スマートフォン版はこちら

サイクリスト

新製品情報ピナレロが2015年ラインナップを発表 新登場のドグマF8を7月から販売

  • 一覧

 ピナレロ・ジャパンは、東京都内で開いた展示会で、2015年モデルのラインナップを明らかにした。5月に発表された「DOGMA F8」(ドグマF8)を頂点に、ロードバイクは完成車10万円台まで幅広いモデルを揃える。ドグマF8はすでに一部サイズが国内入荷しており、すぐに出荷が始まるという。

DOGMA F8 (950 Naked Red)DOGMA F8 (950 Naked Red)

最新カーボン素材を採用 エアロ性能も向上したドグマF8

トップチューブには誇らしげに「TORAYCA」のロゴが入るトップチューブには誇らしげに「TORAYCA」のロゴが入る

 ドグマ65.1の後継となるスーパーハイエンドロードとして登場したドグマF8は、いよいよその全貌が明らかになった。従来モデルのドグマ65.1に対し、空気抵抗の低減、剛性アップ、軽量化を推し進めながら、「ピナレロ・ハンドリング」と呼ばれる操作性の高さを維持することが、開発のコンセプトとなっているという。

 6月のUCIワールドツアー「クリテリウム・ドゥ・ドーフィネ」で実戦投入されると、最初のレースとなる第2ステージでいきなりクリストファー・フルーム(チーム スカイ)がステージ優勝を飾り、そのポテンシャルの高さを証明した。

 カーボン繊維には東レの最新素材「T1100 1K」を採用。ずば抜けた重量比強度を誇り、最新旅客機であるボーイング787に採用されている「T800 S」と比較して強度と弾性が10%向上しているという。次世代航空機のために開発されたという素材を、いち早くピナレロのフラッグシップに採用。これによりドグマ65.1に比べ、フレーム・フォーク合わせて120グラムの軽量化を実現している。

 空力性能の最適化では、UCIプロチーム「チーム スカイ」と、英国の自動車メーカー「ジャガー」が共同開発。CFD(計算流体力学)や風洞実験の結果、卵型の断面の後ろ側を切り落とす「フラットバック」を採用。ボトルケージの位置を下げたり、リアブレーキ周りのフレーム形状を工夫することで、空気抵抗の低減に成功している。また、角型形状のフラットバックは、横剛性の向上にも寄与している。

後ろ側を切り落とした断面形状「フラットバック」を採用後ろ側を切り落とした断面形状「フラットバック」を採用
レイアウトと形状を工夫することで、リアブレーキ部分の空力ロスを抑えているレイアウトと形状を工夫することで、リアブレーキ部分の空力ロスを抑えている

 ピナレロバイクの特徴だったONDA(オンダ)フォークは、新たに「オンダF8フォーク」へと生まれ変わった。正面から見て左右に張り出したフォルムは、ホイールのスポークとフォークとの間の隙間を広げ、乱気流の発生を抑制している。従来のオンダ2フォークに比べ空気抵抗を54%ダウンし、10%の軽量化を実現している。

 ドグマF8はフレームセット販売で64万8000円(税抜)。全9色のラインナップのうち、「950 ネイキッドレッド」の一部サイズが先行して入荷が始まっており、8月頃には全サイズが入荷する予定。その他のカラーに関しては2014年末以降のデリバリー予定となっている。

DOGMA F8 (950 Naked Red)DOGMA F8 (950 Naked Red)
DOGMA F8 (Naked Silver)DOGMA F8 (Naked Silver)
DOGMA F8 (952 Team SKY)DOGMA F8 (952 Team SKY)
DOGMA F8 (956 Red)DOGMA F8 (956 Red)
DOGMA F8 (952 Carbon Red)DOGMA F8 (952 Carbon Red)
DOGMA F8 (954 White)DOGMA F8 (954 White)
DOGMA F8 (957 BoB)DOGMA F8 (957 BoB)
DOGMA F8 (953 Black Yellow Fluo)DOGMA F8 (953 Black Yellow Fluo)
DOGMA F8 (955 Titan)DOGMA F8 (955 Titan)

全モデルで伝統的なイタリアンBBに回帰

BBは全モデルがイタリアンBBに回帰したBBは全モデルがイタリアンBBに回帰した

 ピナレロは2015年モデルより、ボトムブラケット(BB)が全モデルで、ねじ切りの伝統的なイタリアンBBとなる。これまで一部モデルで圧入式のプレスフィットBBを採用していたが、旧来の方式へと回帰する形だ。

 これはチーム スカイのメカニックや一般販売店から、メンテナンス性や信頼性に関して、ネジ切りタイプの方が好ましいというフィードバックがあり、また実際の組み付け時の剛性についても、ネジ切りタイプの方が優れていることが分かったためだという。

幅広い2015年モデル

 スーパーハイエンドとして登場するドグマF8とともに、従来のドグマ65.1(フレーム税抜59万9000円)も販売が継続される。またこれらに次ぐ「PRINCE」(プリンス、フレーム税抜36万5000円)は、ドグマ65.1と同じモールド(型)を使用しながら、カーボン素材を60HM3Kに置き換えたモデル。ドグマ65.1と比べフレーム価格で4割程度安く、完成車(税抜46万5000円~)も用意されるなど、高性能と高いコストパフォーマンスを両立している。

 ミドルクラスの「MARVEL」(マーベル、完成車税抜33万1000円~)に大きな変更点はないが、他のモデルと同様にBBがイタリアンとなる。また「RAZHA」(ラザ、完成車税抜25万3000円)はマーベルと同じモールドとなり、カーボン素材のみ異なる兄弟モデルとなった。両モデルとも、女性向けの「EZ-Fit」(イージーフィット)をラインナップする。

PRINCE (919 Black Orange Fluo)PRINCE (919 Black Orange Fluo)
MARVEL EZ-Fit (940 Violet)MARVEL EZ-Fit (940 Violet)
RAZHA (928 Black Red)RAZHA (928 Black Red)

 エントリークラスはアルミ・カーボンハイブリッドの「NEOR」(ネオール、完成車税抜19万9000円)が新色で継続。また新たにアルミフレームで完成車価格13万4000円(税抜)の「PRIMA」(プリマ)が加わった。ともにONDAカーボンフォークが組み合わされる。

 グランフォンドモデルはスーパーハイエンド「ドグマK」(フレーム税抜59万9000円)が、シートチューブがドグマ65.1と同様のエアロ形状となった。新登場のミドルクラス「RAZHA K」(ラザK、完成車税抜25万3000円)は、兄貴分となる「ROKH」(ロク、完成車税抜33万1000円)と同じモールドを使用しつつ、カーボンの素材を変更してコストパフォーマンスを高めた。

PRIMA (944 Black)PRIMA (944 Black)
RAZHA K (931 Black Red)RAZHA K (931 Black Red)
MERCURIO DISC (943 Naked)MERCURIO DISC (943 Naked)

 またミドルクラスロードの新提案として、「MERCURIO DISC」(メルキュリオ ディスク、完成車税抜22万円)が新登場。コンフォート向けのジオメトリーで作られたフルカーボンロードで、メカニカルディスクブレーキを装備。ツーリングに対応するキャリアダボも装備されており、汎用性の高いモデルとなっている。

(レポート 米山一輝)

現在募集中のイベント情報

関連記事

この記事のタグ

ピナレロ 新製品情報

  • 一覧

新着ニュース

もっと見る

ピックアップ

イベント情報:御神火ライド

スペシャル

ソーシャルランキング

インプレッション

インプレッション一覧へ

連載