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湘南ベルマーレシクロクロス 2013-14第2戦はアップダウンの激しい難関コースに悪戦苦闘 C1は“カズ”山本和弘が終盤に独走V

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アップダウン激しいコースを制したのは、MTB出身の山本和弘。得意の下りで勝負を決めたアップダウン激しいコースを制したのは、MTB出身の山本和弘。得意の下りで勝負を決めた

 関東で行われるシクロクロスのシリーズ戦「湘南ベルマーレシクロクロス 2013-14」の第2戦が12日、神奈川県中井町で開催され、ダブルエントリーできる60分エンデューロも含め、のべ260人が参加。アップダウンの激しいコースに悪戦苦闘しながら、神奈川に生まれた新たなシクロクロスコースを楽しんだ。カテゴリー1では、武井亨介(チーム・フォルツァ!)と一騎打ちを繰り広げた“カズ”山本和弘(C PROJECT)が優勝。女子の部は全日本チャンピオンの宮内佐季子(Team CHAINRING)が連勝を飾った。

激しいコースに「抜きます!」「先行って!」

 “湘南クロス”の第2戦の舞台は、シリーズ初登場となる中井中央公園。特設コースは全長2kmに満たないものの、小高い丘にある中井中央公園の地形を活かした高低差のあるレイアウトが特徴だ。周回の序盤から上りが登場し、そこから先は、落ち葉に覆われていたり、泥でスリッピーだったりとテクニカルな長い下りが続く。スタート、ゴール地点が設置された野球場の外周以外は、ほとんどがアップダウンの連続というハードなコースで、第1戦より難易度の高い設定となった。

100mを超える巨大な滑り台の下をくぐり抜ける下りセクションも100mを超える巨大な滑り台の下をくぐり抜ける下りセクションも

 そんななかで行われるレースに、出場選手たちは悪戦苦闘。初心者向けのカテゴリー4では、「きつい、きつい」と苦笑いしながらバイクを押して坂を上る選手も見られた。下りの難しい階段セクションでは、担いで降りる選手、乗ったまま下っていく選手などさまざま。前方の選手をパスしにくい狭い道も多く、所々で「抜きます!」「先行って!」といったやりとりが交わされた。

スタートしてすぐ、野球場外周から上りに突入。勾配のきつさに、いきなりバイクを押して上る選手もちらほらスタートしてすぐ、野球場外周から上りに突入。勾配のきつさに、いきなりバイクを押して上る選手もちらほら
見晴らしのいい中井中央公園が舞台見晴らしのいい中井中央公園が舞台

パンクしたまま最終周回を独走

訪れたファンからは熱い声援が飛んだ訪れたファンからは熱い声援が飛んだ

 カテゴリー1には、辻善光(Team Zenko 湘南ベルマーレ)やAJOCCランクで2位につける小坂正則(スワコレーシング)、池田祐樹(Topeak/Ergon/Canyon)、武井亨介(チーム・フォルツァ!)、そして山本ら有力選手が出場。スピード感あふれるレース展開は、ファンだけでなく、公園に遊びに来ていた子供たちや家族連れの注目も集めた。

 レースは坂の多いコースの影響か、1周目からバラつき始め、まず小坂、山本、武井の3人がリード。辻らが続く展開になるが、先頭3人と後続の差は周回を重ねるごとにみるみる開いていった。

序盤、先頭パックをリードした小坂正則序盤、先頭パックをリードした小坂正則
終始先頭でレースを展開した山本和弘(右)と武井亨介終始先頭でレースを展開した山本和弘(右)と武井亨介

 レース中盤に入ると先頭パックから小坂が遅れ、山本、武井の一騎打ちに。お互いにぴったりと離れずレースを展開した。ハードなコースのため、落車によってペースを落とす選手、リタイアする選手が続出したが、さらに先頭2人が圧倒的なペースを維持したため、大半の選手が足きりに。スタート時に43人いた選手は、11人にまで絞られてしまった。

武井亨介を突き放した山本和弘武井亨介を突き放した山本和弘

 ラスト2周となる13周目、「MTB出身の自分に向いているコース」という山本が下りでアタック。下りの途中で前輪がパンクするトラブルに見舞われながらも、武井に対して約10秒の差を奪って最終周回へ突入した。パンクのため「ラスト1周は丁寧にいった」という山本だが、それまでとほぼ同じラップタイムで走り切る圧巻のパフォーマンスを見せ、満面の笑みとガッツポーズで優勝を飾った。

会心の勝利を喜ぶ“カズ”こと山本和弘。レース後には、「幸先のいいシーズンスタートになった」とうれしそうに語った会心の勝利を喜ぶ“カズ”こと山本和弘。レース後には、「幸先のいいシーズンスタートになった」とうれしそうに語った

クラブチームもユースも楽しんだエンデューロ

 幸先よくシーズンのスタートを切ったカズは、「ラスト2周でアタックすることは決めていた。高低差があるテクニカルなコースで、自分の持ち味を発揮できた」と喜んだ。また、公園でのレース開催について、「子どもたちに自転車競技を見てもらえてよかった」とこの大会の意義を語った。カズは2月8、9日に東京・お台場海浜公園で開催される「シクロクロス東京2014」へ出場も決まっており、その後はロードレースに集中する予定。Jプロツアーでの勝利を狙っていく。

難関コースに苦しみながらも、足の違いを見せた宮内佐季子難関コースに苦しみながらも、足の違いを見せた宮内佐季子

 5周回で行われた女子・マスターズの部には、湘南クロス第1戦を制した宮内が登場。厳しいコースに、序盤から息を切らせながらの走りとなったが、それでも終始リードを堅持。2位以下に大差をつけて連覇を果たした。

 60分エンデューロは、1~3人によるチームの混走で行われ、マスターズの選手や女子選手、大会を主催する湘南ベルマーレサイクルのクラブ、ユースチームの少年たちも参加。途中で休みながら60分を目前にして最終周に突入する選手も現れるなど、思い思いの走りを楽しんだ。

60分エンデューロでは、それぞれが自分のペースでレースを楽しんだ60分エンデューロでは、それぞれが自分のペースでレースを楽しんだ
ピットでは、バトン代わりの計測タグを外すのに苦戦する姿もピットでは、バトン代わりの計測タグを外すのに苦戦する姿も

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