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動画で見よう「知ってる? マナー&ルール」<4>サイクリング大会に出場するためには? SBAA PLUS認定者に聞くメンテナンスのポイント

by 澤野健太 / Kenta SAWANO
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神金自転車商会でタイヤのチェックをする(右から)森田純一社長、宮澤崇史さん、丹羽なほ子さん Photo: Kenta SAWANO神金自転車商会でタイヤのチェックをする(右から)森田純一社長、宮澤崇史さん、丹羽なほ子さん Photo: Kenta SAWANO

 スポーツ用自転車を安全で快適に楽しむ方法をお伝えする動画連載「知ってる? マナー&ルール」。4回目は、いよいよサイクリング大会やホビーレースに出てみたくなった人のために、参加に向けて準備する方法を紹介する。前回に続き、元プロロードレーサーの宮澤崇史さん、モデルでトライアスリートの丹羽なほ子さんが登場。東京・調布市の「神金自転車商会」を訪問し、プロの整備士SBAA PLUS(エスビーエーエー・プラス)の資格を持つ森田純一社長にアドバイスを聞いた。

きちんと整備された自転車で出場

 サイクリングイベントに参加する際、きちんと整備された自転車で出場することは、安全を確保する上でも、快適に走るためにも大切なマナーだ。特に、遠方の大会会場に出場するため、自転車を運ぶ際にホイールを外したり組み立てたりする時に
トラブルは起こりやすい。そんなリスクを念頭に置いて、森田さんがいくつかのポイントを指摘してくれた。

■大会出場時のメンテナンスのポイント

<1>タイヤの表面を触ってチェック
<2>輪行ではリアディレーラーハンガーに注意
<3>ブレーキの効き具合はアジャスターボルトでも調整できる

<1>タイヤの空気圧を管理できるようになれば、次に気をつけてほしいポイントがタイヤの表面のチェック。磨耗しすぎていないか、亀裂がないか、とがったものが刺さっていないか―などを確認すれば、走行中のパンクを事前に防ぐことができる。

<2>自転車のホイールを外し、袋に詰めて電車などで運ぶ「輪行」では、リアディレーラー(変速機)のブラケット(フレームにとりつける部分)が曲がるトラブルが起きやすい。ディレーラーがどのようにフレームに装着されているか、事前によく確認しておくことが大事だ。変速機の調整はサイクルショップなどの専門家に任せたほうがいい。

リアディレーラーは輪行時にホイールを外すとむき出しになるので気をつけたい Photo: Kenta SAWANOリアディレーラーは輪行時にホイールを外すとむき出しになるので気をつけたい Photo: Kenta SAWANO
アジャスターを使ったブレーキの調整はビギナーにも有効だ Photo: Kenta SAWANOアジャスターを使ったブレーキの調整はビギナーにも有効だ Photo: Kenta SAWANO

<3>ブレーキの効きが甘いというトラブルでは、遠征先などでアーレンキーなどの工具を持っていなくても、アウターケーブル先端の調整機構「アジャスターボルト」を締めることで応急的な調整ができる。また、ブレーキシューの磨耗の具合も、自分で常にチェックしておくべきポイントだ。

■大会出場に向けて必要な装備の例

<1>ヘルメット、グローブ、アイウェア、ボトル、ウィンドブレーカー
<2>交換用チューブ、パンク修理セット、調整用工具(アーレンキー等)、携帯用エアポンプ、輪行袋

最初に揃えたいヘルメットやグローブ、ボトル。遠征のためには輪行袋も購入したい Photo: Kenta SAWANO最初に揃えたいヘルメットやグローブ、ボトル。遠征のためには輪行袋も購入したい Photo: Kenta SAWANO
サドルバッグには、チューブやタイヤレバー、携帯用空気入れを準備 Photo: Kenta SAWANOサドルバッグには、チューブやタイヤレバー、携帯用空気入れを準備 Photo: Kenta SAWANO

気軽に相談できるSBAA PLUS認定者

 優秀な整備士であるSBAA PLUS認定者は、メンテナンスだけでなく、サイクリングライフを楽しむための相談にものってくれる。「最初にどんなアクセサリーを揃えればいいか」「どんなサイクリングイベントに出たら楽しい?」といった疑問は、気軽に聞いてみよう。

 森田さんは、「最近では大会の公式ホームページや、Cyclistのような自転車情報サイトで身近な大会を調べられるようになりました。またお店には大会の案内チラシもあります。私たちが皆さんのレベルに合わせた大会をお勧めできます」と話し、SBAA PLUS認定者のいるショップに相談するよう呼びかけた。

整備した自転車に貼られたSBAAマーク(上)と
SBAA PLUSマーク Photo: Kenta SAWANO整備した自転車に貼られたSBAAマーク(上)と
SBAA PLUSマーク Photo: Kenta SAWANO
神金自転車商会に飾られた信頼のSBAA PLUS認定証 Photo: Kenta SAWANO神金自転車商会に飾られた信頼のSBAA PLUS認定証 Photo: Kenta SAWANO
信頼のSBAA PLUSロゴの入ったワークシャツを着て整備する神金自転車商会の森田社長 Photo: Kenta SAWANO信頼のSBAA PLUSロゴの入ったワークシャツを着て整備する神金自転車商会の森田社長 Photo: Kenta SAWANO

SBAA(エス・ビー・エー・エー)マークとは

安全で高品質な自転車を目指し、自転車協会がスポーツ用自転車先進国のヨーロッパのEN規格をベースに、日本の道路事情や日本人の体格に合わせ、制定したスポーツ用自転車の安全基準。基準をクリアした自転車に貼られるのが「SBAAマーク」だ。2014年7月にEN規格とISOが完全整合され、本基準は国際規格のISO4210がベースになった。

SBAA PLUS(エス・ビー・エー・エー プラス)マークとは

一定の実務経験を積み、自転車協会が「十分な技量を有する」と判断する販売者が、協会主催の講習会を受け、試験に合格すると「SBAA PLUS」の認定を受けることができる。また「SBAA PLUSマーク」は認定者がスポーツ用自転車の整備基準に基づいたメンテンスを行うごとに自転車に貼ることができる「メンテナンスマーク」だ。

◇         ◇

 ※動画連載「知ってる? マナー&ルール」は、安全・安心で環境に優しいスポーツ用自転車の証「スポーツBAAマーク制度」を制定している「一般社団法人 自転車協会」のサポートを受けて取材しています。

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