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バイクインプレッション2016「FELT VR5」 機敏さと振動吸収性を両立させた最新鋭のマルチロードバイク

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 「FELT」(フェルト)は、アスリートの能力を引き出す、質実剛健なフレームを作り続けている、ドイツのバイクブランドだ。今回試乗したのは、最新の2017年モデルとして、「Z」シリーズを踏襲し、発表されたマルチロードバイク「VR」シリーズ。ディスクブレーキと太いタイヤを装着し、シチュエーションを選ばないところが魅力でありながら、ロードバイクの俊敏性を失うことなく、誰でもどこでも楽しめるバイクをコンセプトに誕生したモデルだ。

FELT VR5(フェルト VR5)  Photo: Masami SATOUFELT VR5(フェルト VR5)  Photo: Masami SATOU

FELT VR5(フェルト VR5)
価格:298,000円(完成車、税抜)
サイズ:430、470、510、540、560
カラー:マットカーボン/マーキュリー
問い合わせ先:ライトウェイプロダクツジャパン  https://www.riteway-jp.com/bicycle/felt/

スペック

フレーム:UHC Performanceカーボン
フォーク:UHC Advanced カーボンモノコック
変速機:シマノ・105(F)&(R)
ギヤ:FSA 48×32T、 11-25T(11s)
ホイール:VR19 ディスク(チューブレスレディ)
重量:8.70kg(540サイズ完成車実測値)

スルーアクスル採用のフロントフォークが、ディスクローターとブレーキパッドの接触や変速の狂いも解消。サイズは12mmを採用  Photo: Masami SATOUスルーアクスル採用のフロントフォークが、ディスクローターとブレーキパッドの接触や変速の狂いも解消。サイズは12mmを採用  Photo: Masami SATOU
ストレージボックスを装着するために、ボトルケージと同じアイレットをトップチューブ上端に装備  Photo: Masami SATOUストレージボックスを装着するために、ボトルケージと同じアイレットをトップチューブ上端に装備  Photo: Masami SATOU
安定したブレーキ性能を発揮するディスクブレーキ。チェーンステーのリアエンド付近の扁平形状は、ディスクブレーキのストッピングパワーを受け止めるための設計だ  Photo: Masami SATOU安定したブレーキ性能を発揮するディスクブレーキ。チェーンステーのリアエンド付近の扁平形状は、ディスクブレーキのストッピングパワーを受け止めるための設計だ  Photo: Masami SATOU

インプレッション BY 松尾修作・米山一輝

米山一輝 サイクリスト編集部のエースライダー。数多くのトップ選手を輩出した東京の名門クラブチームで15年の選手経歴を持つ元レーサーで、現在は国内レースを取材で転戦中。身長175cm Photo: Masami SATOU米山一輝 サイクリスト編集部のエースライダー。数多くのトップ選手を輩出した東京の名門クラブチームで15年の選手経歴を持つ元レーサーで、現在は国内レースを取材で転戦中。身長175cm Photo: Masami SATOU

米山 フェルトの新しいマルチロードバイク「VR」は、以前のZシリーズの流れをくむシリーズだが、タイヤがより太く25Cから28Cになったり、ディスクブレーキ専用設計になったりと、ロードバイクの枠を広げる提案がなされているね。

松尾 この手のバイクはオフロード性能を取り入れることで、ロードでの機敏さを失いがちですが、「VR」はダルさを感じることなくスルスルと加速していきますね。オフロード性能とロード性能を兼ね備えた万能バイクでした。

米山 タイヤが太く路面状況に対する安心感は大きい一方で、踏み出しは思いのほか軽く、ホイール周りの重さをほぼ感じなかった。

松尾 そうですね。もっさりとした印象は少ないです。最高速はもちろんコンペティティブロードほどは望めませんが、初速は気にならないレベルです。踏んだ瞬間の進みが良いので、上りも軽快でした。

米山 そして、振動吸収性は高いのに、フワフワというよりカッチリした乗り味が印象的だった。

松尾 剛性感は十分にありますよね。BBの幅が広いので、確保できているのでしょう。チェーンステーは長めで安定感はありますが、機敏さは犠牲にしていないところがよくできています。 乗り心地はシートステーからの突き上げが少なく、良いです。 さらに太いタイヤを履かせることが可能なので、エアボリュームを稼いで一層快適にライドができます。

松尾修作 Cyclistの新人編集部員。元プロロードレーサーでヨーロッパをはじめ、アジアツアーやJプロツアーのレースを転戦した。脚質はオールラウンダーで、剛性が高いバイクよりはしなやかでも伸びのあるバイクを好む。身長175cm Photo: Masami SATOU松尾修作 Cyclistの新人編集部員。元プロロードレーサーでヨーロッパをはじめ、アジアツアーやJプロツアーのレースを転戦した。脚質はオールラウンダーで、剛性が高いバイクよりはしなやかでも伸びのあるバイクを好む。身長175cm Photo: Masami SATOU

米山 ディスクブレーキも幅広い状況に対応できて安心感がある。ダートもあり得るようなルートを走ることも含め、とにかく走りまくることを楽しむような人に合うバイク。

松尾 今回のロケの前に、プレス向けの発表会でカリフォルニアの渓谷のコースを「VR」で走破しましたが、荒れた土の路面でもコントロールしやすい姿勢で、タイヤのすべる感覚を楽しみながらライドができました。ダボ穴が設置されるなど、フレームに拡張性があり、様々なライドに対応できるのもいいですね! オフロード使用にしても良し、通勤使用にしても良しな、様々な楽しみ方ができるバイクでした。

米山 うん。今回の「VR5」は走行性能を楽しみたい人向けのセカンドグレード。でも、シリーズの価格帯の幅が広く、税抜き10万円を切る完成車もあるので、そのあたりは通勤・通学で使いたい人にも良いだろうね。

(編集 齋藤むつみ)

Photo: Masami SATOUPhoto: Masami SATOU

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