sayako IKEDA賞品でいただいた松野産の野菜を、東京の家で調理しました。ペペロンチーノ風そうめんチャンプル、平インゲンの胡麻和え、里芋と高野豆腐の煮物、サラダ。使用した野菜は殆ど松野産。ごちそうさまです! Photo: Sayako IKEDA

 レースが終わった今からでも、まだまだ遅くはありません。これからますます深まる秋の行楽に、サイクリストに優しい街でサイクリングはいかがでしょう。

池田清子池田清子(いけだ・さやこ)

アスリートフード研究家。モデル事務所でのマネジャー経験を生かして2013年夏よりトピーク・エルゴンレーシングチームUSA所属ライダー、池田祐樹選手のマネージメントを始め、同年秋に結婚。並行して「アスリートフードマイスター」の資格を取得。アスリートのパフォーマンス向上や減量など、目的に合わせたメニューを日々研究している。ブログ「Sayako’s kitchen」でも情報を発信中。

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