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バイクインプレッション2014「MASI SPECIALE CX」 景色を楽しみながら走るのに最適な、装飾も美しいシクロクロスバイク

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 1949年に創業したイタリアの老舗ブランド「MASI」(マジィ)。創業者のフェリアロ・マジィが作成したスチールフレームは、欧州の名立たるビッグレースを駆け抜け、成功と歓喜を味わってきた。レースマシンとしては、近年、カーボンフレームがその大部分の役割を担っているが、マジィのラインナップには今もなお細身のトラディショナルなものがずらりと並ぶ。「SPECIALE CX」もクロモリ製の1台だ。

「MASI SPECIALE CX」(マジィ スペシャーレ CX)「MASI SPECIALE CX」(マジィ スペシャーレ CX)

「MASI SPECIALE CX」(マジィ スペシャーレ CX)
価格:110,000円(完成車、税抜)
サイズ:47cm、49cm、51cm、53cm、56cm
カラー:Granite
問い合わせ先:東商会 http://www.eastwood.co.jp/lineup/masi/

スペック

フレーム:Masi 100% crmo w/ rack & fender mounts
フォーク:Masi lugged crmo w/ canti bosses, lowrider rack & fender mounts
変速機:シマノ・Claris(F)&(R)
ギヤ:FSA Tempo 52×42×30T、11-32T(8s)
ホイール:Weinmann SEC 16 32H リム、アルミハブ、ステンレススポーク
重量:N/A

前後のカンチブレーキはテクトロ製のOryxを採用。フレームはフェンダーやキャリヤの取り付けに対応する前後のカンチブレーキはテクトロ製のOryxを採用。フレームはフェンダーやキャリヤの取り付けに対応する
肉抜き加工や刻印など丁寧でクラシカルなラグ仕様のフォークが、全体の印象を引き締めている肉抜き加工や刻印など丁寧でクラシカルなラグ仕様のフォークが、全体の印象を引き締めている
前後変速機、そしてコントロールレバーは、シマノのグループコンポーネント、ソラの下にあたる2000番代のクラリスを採用前後変速機、そしてコントロールレバーは、シマノのグループコンポーネント、ソラの下にあたる2000番代のクラリスを採用

インプレッション BY 松尾修作・米山一輝

米山一輝 サイクリスト編集部のエースライダー。数多くのトップ選手を輩出した東京の名門クラブチームで15年の選手経歴を持つ元レーサーで、現在は国内レースを取材で転戦中米山一輝
サイクリスト編集部のエースライダー。数多くのトップ選手を輩出した東京の名門クラブチームで15年の選手経歴を持つ元レーサーで、現在は国内レースを取材で転戦中

米山 カンチブレーキを装備して太いタイヤを履かせた「SPECIALE CX」は、ジャンルとしては車種名のとおりシクロクロスになるね。ただ競技志向ではなく、オンロードを走るツーリングや普段使いのバイクというイメージだ。

松尾 近年のマジィは全体的なコーディネーションが、新しいバイクファンからも受け入れられています。この試乗車の色も決して派手ではないけれど、渋いカラーがいい雰囲気を醸し出していましたね。

米山 見た目が良いね。

松尾 乗ってみるとシクロクロスというだけあって、フレームサイズよりも大きく感じました。走り自体は、純粋なロードバイクのような俊敏さはありませんが、それ自体も味になっていて、のんびり走るならピッタリだと思いました。

米山 そういう使い方として考えれば、全体的にちょっと重い加速も許せる。ただ、38Cという太いタイヤを装備しているのに、乗り味に硬い印象が強かったのは、良くも悪くもタイヤ自体の性能にあったと思う。タイヤは乗り心地の良いものに変えたい。

松尾修作 Neilpryde - Men's Club Pro Cyclingに所属し、キャプテンを務めるプロロードレーサーで、脚質はオールラウンダー。埼玉県・若葉駅近くでバイクサロン「SAKURAMENT」を経営する松尾修作
Neilpryde - Men's Club Pro Cyclingに所属し、キャプテンを務めるプロロードレーサーで、脚質はオールラウンダー。埼玉県・若葉駅近くでバイクサロン「SAKURAMENT」を経営する

松尾 ボクはコンフォート性能は期待以上に良かったと思いますよ。ざっと90点!という印象です。それから、飛ぶように速いわけではないですが、価格とこのジャンルでで考えたら、意外に上りでのフィーリングが良かったです。手で持つと車体は重いですが、ロングツーリングなどで坂道が出てきても楽しく走り越えていけそうです。

米山 なるほど。価格とルックスは魅力的だけれど、個人的には走りはイマイチ好みではないかな。速く走ろうと考え過ぎなのかもしれないけれれど。

松尾 分かれましたね、ボクは結構好きです。カンチブレーキの効きは良くないので、峠の下りを攻めるようなバイクではありませんが、そもそも速度域は高く設定していないし、のんびりとどんな道でも楽しく走れるバイクだと思います。それから、フォークの肩部分にある装飾や、ヘッドバッジのひと手間にとても魅力を感じましたよ。

米山 好みが分かれるバイクというのも、バイクの個性が出ていて良いね。こんな風に乗ったら楽しいとか、ここが良い!というのが逆に際立つようだよ。

TEXT BY 齋藤むつみ / PHOTO BY 佐藤正巳


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