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バイクインプレッション2013「PINARELLO DOGMA 65.1 K THINK2」 下りや荒れた路面で安定感に優れた、もう1台の旗艦モデル

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 ピナレロのフラッグシップに君臨するドグマは、世界のレースシーンでプロレーサーから大きな信頼を集めている。そのSUVバージョンともいわれる「DOGMA 65.1 K THINK2」がフルモデルチェンジを果たした。快適さとパフォーマンスを妥協なくバランスさせるため、フレームには非対称なセクションが設けられ、シートチューブとヘッドアングルの角度がわずかに変えられた。北のクラシックに対応すべく生み出されたジオメトリーは、ロングライドでもその性能を発揮することだろう。

「PINARELLO DOGMA 65.1 K THINK2」(ピナレロ ドグマ 65.1 K シンク2)「PINARELLO DOGMA 65.1 K THINK2」(ピナレロ ドグマ 65.1 K シンク2)

PINARELLO DOGMA 65.1 K THINK2(ピナレロ ドグマ 65.1 K シンク2)
価格:561,000円(フレームセット)
サイズ:42SL、45SL、48.5SL、51SL、52SL、53SL、54SL、55SL (C-C)
カラー:ブラックマットレッドシャイニー、ブラックマットホワイトシャイニー
問い合わせ先:ピナレロジャパン http://www.riogrande.co.jp/pinarello_opera/

スペック

フレーム:Carbon Torayca® 65HM1K Nanoalloy®
フォーク:Onda™ K Carbon 65HM1K 1” 1/8 1” 1/2 integral system
変速機:シマノ・デュラエース(F)&(R)
ギヤ:シマノ・デュラエース 50×34T
ホイール: フルクラム・レーシングゼロ
重量:N/A

北のクラシック用ドグマとして、フルモデルチェンジを果たしたこのモデルは、「Century Ride™ Carbon 65HM1K」素材を採用したリヤステーが特徴的だ北のクラシック用ドグマとして、フルモデルチェンジを果たしたこのモデルは、「Century Ride™ Carbon 65HM1K」素材を採用したリヤステーが特徴的だ
「ドグマ 65.1 シンク2」と同様の素材を採用したフレーム。BB周辺にはリブ加工が施されている「ドグマ 65.1 シンク2」と同様の素材を採用したフレーム。BB周辺にはリブ加工が施されている
いち早く左右非対称フレームを導入し、市場に定着させたピナレロだが、このモデルはデザインも非対称。左側面には「DOGMA」と入り、カラーリングも異なるいち早く左右非対称フレームを導入し、市場に定着させたピナレロだが、このモデルはデザインも非対称。左側面には「DOGMA」と入り、カラーリングも異なる

インプレッション BY 松尾修作・米山一輝

松尾修作 バックスレーシング ウィズ 埼玉所属。Jプロツアーに参戦するレーサーで、脚質はオールラウンダー。スイスでのレース活動経験も持つ松尾修作
バックスレーシング ウィズ 埼玉所属。Jプロツアーに参戦するレーサーで、脚質はオールラウンダー。スイスでのレース活動経験も持つ

米山 ドグマはイタリアの名門ブランド、ピナレロのフラッグシップモデル。ノーマルのドグマと、悪路専用のドグマKと、それからそれぞれにディスクブレーキ仕様のHYDROタイプが用意されている。

松尾 ドグマはもともと好きなタイプのロードバイクでした。結論から言うと、ドグマKは荒れた道を走ることを得意とするセッティングをしつつも、ドグマの特性を上手く残していました。剛性は全体的に高いですが、少ししっとりとした印象もあります。重心は低めに狙っているのだろうと感じました。

米山 うん、このくらいの剛性感が好きだったな。全体のバランスもとても良く、加速も物足りなさを感じることはない。とにかく安定していて、峠の下りで上着が着替えられると思うくらいだった。それでいて運動性能も高いから不思議だよ。

松尾 そうですね。安定感は抜群でした。加速はずば抜けてという感じではなく、振りの良さはさすがにノーマルのドグマの方が良かったと思います。ただ、このフレームのコンセプトである、石畳の路面で飛ばしても安定して、カラダに優しそうな乗り心地の良さは長距離のツーリングに使いたい人には快適に走れるので良いでしょうね。

米山 本物のレースバイクとして考えれば、コンフォート性能に関しては十二分。上り良し、下りはものすごく良しで、個人的には文句をつけるポイントがないな。あとは値段に納得できるかどうかでしょう。

米山一輝 数多くのトップ選手を輩出した東京の名門クラブチームで15年の選手経歴を持つ元レーサー。現在は国内レースを取材で転戦中米山一輝
数多くのトップ選手を輩出した東京の名門クラブチームで15年の選手経歴を持つ元レーサー。現在は国内レースを取材で転戦中

松尾 ノーマルのドグマと価格は同じですね。また、ドグマとの比較になってしまいますが、滑らかな路面を走っている時に、ドグマKのほうはもう少しパリっとしてもいいかなと思ったんです。でも、悪路を走ってみて納得しました。手首や首への負担が少なくなると思います。フロントが落ち着いていて、リアは安定してしっかりと地面をとらえます。

米山 そうだね。荒れた道と下りが得意なバイク。改めて、トップレーサーが使用する機材を買えてしまうんだなと思ったよ。レースでは最終的にスプリントの展開にもなるでしょう。その辺りはどうだった?

松尾 決してもっさりしているフレームではないので、スプリントやアタックのようなシチュエーションでもよく走るバイクだと思いましたよ。

米山 これほど安定性と運動性能を両立させられるとは。ハイレベルな1台だったね。

TEXT BY 齋藤むつみ / PHOTO BY 佐藤正巳


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