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バイクインプレッション2016「CERVELO R3 DISC」 ディスク化を遂げた、タメのある推進力が魅力の硬派な1台

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 空力性能に優れたバイクのパイオニア、サーヴェロは1995年に設立された。ブランド名は「頭脳を持つバイク」の造語であり、デザイン、エンジニアリング、テストを包括的に行なうことで、理想を一貫して追求。エアロダイナミクスと軽量性に優れたハイパフォーマンスなバイクを得意とするブランドとして確固たる地位を確立した。今回試乗したのは、ビッグレースを渡り歩いてきた名車ともいえるR3のディスクブレーキ搭載モデル「R3 DISC」だ。

「CERVELO R3 DISC」(サーヴェロ R3 ディスク) Photo: Masami SATOU「CERVELO R3 DISC」(サーヴェロ R3 ディスク) Photo: Masami SATOU

CERVELO R3 DISC(サーヴェロ R3 ディスク)
価格:720,000円(アルテグラ完成車、税抜)
サイズ:48、51、54、56
カラー:ブラック
問い合わせ先:東商会  http://www.eastwood.co.jp/lineup/cervelo/

スペック

フレーム:Cervélo R3 Disc
フォーク:Cervélo All-Carbon, Tapered R3 Fork for Disc Brake
変速機:シマノ・アルテグラ(F)&(R)
ギア:FSA SLK 52×36T、11-25T(11s)
ホイール:HED・Ardennes Plus GP Disc
重量:7.65kg(54サイズ完成車実測値)

リア周りのコンフォート性能が高いR3の細身のシートステー上には、ブリッジを設けていない Photo: Masami SATOUリア周りのコンフォート性能が高いR3の細身のシートステー上には、ブリッジを設けていない Photo: Masami SATOU
内蔵されるケーブルはダウンチューブの上端にまとまる仕様 Photo: Masami SATOU内蔵されるケーブルはダウンチューブの上端にまとまる仕様 Photo: Masami SATOU
左右非対称形状ののBBライトはフラットマウント規格のディスクブレーキと良く合うデザイン Photo: Masami SATOU左右非対称形状ののBBライトはフラットマウント規格のディスクブレーキと良く合うデザイン Photo: Masami SATOU

インプレッション BY 松尾修作・米山一輝

米山一輝 サイクリスト編集部のエースライダー。数多くのトップ選手を輩出した東京の名門クラブチームで15年の選手経歴を持つ元レーサーで、現在は国内レースを取材で転戦中。身長175cm Photo: Masami SATOU米山一輝 サイクリスト編集部のエースライダー。数多くのトップ選手を輩出した東京の名門クラブチームで15年の選手経歴を持つ元レーサーで、現在は国内レースを取材で転戦中。身長175cm Photo: Masami SATOU

米山 UCIから一度ストップがかかっているロードバイクのディスクブレーキ化だけれど、そう遠くない段階で改めてゴーサインが出る見通しなのだろうから、サーヴェロもレーシングモデルにディスク対応を進めているのだろう。

松尾 調整を心得ていれば、ディスクブレーキのメリットは大きいですね。「R3 DISC」はちょっと硬すぎかなとも思いましたが、低速ではディスクロードらしく、足元の剛性が高く安定感がある走りが可能な、良く走るリアルレーサーでした。

米山 エアボリュームのある25Cのタイヤをセレクトしているんだけど、ボクも硬いバイクだなというのが第一印象。でも、スピードが乗ってくると、安定性や乗り心地がぐっと心地良く感じるのが面白い。ゆったりのんびりというよりは、とにかく速く走るためのバイクだと思う。

松尾 そうですね。ボク好みのバネ感とタメのある伸びやかな剛性感で、高速域に入ると、とにかく推進力を感じました。しっかりとしたBBながら、若干のタメとバネ感があり、体力を考えずに踏みたくなりましたよ。

米山 うん。ただ速く走り続けるにはそれなりの体力は必要だし、脚がなくなった状態で踏み続けるには多少テクニックも要るので、中上級者向けの1台だ。

松尾修作 Cyclistの新人編集部員。元プロロードレーサーでヨーロッパをはじめ、アジアツアーやJプロツアーのレースを転戦した。脚質はオールラウンダーで、剛性が高いバイクよりはしなやかでも伸びのあるバイクを好む。身長175cm Photo: Masami SATOU松尾修作 Cyclistの新人編集部員。元プロロードレーサーでヨーロッパをはじめ、アジアツアーやJプロツアーのレースを転戦した。脚質はオールラウンダーで、剛性が高いバイクよりはしなやかでも伸びのあるバイクを好む。身長175cm Photo: Masami SATOU

松尾 フォーク周りの剛性が高いフレームなのでパワーが必要かもしれませんね。撮影後にそれなりの距離を走ってみたのですが、数人で行った高速ローテーションでのスピード維持もラクでした。仲間からも「明らかにいつもより速い」と言われたので、速く感じただけでなく、実際スピードがでているのでしょう。

米山 一見、オーソドックスな軽量系フレームだけど、エアロダイナミクスや重量と剛性比のベストバランスはサーヴェロの得意分野だからね。

松尾 上りでは、ダンシングの際、フロントフォーク周りの剛性が高すぎるかなと思いましたが、下りのフィーリングはかなり良かったです。速く安定して走ることができます。Rシリーズなので、もっと山向けの印象が強くなるかと思いましたが、平地での調子が良かったことは意外です。限界性能が高いのでぜひレースで使ってみたいですね。

米山 ノーマルブレーキのR3も存続しているけど、ディスクブレーキ仕様になったことでの違和感はなく、スムーズに移行された印象。ディスクロードモデルの選択肢としてはレーサー向けの1台だね。

(編集 齋藤むつみ)

Photo: Masami SATOUPhoto: Masami SATOU

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