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2012 JAPAN CUP“ウィニングバイク”を落札! サクソバンク・ティンコフバンクのアフターパーティー

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 ジャパンカップのロードレースが行われた翌日の22日夜、サクソバンク・ティンコフバンクのアフターパーティーが東京・青山のカフェで開催された。2時間あまりのパーティーでは、主催したサクソバンクFX証券の招待客や、ロードレースファンの一般客らが選手らとの交流を楽しんだ。

宮澤崇史(左から3人目)をはじめとするサクソバンク・ティンコフバンクのメンバー。左から2人目はサクソバンクFX証券の小島和社長宮澤崇史(左から3人目)をはじめとするサクソバンク・ティンコフバンクのメンバー。左から2人目はサクソバンクFX証券の小島和社長

選手と熱い“じゃんけんゲーム”!

宮澤崇史の音頭で乾杯!宮澤崇史の音頭で乾杯!

 午後7時、立食スタイルの会場は、訪れた数十人の熱気であふれかえった。ヨーロッパのプロロードレース取材を長年続けているフォトグラファーの砂田弓弦さんや、ジャパンカップに出走した福島晋一選手(トレンガヌ・プロアジアサイクリングチーム)の姿も。

 今大会でサクソバンク・ティンコフバンクは、20日のクリテリウムで宮澤崇史が1回目のスプリント賞を獲得し、ヤロスラフ・マリチャが優勝。21日のロードレースではラファル・マイカが3位と健闘した。

 パーティーでは、まず司会の白戸太朗さんが選手らを紹介。続いてフィリップ・モデュイ監督が「チームはうまくまとまった」とあいさつし、今大会の成績を評価した。

 選手の周りには、健闘を称える声をかけたり、サインを求めたりする人が列を作った。“じゃんけんゲーム”では選手もじゃんけんに参加して会場を盛り上げる場面も。選手同士のかけ合いや楽しいやりとりは、ジャパンカップで見せたチームワークをうかがわせた。

“じゃんけんゲーム”を楽しむ福島晋一(手前)“じゃんけんゲーム”を楽しむ福島晋一(手前)
前日のレースで3位に入ったラファル・マイカも“じゃんけんゲーム”を楽しんだ前日のレースで3位に入ったラファル・マイカも“じゃんけんゲーム”を楽しんだ

「感触のよい年だった」と宮澤

 今大会に出場した5選手は、いずれもシーズン最後のレースとなった。アフターパーティーでは、長いシーズンを戦い終えた安堵感からか、ビールやワインを片手にリラックスして食事をしていた。選手たちに、ジャパンカップの感想や、シーズン全体を振り返っての思いを聞いた。

21日のジャパンカップで、チームメイトのキャントウェルに牽引役を託して離脱する宮澤崇史(右)。後方のマイカを含む3人が表彰台に立った=宇都宮森林公園、撮影・早坂洋祐21日のジャパンカップで、チームメイトのキャントウェルに牽引役を託して離脱する宮澤崇史(右)。後方のマイカを含む3人が表彰台に立った=宇都宮森林公園、撮影・早坂洋祐

 宮澤崇史は、21日のロードレースで9週目から10週目にかけてみせた必死の“牽き”を「大切な踏ん張りどころだった」と振り返った。ジャパンカップではチームの連携がうまく運んだといい、「今シーズンを振り返ってみても、感触のよい年だった」と、チームの結束力を誇った。

 同レース3位で表彰台に立ったラファル・マイカにとって、2012年は厳しいシーズンだったという。「3、4月は、右ヒザの手術をして杖を使わないと歩けなかった。リハビリなどトレーニングの日々が続き、7月のツール・ド・ポーランドで復帰してからは、ブエルタ・ア・エスパーニャでアルベルト・コンタドールのアシスト役でがんばったよ」とマイカ。

 10月9~13日に行われたツアー・オブ・北京で新人賞を獲得し、手ごたえをつかんで挑んだジャパンカップ。3位という順位に対しては、「2011年はメカトラで下位に沈んでしまったこともあって、嬉しい結果だね」と満足そうだ。また、沿道はまるで“3大ツール”さながらだったと話すマイカに、7万8000人という観客数を告げると、驚きながらも「そんなに多くの人がロードレースに関心があるのに、日本にプロチームが存在しないのは不思議だ。僕の故郷、ポーランドにもないけどね」と続けた。

オフシーズンの始まりをビールで祝うジョナサン・キャントウェルオフシーズンの始まりをビールで祝うジョナサン・キャントウェル

 宮澤と共に、マイカのアシストで奮闘したジョナサン・キャントウェルは、今回のジャパンカップで初来日。日本でのレースの印象は「本当によくオーガナイズされている。コースはきれいだし、進行は時間通り。来年もまたぜひ来たいね」と好印象のようだ。ビールを片手にリラックスしてパーティーを楽しみ、「キリンビールもおいしいよ」と笑顔で付け加えた。キャントウェルは、チームとの契約が2年延長することが決まったという。

 今年が2年目のマッズ・クリステンセンは、気持ちは休暇へまっしぐら。年間のほとんどをレースの遠征などで過ごし、また来年1月にはチーム合宿が始まる選手にとって、この先数週間の“オフ”は大切な人と過ごせる貴重な時間だ。「早く彼女とゆっくりしたい」と話すクリステンセン。レースへのモチベーションをどうやって上げていくのか尋ねると、「いいチームだから簡単なことだよ」と回答。チームへの信頼感は揺るぎないようだ。

豪華な出品に沸いたオークション

 パーティーの中で特に盛り上がったイベントは、東北復興支援のためのチャリティオークション。選手のサイン入りキャップといったグッズから、実際にレースで着用したジャージや、新人賞ジャージといったレアものまで。目玉は、今回のジャパンカップ・クリテリウムで優勝したヤロスラフ・マリチャが使用した“ウィニングバイク”だ。

 サイン入りジャージに5万円の値がつくなど、オークション会場は徐々に“沸騰”。「ツアー・オブ・北京」でラファル・マイカが獲得した新人賞ジャージを落札した男性は、本人にジャージを着せてもらい満足そうだった。

ラファル・マイカの「ツアー・オブ・北京」新人賞ジャージを落札した男性が、本人にジャージを着せてもらう場面もラファル・マイカの「ツアー・オブ・北京」新人賞ジャージを落札した男性が、本人にジャージを着せてもらう場面も
ヤロスラフ・マリチャの“ウィニングバイク”を落札した太田将さんヤロスラフ・マリチャの“ウィニングバイク”を落札した太田将さん

 マリチャの“ウィニングバイク”は、56サイズと大きめのスペシャライズド「S-WORKS TARMAC SL4」。ZIPPのホイールが取り付けられた、正真正銘の本格レース仕様だ。

 司会者が「まずは1万円から…」と言い切らないうちに、「10万円!」の声がかかる。次々に声が飛ぶ中、「39万円」を提示した太田将さん(46)が落札。太田さんは「間違っても乗れません。飾っておきます」と興奮気味にコメントした。

 サクソバンクFX証券の小島和社長は今後、日本でもチームをアピールしていきたい考えで、パーティーを締めくくるあいさつでは「来年もジャパンカップへ招致したい」と意気込みを語った。


文 柄沢亜希 / 写真 柄沢亜希、早坂洋祐(産経新聞社)

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